(English)
I left from Addis Ababa by air. I'll travel north Ethiopia with bicycle.
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さて、ようやく本日、アディスを出発する。向かうはメケレという町。前の日記にも書いたけど、飛行機で一気に飛んでしまうのだ。で、メケレに着いたら、ダナキルという場所に行こうと、張り切っていたのだが・・・昨日、ようこ&ひろさんが、オイラのブログのコメント欄に衝撃的なニュースを書き込んでくれていた。なんと、ダナキルツアーに行っていたと思われる西欧人たちが襲われ、5人が殺害、4人が誘拐されちゃったというのだ。はわわ・・・ダナキル、そんな危険なところだったとは・・・エリトリアとの国境付近がきな臭いという話は聞いていたけど・・・こんなことがあったのなら、ダナキルには行けないんだろうなぁ・・・
そんなニュースを聞いちゃったのですが、航空券はとってあるし、とりあえず、行くだけ行ってみることに。
そうそう、今回のエチオピア北部旅、とりあえず、ファニーバニーも一緒に行くことにしてまして。持っていく荷物はファニーバニーと、厳選した最低限のモノのみ。自転車だけで周るんだったら、重い荷物でも、自転車が運んでくれるんでいいんですけど、ある時は飛行機、またある時はバス、みたいなハイブリッドチャリ旅の予定の今回、オイラ自身が、自転車&荷物を担いで持っていかなければならない場面が、多々発生するワケなので・・・荷物はなるべく軽くして、自転車&荷物を一度に運びきれる重さにしたいな、と思ってまして(現在のフル荷物は、とても一度には運べない。宿の部屋に荷物を入れる際などは、4回に分けて搬入しているのだ)。
で、昨日の晩、持って行くモノと置いていくモノに分ける仕分け作業で、てんてこまい。大量に出た置いていくモノは、3つのバッグに詰め込まれ、宿のフロントで預かってもらうよう、お願いすることに。持っていくモノは、リアのオルトリーブバック2つと、フロントのナップザックバッグ1つにまとめることができまして・・・これは軽い。いつもの1/5くらいの重さじゃないかな。このスタイルで自転車旅ができたら、どんなに楽なことか!
そして時刻は12時。明日出発することにした、というリンさんに見送ってもらって、出発。いいとこ取りなハイブリッドチャリ旅なオイラと違って、自転車でガッツリ北部エチオピアを走るというリンさん。あんなニュースもあることだし、オイラ以上に気をつけてくださいね~
さて、空港までの道、ノンビリ走っていたら、前方が車通行止めになっていた。昨日見たティムカット行列のような行列が道を占領している。そうそう、今日は、全体的に店も閉店なところが多く・・・どうやら、今日は、ティムカット翌日祝日ってことらしい。で、今日も、お祭りムードで、行進が続いているようなのだ。
そんなティムカット行列障害を潜り抜け、なんとか、空港にたどり着いた。空港の入り口で、自転車を折りたたみ、輪行袋に入れて、パッキング。荷物検査をして空港ロビーへ入り、カウンターで、自転車と、リアバック2つを預ける。重さを量ってもらったら27kgちょい。自転車が18kgくらいあるので、荷物分は9kgってところか。前回計った時は、荷物だけで、39kgあったワケですから・・・1/4強のスリムアップに成功ってことになる。ホント、この重さなら、気持ちも軽々旅できる。やっぱり、旅の荷物は、軽くしてなんぼですよ。ちなみに、預け荷物の重さ制限は20kgだった。本来ならば、7kgオーバーで追加料金を請求されるところなのだが・・・なぜか、そこにはまったく触れられず。そのまま荷物を預かってくれ、搭乗チケットが手元に。
さて、国内線の飛行機は、150人くらい乗りの、小型プロペラ機だった。予定時刻通りに離陸した飛行機は、国際線ほど高くはあがらない。何気なく、窓の外を見てみたら・・・なんと、下界はずっとグランドキャニオンのような素晴らしい風景が広がっているじゃないですか!!!飛行機の中では、伊坂幸太郎の<モダンタイムス>を読もうと思っていたのに・・・窓からみえる下界の風景に魅了されちゃって、飛行機内ではずっと、景色を眺めることに。いやぁ、これは、飛行機にして大正解だったな、と。値段が高かった分も、この風景を見れたってことで、お釣りがくるくらいの価値はある。
しかし、エチオピアってこんなにも、国土はゴツゴツしているんですなぁ。自転車で走るのは大変そう・・・
飛行機は予定よりダイブ早く、メケレの空港に到着。荷物も無事出てきた。空港から出て、ファニーバニーを取り出し、セッティングをしていたら、空港職員なのか、タクシーの運転手なのか、お兄ちゃんたちが寄ってきて、ものめずらしそうに見ている。そんなお兄ちゃんたちに、メケレの町までの道を聞き、走り始める。
空港からメケレまでは約10km、分かりやすい一本道だった。しかもしっかり舗装されていて走りやすい。途中、道の脇にいた子どもたちが駆け寄ってきて、手を差し出す。こちらも手を差し出し、手を叩いて、ハイタッチ挨拶。そういえば、今日、宿を出発する前に、エチオピア北部を走ってきたという欧米人チャリダーに会って話を聞いたとき「エチオピアの子どもは石を投げてくる。」と聞いていたのだが・・・うむむ、ここの子どもたちはそんなそぶりはなさそうな、いい子たちっぽいぞ。
さて、到着したメケレは、切り立った山の盆地にある思ったより大きな町だった。町の中心に入り、宿にチェックインした後、早速、トラベルエージェンシーに行ってみることに。ダナキルで殺害・誘拐事件があったとは聞いたものの・・・やっぱり行ってはみたい、ダナキル。とりあえず、ツアーはあるのか?あったとしたら、いくらくらいで行けるのか調べるだけ調べてみようと思いまして。で、エージェンシーのおじちゃんに聞いたところ、「ツアーあるよ」とのこと。一応あのニュースは耳に入っているようなのだが、あまり気にしていない様子。う~ん、アフリカだな、この辺の感覚は。ただ、あのニュースの後だけに、人が集まらないようで。今、まったく一緒にいく人はいない状態らしい。で、料金の方はというと・・・1~5人の場合、トータルで3300USドル。5人集まれば一人660ドルで行けるケド・・・一人だとビックリするくらいお金がかかることになる。で6人以上になったら、一人当たり750ドルという料金体系になるらしい。5人で行くのが一番安上がりなのだが・・・うむむ、5人のメンバーを集めないといけないのか・・・
とりあえず、今日のところは、「考えておきます」といって、トラベルエージェンシーを後にする。う~む、どうしよっかな、と思うも、実のところ、メケレに来た目的は、ダナキルだけではない。ロッククライミングばりの岩登りをしてしかたどり着けないという教会がある、ティグライの岩窟教会群も、この周辺で楽しみにしていた所の一つなのだ。ま、まずは、ティグライの岩窟教会を巡ってみるとするか。ダナキル行きは、その後考えることにしよう。
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