Want more stay in mountain
ここは4日じゃ足りなかった:シミエントレッキング4日目

2012.2.7 / Ethiopia(Simien N.P~Gondar) 本日 自転車0km走行 : Total 36729km走行
天気:晴
朝飯→パンケーキ 昼飯→ベジタブルバーガー 夕飯→インジェラフルフル / 宿→Telala Hotel(112ブル)

(English)
 Today was last day in Simien Mountains. I came back to Gondar.



 さて、今日がシミエン最終日。今日はエチオピア最高峰のラスダッシェン山を正面に見れる場所まで上っていくことに。「登山はもういいわ」気分のアンは行くのを諦め、ここ、チェネケキャンプ場で待機することに。で、ジョナスに連れられ、オイラとマティアスとブライアンの3人で行くことになったのだが・・・昨日あたりから、高山病なのか、あまり体調がよろしくないマティアスも「これ以上は無理だ」と、途中で断念。引き返して、チェネケキャンプ場でアンと一緒に待機することに。

 オイラは、連日食べ過ぎるほど、飯を食べているのに、おなかの調子が悪くなることもなく、頭痛が起こることもなく、体調はいたって万全。ただ、足が痛い。靴が壊れはじめていて、足に負担がかかってしまっているのだ。そう、いつものごとく、トレッキングをし終えると靴が完全崩壊してしまう現象だ。それが今回も起こり始めている。もともと、ずっと履いていて、ダメージが相当ある靴の状態で、挑むことになるトレッキング。トレッキング前に、新しい靴に買い換えて挑めばいいかも、と毎回思うのだが、「トレッキングをすると靴に多大なダメージが与えられる。どうせダメージを与えるなら、新しい靴ではもったいない。壊れそうなこの靴をトレッキングで履きつぶして、後で買い換えた方がいいだろう」という貧乏根性で、靴を買い換えることもなく挑んでしまうのだ。で、結局毎回、トレッキングの後半になると、壊れそうな靴が足にダメージを与え続ける、という厳しい状態で、歩き続けねばならなくなるハメに。う~む、これは新しい靴で挑んだほうが、健全ではなかったのか?と、トレッキングのたびに、完全崩壊する靴を見ながら、いつも思うことではあるのではあるのだが・・・

 そんな状態だからか、最終日の登り道は、結構きつかった。

 で、なんとか到着したブワヒットという4430mのポイント。前面にエチオピア最高峰のラスダッシェン山(4620m)がくっきり見え、後方には、オイラたちが歩いてきたイミット・ゴーゴーから連なる切り立った崖の山々が聳え立つのが見える。360度、山々に囲まれた、素晴らしく見晴らしのいい場所だ。ここでは、ブライアンも、ガイドのジョナスも、スカウトのガウおじさんも、3人とも、最高峰のラスダッシェン山の方を見ているのだが・・・やはり、最高峰ってやつには特に憧れはないオイラは、オイラ的に好みな風景である、イミット・ゴーゴーから連なる切り立った崖の山がそびえ立つ方向の風景をずっと眺めていたのであった。

 帰り道、ワリヤアイベックスを見た。鹿系の動物で、シミエンに生息していると聞いていたのだが、なかなか遭遇できなかったヤツらだ。大きな角がカッコイイ。

 さて、戻りの下りは楽々で、あっという間に山を降り、再びキャンプ場へと戻ってきたところで・・・いやぁ、シミエン、もっと居たくなってきちゃった。ここ、気持ちよすぎる。食事とか荷物運びとかすべてやってくれるのが、楽だからなのか、まだまだ全然ココに居れる。最初は、4日、長いなぁと思っていたんだけど、いざ帰るって状況になったら、4日じゃ足りなかったぞって思っているオイラがいた。ダナキルで出会ったロベルトが9日間シミエンで篭ったっていうのも、今なら納得。

 う~ん、でも、もう戻んなきゃいけないんすよね。ああ・・・ま、でも存分に満喫しました、シミエン。いいメンバーに恵まれて、これまた最高のツアーだったし。うむむ、改めて、エチオピアのツアー、クオリティ高いぞ、って、迎えに来てくれたアレックスの運転する車に乗り込み、ゴンダールまでの道を揺られながら、思うオイラ。

 で、無事ゴンダールに戻ってきたところ、宿が、なんと断水って。ええ~、このホコリまみれの体・・・4日もシャワー浴びていないのにぃ・・・こういう仕打ちを最後にもってくるところが、エチオピアのおちゃめなところなんです、ハイ。