(English)
Today I learned Djembe. I listened to Senegal Music.
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今日のジャンベレッスンは・・・タツタタドツドドツドドツというニューフレーズから始まった。次に、タタツツタタツツタタツツタツタタツツタツタタツツというリズムパターンと、フラム打ちのキメパターンから入るリズムを習う。そして、この二つのパターンを、新たに習ったキメをはさんでつなげるパターンの練習。うむむ、だんだん複雑になっていく・・・そして、さらに複雑になったこれの変形パターンリズム、8分の4拍から3拍に変化するパターンが面白く、今日は、この練習にハマッた。もっともっとというオイラのリクエストにより、昨日やった16分パターンのバリエーションパターンを組み合わせて練習。最後に、タタツツタツドツツドツツドツツツパターンを習い、これのバリエーションパターンを練習して、本日のジャンベレッスン終了。
さて、本日、レッスンの復習をしている途中、休憩がてら、なにかいいセネガル音楽を聴けないかと、宿のくつろぎスペースで流れているBGMのCDを置いてあるコーナーを探ってみたのだが、こういう場所に正規版のCDが置いてあるなんてことは稀。大抵、街角で売っている違法コピーのCDが置いてあり、まっさらで、なんの記述もないCD-ROMが転がっているだけ。う~ん、これは、一枚一枚、聴いて確かめていくしかないのかぁ、と思っていたところで、宿のお姉さんが「何しているの?」と声をかけてきた。「セネガル音楽が聴きたくて」と言ったら、「これとこれとこれがお勧めだわ」と3枚のCDを渡してくれた。ん~、全部なんのラベルもついていないCD-ROMなのだが・・・これに何が入っているのか把握しているんですか?お姉さん。
さて、借りたのは、
Abou Thioubalo アルバム<Solution>
Titi アルバム<Facon>
Pape Diouf アルバム名不明
この3枚のアルバムは、どれも、メッチャよかった。バックで暴れている太鼓が超カッコイイ。そう、3枚とも太鼓が大暴れだった・・・セネガルのポピュラーミュージックってみんなこんなかんじなんだろうか、と疑問を持ったので、調べてみることに。
グリオ(この地方で音楽を通して人々を助ける職業音楽人)などの伝統的な音楽や、サバールやタマ(トーキング・ドラム)などの伝統楽器などによる音楽が主だった、セネガルミュージック、それが、70年代、その頃流行っていたキューバのルンバや、ハイチのコンパ、コンゴのスークース、西欧のロックなどの音楽を、これまでのセネガル音楽にミックスさせて、<ンバラ>と呼ばれる音楽に発展していったらしい。これが、現在、セネガルでもっとも聴かれているポピュラーミュージックとなっているとのこと。
で、この<ンバラ>ミュージックを世界に知らしめたのが、あのユッス・ンドゥール。彼がセネガル出身のアーチストだとは・・・ダカールに来て初めて知ったオイラ。実は、ユッス・ンドゥールのことは昔から知っていたんです。昔、アフリカリズムを勉強してみようって思ったとき、ユッス・ンドゥールを勧められて聴いたんで。が・・・その頃はあんまりピンとこなくて。で、ユッス・ンドゥールがセネガルミュージックの代表みたいなものってことが分かり、だったら、あんまりピンとこないのかもなぁ、セネガルミュージックって思っていたのですが、宿のBGMでかかっている音楽は、オイラ好みのご機嫌な曲ばっかりで。ということで、宿のお姉さんお勧めの<ンバラ・ミュージック>を聴いてみたら・・・ドハマりしちゃったワケなのですよ。
「これ、メッチャ気に入りました」とお姉さんに言ったところ、「じゃぁ、これも聴いてみて」と続けて2枚のCDを貸してくれたのですが・・・う~ん、この二枚はイマイチだった。なんでもオイラ好みってワケじゃないようです、セネガルミュージック。
そうそう、ユッス・ンドゥールにはあまりピンとこなかったと書いたのですが、同じくアフリカリズムを勉強しようと思って聴いたサリフ・ケイタは、好きだったんですよ。ちなみに、この人はマリのアーティストらしい。うむむ、マリミュージックも気になるところだ。
さて、<ンバラ>にすっかり興味がいってしまったオイラ、「近くのピアノピアノっていうバーで、毎晩、ンバラのライブが見れるよ」というジェフリーからの情報に早速反応して、本日、夜、見に行くことに。
ピアノピアノは、チェブ・ジェンがウマイので、いつもお昼ご飯を食べに行っているレストラン&バー。昼間は全然安全な道の先にあるんですけど・・・ライブが始まるのは夜中の1時過ぎからっていうもんだから、真夜中の1時に宿を抜け出し、ピアノピアノへ行かねばならない・・・いや、ちょっと怖い。治安がいいと言われているセネガルですが、さすがに、真夜中に出歩くのは怖い。
とりあえず、金は入場料だけを持ち、デジカメも、最悪盗られてもいいようにと、レンズが傷ついているので、今は予備用としてカバンの奥底に眠っていたSX210ISを、取り出し、ポケットへつっこんで、夜の街へと繰り出す。
きょろきょろとおびえながらも、なんとか、ピアノピアノに辿り着き、入り口で1500CFAの入場料を払って中へ。昼間の雰囲気とは全然違い、薄暗い中、赤いライトが怪しく灯っているだけの会場。テーブル隣にあるステージらしき場所に、ギターをもったお兄さんが現れ、なんとなく弾き語りが始まった。曲が進む中、サバールを持ったドラマー、タマを持った打楽器奏者、ベーシストやら、キーボーディスが、徐々に舞台に上がり、その曲にあわせていく。そんな感じで、なんとなく、だらだらと始まった演奏であったが、これが、全楽器が揃い、音を鳴らし始めると、凄いことになっていった。聞きほれるオイラ。この中でも、サバールを叩くドラマーがメッチャカッコイイ。やっぱりセネガルは、サバールですよ、ハイ。で、最初一人かと思っていたサバールを操るドラマー。3つあるサバールを自在に操っていたのですが、途中から助っ人が入り、二人で3つのサバールを叩きはじめ、超絶ポリリズムなサバール演奏が始まった。複雑に展開されるリズム。タマの演奏がそれにかぶり、超心地よい。お客さんたちも、たまらず、踊りだす。そして、曲が進むと、さらにもう一人、助っ人がステージに乗り込み、なんと三人によるサバール三重奏となった。このリズムの洪水には・・・とにかく圧倒された。メッチャカッコイイ。いやいや、ホンモノの<ンバラ>演奏ってこんな感じなのか・・・CDとは比べ物にならないくらいの大迫力。いや、これは、見に行ってよかった。明日、朝早くから練習があるのだが、帰るに帰れず。ライブが終わる4時半まで、ライブハウスで、感激し続けたオイラだったのでした。
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