How to practice after lesson
チャリヨシさん流レッスン後の復習のしかた

2012.3.7 / Senegal(Dakar(Yoff)) 本日 自転車0km走行 : Total 36747km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→フランスパン 昼飯→チェブ・ジェン 夕飯→ハンバーガー / 宿→Via Via(11200CFA)

(English)
 Today I learned Djembe.



 これまでつきっきりで伴奏してくれていたジギ、今日は、オイラ一人に叩かせて、まったりと椅子に座っている時間が多い。最初は、そろそろ慣れてきたから手抜きかい?なんて思ったのだが、どうもそうではないらしい。まったり椅子に座ってはいるのだが、常にオイラのリズムを聴いている。ちょっとでもリズムが揺れ始めると、すぐに指摘してくる。うむむ、これは一人叩き練習か・・・この一人叩き練習は、合奏とは違った意味で勉強になる。合奏していると、ジギのリズムにひきづられ、気持ちよく叩けるのだが、これは、叩けているつもりだった、ということを一人叩きで実感できるのだ。昨日まで「オイラって結構叩けるじゃん」って天狗になっていたのに、その鼻がポッキリ折られるこの一人叩き練習。いい訓練です。音もまだまだいい音が鳴らせていないことに気づけたし。

 そんなかんじで、ひとり叩きの場面が多かった今日のジャンベレッスンは・・・まず、タタツツタツドツタタツタタツドツというリズムを習う。そして、このリズムの二小節目の頭の高音を低音に置き換えるタタツツタツドツドタツタタツドツを習う。一音手順が変わっただけなのだが、これが結構手ごわい。次にジギの好きな三連パターンの変形バージョンを合奏。その後、タツタツツツツツタタタタタタタタタツタツツツツツドツドドツドツドというリズムパターンから、ドツタタツツタツというリズムパターンに移行する推移パターンを習う。これ、切り替える時のリズムの変わり具合が心地よい。最後に、タタツツタツドツツドツツタタツツというリズムパターンと、タタタツタツという16分の3拍フレーズを習い、これらを組み合わせた長めのフレーズも練習して、本日の練習、終了。

 さて、毎日毎日、新しいフレーズやら、バリエーションフレーズが増え続けるジャンベレッスン。これ、一回習ったくらいでは、当然、頭になんて入らない。しかも、2時間半のレッスンで次から次に違うことをやっていくのだから、レッスンが終わった後、今日のレッスンの最初の方で、何をやったかなんて覚えてもいない。このままだと、習いました、ハイ終わり、となっちゃうのですよ。が、これでは、あまりにもったいない。

 ということで、習いました、ハイ終わりとならないためにやっている、オイラ流の練習方法を本日は日記にメモ。まず、レッスンの最中、ジギが新しいフレーズをやりはじめたら、すぐにカメラを取り出し、そのフレーズを撮影させてもらうんです。撮影してから、叩く練習。で、リズムにバリエーションがついてきた時とかも、すかさず撮影。とにかく、人の頭の記憶なんてあやふやなんですから。次のフレーズを習った途端に、前のフレーズなんて忘れちゃっているもんなんですから。ちゃんと記録に残しておかねばなりません。

 で、宿に戻ってきてから復習練習を始めるのですが・・・この時に、レッスン中に撮影したビデオを使います。ビデオを見ながら、フレーズを思い出し、復習練習して、フレーズを忘れないほど、体に覚えこませるワケなのですが・・・撮影した映像をそのままデジカメで見るのも、ちょっと使いづらい。デジカメだと、再生音もしょぼいし。じゃぁ、パソコンに取り込んで再生を・・・っていうのでもいいのですが、オイラの場合、ここで、一手間かけるんです。パソコンに取り込んだ映像を、そのまま映像編集ソフトに読み込ませる。で、フレーズごとに、短めの一ファイルになるように、編集して書き出すんです。で、書き出したファイルを、iPodで読み込める形式に変換。iPodに読み込んで、iPodで復習したいフレーズを再生して確認しながら、復習練習をするんです。

 まぁ、パソコンでもいいっちゃいいんですが、iPodに入れてしまう利点は、どこでも復習練習が出来るってところ。宿のくつろぎスペースでボーっとしている時に、「あ、あのフレーズってどうだったんだっけ」と、突然復習練習がしたくなっても、ポケットからiPodを取り出せば、すぐに確認できるってワケ。

 あ、そうそう、編集しなおすっていうのも、意味がありまして。練習中に撮影するので、どうしても、要らない部分が多く撮影されてしまうのですよ。で、そんな要らない部分をバッサリ切り落として、<練習すべき部分>だけを抽出することで、復習練習をしたいフレーズにすぐに辿り着ける。そうなることで、集中力を途切らすことなく練習が続けられるのです。

 このやり方、キューバでトゥンバドーラを習っている時からやっている方法で。記号化されていないものを習うときには、かなりいい方法だと自画自賛しているんですけど・・・まぁ、一つ欠点があるっちゃぁあるんです。これ、復習用教材を作るまでに結構手間がかかるのですよ。で、手間をかけてiPodに入れ込んだら、それでやりとげた満足感が得られちゃうってことがありまして。本当は、そこからが復習なのに、そこで、終わっちゃうということになりかねない・・・なので、この方法をやってみようかな、と思う方がいらしたら、その点をご注意ください。

 さてさて、ということで復習用教材を用意したのはいいが、問題となるのは、実際の叩く練習はどうやるのか?・・・ホンモノのジャンベを持っていないオイラ。練習は何を使ってやっているのかというと、ナイロビにいる時に、日本から送ってもらった小型カホンなんです。音は全然違うんですけど、たたき方とか、手の運び方とかは、ジャンベと共通するところが多いんですよ、カホンって。ということで、この小型カホンが大活躍のセネガルジャンベ修行の日々。ああ、これ、セネガルに来る前に送ってもらったのは、我ながら、ナイス判断だったな。