Chapati with Omlet
ウガンダでお好み焼きを食べる方法

2012.1.5 / Uganda(Masaka~ルトボガ) 本日 自転車71km走行 : Total 36574km走行
天気:晴
朝飯→オムレツ+チャパティ 昼飯→チャパティオムレツ 夕飯→チャパティオムレツ / 宿→Panorama Camping Safaris(ツイン一人30000ウガンダシリング)

(English)
 Today I run with my friend's cyclist. We run on the Sese Island.



 チャリダーのリンさんと、ニュートピアを一緒に出てマサカまで戻ってきまして。さて、ここマサカからはいくつかの選択肢があり・・・悩みどころ。ここから、ルワンダ方面に行けば、ゴリラやチンパンジーと会えたり、ブニュニ湖を見れたり、ピグミー族の人たちと会えたりできるし、さらに、ルワンダに入っちゃえば、虐殺記念館を見たりできるんですが・・・なんか、ニュートピア生活を送ったら、いろんな意味で心が充足感で満たされちゃってまして。ちょっと前までは行きたい見たいと思っていたこれらのことは、もうすっ飛ばしちゃっていいかなって気分になっちゃいまして。

 ということで、これからカンパラに戻るというリンさんと一緒に走って、オイラもカンパラに戻ろうかな、と。ただ、行きと同じ道でカンパラに戻っても面白くない。リンさんが、「ビクトリア湖に浮かぶセセ諸島を経由していけば、フェリーでエンテベ(カンパラ近くの空港のある町)まで行けるらしいよ」と言っていたので、そのルートでカンパラに向かうことに。

 マサカのちょっと先から脇道に入り、ひたすら未舗装道を走り続ける。セセ諸島に向かうフェリーの出発時刻がロンプラには12時と書かれていたので、それに間に合うように気合を入れて走り、11時過ぎに間に合うようにフェリー乗り場には到着できたのですが・・・12時直前に到着したフェリーには、乗船の兆しがない。「12時発って聞いたんですけど・・・」と、入り口でガードをしているおじさんに聞いたところ「フェリーは14時発だ」と。

 ああ、やっぱり船って出発は遅れるもんなのねん・・・

 暑い中、フェリー待ち。13時半頃、ようやく乗船が開始されたフェリーは、フリーの渡し船ってことだからか、とにかく人や車、荷物がいっぱい詰め込まれた。オイラたちの自転車も、荷物の脇に乗せてもらう。そんなフェリーに揺られること1時間弱、ようやくセセ諸島に上陸。フェリーから見た感じでは、割と平らな島々に見えたので、自転車で走りやすいかな、なんて思ったのですが・・・実際走ってみたら、アップダウンが連続するタフな道がひたすら続きまして。自転車で走るのは、そりゃもう大変。

 ただ、島の雰囲気はいい感じ。ビクトリア湖湖畔では全然見ることのなかった植物が生えていたり、ジャンプする猿が道端を跳ね回っていたり。そこら中にジャックフルーツの木が生えていて、あちこちにジャックフルーツがなっていたり。すれ違う人々もなんだか、ノンビリした感じ。これが、島時間ってやつなのかな。

 さて、リンさんとペアランをしてるものの、スピードでは全然追いつけないオイラ。リンさんには先に走っていってもらい、適当なところで、オイラが追いつくのを待っててもらうというスタイルでペアランを展開。

 で、いつものように、先に行ったリンさんが、屋台の横で待っているのを発見。オイラも止まって、リンさんの方に行ってみると、屋台ではおいしそうなオムレツが焼かれている。「おお、コレはおいしそうじゃないですか」「うん、これをチャパティに巻いてもらうんですよ」と。え・・・オムレツをチャパティに巻いてもらう???そんな食べ方があったのか、と、オイラも同じものを作ってくれるように、おじさんにオーダー。

 卵二個を溶き、その中にみじん切りにしたキャベツと適当なサイズに切り分けたトマトを混ぜて、鉄板で焼く。ここまではオムレツの作り方。で、このオムレツをひっくり返した時に、上にすでに焼いてあるチャパティを重ねる。オムレツの裏面が焼けたら、ひっくり返して、またチャパティを重ねる。こうして、二枚のチャパティに挟まれたオムレツができるわけだが、これをクルクルっと巻いて、食べやすいように、適当なサイズにカットして出来上がり。さてさて、これを食べてみると・・・食材から推測できると思うんですが、これ、まんまお好み焼きなワケですよ。おたふくソースなんてかけちゃったら、もう完璧にお好み焼き。いやぁ、ウガンダでお好み焼きが食えるとは・・・っていうか、このチャパティの食べ方は、癖になりそうだ。めっちゃ、美味い。

 そんなお好み焼きチャパティオムレツで腹を満たして、なんとか島反対側にあるフェリー乗り場へ辿り着いた。最初のフェリーが予定通り12時発だったら、二時間くらい島を楽しむ予定だったのに・・・フェリー出発が遅れたために、目的地に辿り着いた時には、もう日暮れ時。宿にチェックインしてシャワーを浴びて、すっかり暗くなってしまった。島を楽しむ時間的余裕もなく・・・とりあえず、飯を食いにいきますか、と、飯を食いに外へ。

 レストランらしきものを探したのだが・・・食材がなくなったので、今日の料理は終わりとか言われて、食べるものがない。ああ、島を楽しめないどころか、飯もろくに食べることができないのか・・・なんてこったセセ諸島と思っていたところで目に入ってきたのは、チャパティを焼いている屋台。鉄板の隣には、卵が山積みされていて・・・リンさんと顔を見合わせ「また、チャパティオムレツにしますか」と。

 チャパティオムレツが気に入っちゃったオイラ、調子に乗って3つも頼んじゃったんだけど・・・よくよく考えたら、今日は朝飯もオムレツとチャパティのセットだった。ってことは・・・今日は一日、チャパティとオムレツだけですませちゃったってことになる。つまり、食べたのは、卵10個と、チャパティ10枚・・・チャパティはいいとして、卵は食べすぎたんじゃね?