Markato
あわや、ナイロビの悪夢再び

2012.2.23 / Ethiopia(Shashemene~Addis Ababa) 本日 自転車0km走行 : Total 36729km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→なし 昼飯→ピザ 夕飯→ベジタブルパスタ / 宿→Taitu Hotel(139ブル)

(English)
 Today I came back to Addis Ababa.



 もう一日ここに延泊して、今日こそ、一昨日の夜のあの味を・・・とも思ったのだが、日記も概略は書きあがったし、ここ、停電が多いので、パソコン作業にイマイチ集中しきれないってのがありまして。アディスに戻ることにしちゃったのですよ。が、後からもう一泊しておけばよかった、と後悔することに。それは、アディスに戻って、メールチェックした時に分かったことなんですが、あのアキさん&ミカさんが、今日23日に、シャシャマネに再び戻ってくるっていうことだったのですよ。しかも、オイラが泊まっていた宿に、泊まるつもりなんだ、と。ああ、今日もあそこに居れば、お二人に会えたのに。なんかすれ違いばっかりです、お二人とは・・・

 まぁ、シャシャマネを出発する時には、そんなことになるとはつゆ知らず。例によって朝6時、まだ暗い中、バスターミナルへ行って、アディス行きのバスに乗り込む。ミニバスだったが、バスは簡単に捕まり、そんなに待つこともなく、アディスに向かって出発。アディスまでの料金は、110ブル。

 順調にアディスへ・・・と思っていたら、アディスまであと10kmってところで、前輪がパンク。「修理に時間がかかるから、別のバスに乗って」と言われ、別のバスに乗り換える。こういう時、返金ってないんですな。そして、別のバスに乗り換えたら、当然のように、乗車料金を請求された。なんか、おかしくね?とは思ったものの、まぁ、6ブルだったんで、いいか、と、おとなしく支払う。

 で、アディスの街に入ったバス、交通量が多くなった道を走るのですが・・・見たことない道ばかりを走っている。アディス生活が長いオイラ、もはや見慣れた街のはずなので、アディスに入れば、どこで降りればいいか、すぐ分かるだろう、って思っていたのですが、どこを走っているのか、さっぱり分からない。しまった、行き先を言っておくべきだったと思い、今更ながら「ピアッザ(タイトゥホテルがある地区)へ行きたいんですけど・・・」とバスの助手の人に言ったところ、「ああ、反対方向だ。ここで降りて、向こうのほうへいきな」と。ということで、降りたのだが、<向こうの方>ってのが分からない。しかも、降りちゃったところが、なんか、怪しげなゴミゴミした場所で、エチオピア人たちが、ジロジロ見てくる。う~ん、ここ、ホントに、アディスなんだろうか?一応、手持ちのGPSではアディスを示してはいるのだが。ピアッザへの行きかたを聞いても、聞くたびに全然違う方向を言ってくる。ああ、全然場所がわかんないし、ここ、なんか危険なかほりがする。これは・・・最終手段のタクシー利用をしちゃおう、と道端にいたタクシーの運ちゃんにお願いして、タイトゥホテルまで連れていってもらうことに。「50ブルな」というところを、なんとかお願いして30ブルで乗せて行ってもらうことに。乗ってしまえば、楽々とタイトゥホテルに到着したのだが・・・うむ、タクシーが通ってきた道から逆算すると、どうやらオイラが迷っていた場所は、マルカートという、東アフリカで一番の規模を誇る大市場だったらしい。地球の歩き方には、<外国人観光客がひとりで紛れ込んだら出てこれないともいわれている>なんて書かれているじゃないですか。加えて治安が悪いとも書かれているし・・・早めにタクシー作戦にしてよかった。そして、不用意にカメラを取り出したりしなくてよかった。また、ナイロビの二の舞になるところだったよ、ふ~。

 さて、タイトゥホテルでチェックインをして、いつもの、バス・トイレ共同部屋ゾーンへ行ったところ、いつもの、部屋掃除のおばちゃんが居た。「デトワルク!(元気?)」と手を振って迎えてくれたおばちゃん、ああ、なんか戻ってきたって実感が沸いてきた。やっぱり、ここは落ち着きます。ちなみに、このおばちゃん、オイラの顔を見るたびに、「ブンナ(コーヒー)おごるわ」みたいなことを言ってくれるのだが、一度もおごってもらったことはない。