(English)
Today I got bicycle parts sended from Japan.
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さて、アディスに戻ってきてやらなきゃいけないこと。それが一つありまして。日本からの郵便物を受け取ることなんです。え?北部旅に出発する前に、カードを送ってもらって受け取ったんじゃないの?そのために、時間待ちしてて、ダナキルツアー、襲撃からまぬがれたんじゃないの?と、お思いの皆さんも多いと思いますが、ハイ、それはそうなんですが、また送ってもらっていたんですよ。今回は、自転車のパーツ。え?自転車のパーツは、この間ケニアのナイロビで送ってもらったんじゃないの?そのために、時間待ちしてて、警察にテロリスト容疑をかけられ、賄賂金をたんまりぶん取られたんじゃないの?と、お思いの皆さんも、これまた多いと思いますが、ええ、また送ってもらったんです、ハイ。
というのも、BD-1は、折りたたみ時に、前輪サスペンション部分を外して、小さくする仕様になっているのですが、この前輪サスペンション部をはめ込む部分のパーツが欠けてきてしまってまして。一旦外すと、再度はめ込むのが大変だったり、そもそも、前部がキコキコ異音をたてるのが、このパーツが欠けてしまっていることが原因ではないかと、思われるふしもありまして。交換しなきゃって思っていたんですよ。カードを送ってもらって受け取った前例から、エチオピアの中央郵便局は受け取りがしやすいって思ったし、よくよく考えたら、前輪サスペンションの留め具以外にも、入手しておきたいパーツが出てきちゃったし。だったら、ケニアで送ってもらったらよかったじゃん、って思うのですが・・・あの後に、空気入れが壊れたり、せっかくケニアに送ってもらった折りたたみ機構固定用ヒンジも、エチオピアに空輸する際に折られちゃったりして。
ということで、またまた横浜グリーンサイクルステーションの平田さんにお願いして、送ってもらうことになった救援物資。オイラが北部旅をしている間に、中央郵便局止めで、送ってもらい、アディスに到着したタイミングで、取りに行くっていうパターンでお願いしたのですが・・・
途中、ネットでEMSの発送追跡ページを見たら、1/30日にはエチオピアに届いている模様。が、その後の表示を見てビックリした。通関検査中の後に<ご不在のため持ち戻り>なんて表示が出ているじゃないですか。持ち戻りってなんだ~、なかなか取りに来ないから、日本に送り返しちゃったってことか~、と、かなりあせったのだが、日付を見て、あれって思った。通関検査が1/30にあって、同じ日に持ち戻りとなっている。いくらなんでも、届いた日に送り返すというのは変。ご不在のため持ち戻りとはなんなのか、とネットで検索してみたら、どうやら、これは、郵便局で預かってくれる時の表記と同義らしい。いやぁ、紛らわしい書き方しないでほしいよ。だったら、郵便局でお預かりって表記でいいじゃないか。なんなのこの意味不明な書き方は。ドキドキさせないでよ、もぉ。
で、タイトゥホテルへ宿を移った後、早速中央郵便局へ。今日は日曜日だけど、10時~14時(ヨーロピアンタイムで)までは、EMSの窓口は開いているらしい。
前回は、本ということで(本にカードを挟んで送ってもらったので)、関税うんぬんはまったくかからなかったんだけど、今回は自転車パーツだしなぁ・・・ボロボロになってしまっているフロントバッグを換えるべく、新しいフロントバッグを送ってもらうことにして、他のパーツはそのバッグに詰め込んでもらい、送り品はあたかも、ただのバッグです的なカタチにしてもらっているけど、開けられたら、中に自転車パーツが入っているのは、すぐバレちゃうしな。ま、でも、自転車パーツ、関税かかったとしても、たかがしれているだろう。今回は、バトルっていうほどのバトルは、郵便局では展開しなくてすむだろう、
なんて思いながら、中央郵便局のEMSコーナーで荷物を取りに来たことを告げる。ちなみに、今日は日曜日だからか、他に客は誰も居ない。まったく待たずに受け取り手続き開始。「ちょっと待ってね」というお姉さん、10秒待ったら、ダンボールを抱えて奥から出てきた。「ハイ、これでしょ?」と、宛名部分を示され「ハイ」と答えるオイラ。「じゃ、これにサインして」と、受取証にサインして・・・以上。「ええ、郵便局を出るとき、警備員にこの紙を渡してくれればOKよ」と、受取証のコピーを渡してくれた。
おお、またノーチェックだ。
まったく箱を開けられることもなく、手元にブツが届いてしまった。この国は関税チェックはしないのか?エチオピア、荷物受け取りが超楽なんですけど。ま、余計なお金を請求されないのはうれしい。宿に戻って、早速、送ってもらったブツを広げる。
えっと、布ガムテープ・・・
え?布ガムテープ?ええ、これ、自転車用品ではないんですケド、平田さんにコンビニに走ってもらって、買い入れてもらったんです。中南米、およびアフリカを旅する、旅人、特にチャリダーにとって、なによりも喜ばれる日本からの贈り物っていえば、この<日本製布ガムテープ>だと思います。この、万能な使い勝手のよさといったら、ない。ちなみに、ガムテープらしきものは、中南米、アフリカでも売っているといえば売っているのですが、ぺらぺらで粘着性が弱すぎる代物ばかり。とても、モノの修理に使えるレベルのものではない。その点、日本製の布ガムテープは素晴らしい。壊れてしまったものは、なんでもこれでくっつけれる。これと瞬間接着剤さえあれば、壊れ物はどうとでも直せる(電子機器以外ならば)のだ。
ちなみに、オイラは、そこまではやらないのだが、日本製の布ガムテープで、破れたズボンの修理をしている旅人にも出会ったことがある。それくらい、万能な日本製の布ガムテープ。
ああ、助かります。
さて、今回送ってもらったモノは以下のとおり。
○前サスペンション留め具
○フロントアタッチメント
○BD-1後部固定用のヒンジ
○ナップザックになるフロントバッグ
○空気入れ(TOPEAKのロードモーフG)
○チェーン
○ボトムブラケット
○ちび輪行バッグ
○布ガムテープ
フロントアタッチメントは、前回ケニアで送ってもらったのに、新しく付け替えたものがまた早速折れてしまったため。後部固定用ヒンジも、ケニアで送ってもらったのに、空輸の際、折られてしまったため。フロントバッグは、トレッキングでも多用し、普段重いものを入れているためか、背負う肩の部分が切れてしまい、今やかろうじて糸で縫って補強してある状態。このままでは、またいつ壊れてしまうか分からない状態なので、今回新品のものに交換することに。空気入れは、予備用に。チェーンは、アフリカで売られているチェーンはすぐに切れてしまうため、シマノ製のいいやつを送ってもらうことに。ボトムブラケットは・・・前回20,000km弱でボロボロになり交換した経緯から、そろそろ壊れてもおかしくないのではないかと判断。で、アフリカで壊れたら、パーツの入手が困難になるのではないかと考え、今回、送ってもらうことに。輪行バッグは、このところ相次いだ空輸でバッグがボロボロになってしまったので、この際買い換えてしまおうと。
と、こんな感じで、ニューパーツも無事手元に届きまして。毎回ありがとうございます、平田さん。さぁ、これで再び快適なチャリ生活が・・・って、テンションあがるところなんですが、エチオピア南部は自転車では走らないことにしちゃったし、飛行機で飛んでいく西アフリカは、しばらく太鼓修行ってことで停滞するだろうし・・・今回のニューパーツが大活躍するのは、もうちょい後になりそうです。
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