Bus doesn't stop at beautiful view spot
北部旅最後もやっぱりバス移動

2012.2.11 / Ethiopia(Gondar~Addis Ababa) 本日 自転車0km走行 : Total 36729km走行
天気:晴 自転車折りたたみ:1
朝飯→なし 昼飯→卵サンド 夕飯→ピザ / 宿→Hermon Hotel(250ブル)

(English)
 Today I left from Gondar by bus. I arrived at Addis Ababa at evening.



 朝、5時にはバスターミナルに着いててね、とチケットオフィスのお姉さんに言われていたので、一応4時半にターミナルに行ってみる。さすが、座席指定のバスだけある。30分前には、客はまだ、だれもきていない。通常のバスなら、大量の人たちが、バス待ちをしている状態だろうに・・・

 さて、荷物を入れてもらうことにしたのだが・・・積荷が自転車っていうことで、追加料金150ブルを請求された。さらに、積み込むのにチップ20ブルまで請求され・・・ああ、セーラムバス、なんかめっちゃ高くつくんですけどぉ・・・

 で、5時半、座席いっぱいに乗り込んだお客を乗せ、バスは出発。セーラムバス、リクライニングシートで、快適って聞いていたのに、オイラの席は最後尾席になっていて・・・席がリクライニングできない。しかも、前の人はリクライニングでシートを倒してくるんで、オイラの領域が・・・せ、狭苦しい・・・

 とりあえず、バスが動き出したら、すぐに爆睡してしまったオイラ。降りるつもりはなかったバハルダールの街も、見るだけ見ておきたいなぁと思っていたのに、寝ている間に通過してしまい、結局見れずじまい。

 で、トントンと肩を叩かれて起きた。なんと、パンとジュースの配布。そう、このセーラムバスは、車内食まで出るという、エチオピアのバス事情を考えたら、ありえないサービスまで展開してくれるのです。ま、内容は、ケーキパンに三角ジュースという質素なものではあるのですが。

 で、しばらく平坦な道を走っていたのだが、Goha Tsiyonっていうところあたりから、バスが山道を下り始めた。窓の外を見ると、先が谷底になっている。大地溝帯だ。地球にヒビが入ったような、地球の割れ目。そうそう、プレート運動によって生じた、この地球の割れ目は、アイスランドとアフリカにしか存在しない貴重な光景なんだってね。今更ながら知りました。そして、今も裂け続けている大地溝帯。将来的には、アフリカ大陸は裂きひかれ、二つの陸地になってしまうであろうとのこと。ケニアからなにげなく、訪れて、見てきた、この大地溝帯、リフトバレー。そう言われると、もっともっと堪能したくなる。

 が、無常にもバスは、スピードを緩めることなく、この絶景を通り過ぎていく。と、バスのスタッフの人が、後ろの席のほうまで、やってきた。「外の景色みたいですか?停めましょうか、バス?」とでも言ってくれるかと一瞬期待したのだが、スタッフのおじさんが配りだしたのは、ビニール袋。オイラ以外の人たちは、みんなその袋をもらっている。ゴミ袋かぁ、なんて思っていたのだが、これはゴミ袋なんかじゃなかった。なんとゲロ袋。ヘアピンカーブでグネグネ道に車酔いしたエチオピア人たちが・・・車内の空気がすっぱい臭いに・・・

 セーラムバスといえども、エチオピアバス旅、大変であることには変わりない。

 バスは止まらなかったものの、今回は、窓際の席だったので、地球の割れ目をたっぷり堪能することができ、まぁ、満足。相変わらず、ここは自転車で・・・という気持ちも沸いてくるのだが、エチオピア北部旅では、何度もその気持ちを抑えているためか、今回は、悔しさがいつもより控えめ。う~ん、このままバス旅に慣れてしまうのも、問題だな。

 さて、アディスに到着して、暗くなる中、バスターミナルから自転車に乗って、タイトゥホテルへ。が、タイトゥホテル、今日はフルのため、もう泊まれないとのこと。が~ん・・・しょうがないので、周囲の宿をあたってみるも、すべてフル。困っていたら、「ちょっと高いけど、エチオピア航空の前の宿がきっと空いているよ」と、4件目に訪ねた宿のお兄さんが親切にも教えてくれた。そこへ入ってみたら・・・一泊250ブル。うん高い。オイラ的には、二泊分の料金だ。が、しょうがない、今日はここに一泊して、明日、タイトゥホテルに移ることにしよう。

 そうと決めたら、この高い宿をエンジョイしよう、と思ったのだが、結局バスではあまり寝られなかったせいで、チェックインしたと同時に睡魔に襲われ、早々とベッドイン。高い宿といっても、結局寝るだけなのだ・・・