Running on Senegal Road
久々の自転車マジ走り

2012.3.16 / Senegal(Dakar(Yoff)~Mbour) 本日 自転車80km走行 : Total 36955km走行
天気:晴
朝飯→フランスパン 昼飯→エッグサンド 夕飯→ヤッサ / 宿→Relais 82(1000CFA)

(English)
 Today I started to run on Senegal road to Gambia by bicycle. I left from Dakar.



 自転車予備パーツ、整備用工具、テント、寝袋、薬、着替え服、洗面道具、ティッシュ、パソコン、手帳、カホン&アサラト、だけを持っていくことにして、調理道具とか、ムビラとか、後の荷物は、ここ、ダカールに置いていくことにしまして。そしたら、リアバック3つ(サイド2つに、リアキャリア上に1つ)と、フロントバック1つという、いい感じのスタイルにまとめることができた。しかも、結構軽い。これだと、自転車を普通に抱えることもできる。現在の荷物を全部積んだフル装備だと、抱えることなんてできないもんなぁ・・・重すぎて。う~ん、これくらいの装備が重さ的にちょうどいいなぁ。かといって、今回置かせてもらう荷物を捨てられるかというと、捨てられないから困っちゃうんですけど、ハイ。

 さて、走り始めたダカール道。いきなり交通量の多い幹線道路を走ることになるのだが、ここんところ、中心街に自転車で走りに行っていたので、慣れたもの。で、この幹線道路、当然、右側通行なので、右車線を走りたかったのだが、反対側の道路に渡ることがなかなかできず、ずっと左側車線を走るハメに。正面から、バスとかが突っ込んでくるのがちと怖い、反対車線での逆走なのだが・・・結果的には、こちら側を走って政界だった。なぜかというと・・・右側は、途中から、料金所がある有料高速道路に切り替わったんですよ。無理して右車線を走っていたら、料金所で止められてしまったに違いない。

 そんな幹線道路、しばらくは、交通量が激しかったのだが、ダカール中心街から離れるにつれ、だんだんと交通量が減ってきた。この辺で、ようやく気分的に余裕が出てきたので、カメラを取り出して写真をパチリ。いやぁ、交通量が激しい状況の道では、とても、カメラを取り出して写真撮影をしている余裕がなかった。

 路肩も広く、フラットなアスファルト道路は、非常に走りやすく、気持ちよく走っていたら・・・ふと気づくと、道脇にバオバブが生えているじゃないですか。東アフリカで見てきたバオバブとは、またちょっと雰囲気が違うバオバブ。これが、西アフリカのバオバブかぁ、と感激。相変わらず独特の魅力がある木で、大好きなのには変わりないのだが・・・以前だったら、こんなバオバブゾーンに突入したら、バオバブが生えている未舗装の場所に突っ込んでいったものなのだが・・・今回は、そこまでテンションがあがらない。慣れてしまったのか、それとも暑さか・・・

 そう、暑いんですよ。ダカールを離れたら、暑くなるよとは、聞いていたのだが、早速暑さ攻撃を食らって、早くもバテ気味。

 そんな、ヘタれた気持ちに追い討ちをかけるように、いい感じで走れていた道が、だんだん悪くなってきた。車が通る道は相変わらずきちんと舗装されているのだが、路肩が、どんどんひどくなっていく。アスファルトがうねっていたり、路肩の部分が、砂地になっていたり。う~ん、交通量がそれなりにあるから、車が通る道にはみ出して走るわけにもいかず・・・走りづらい。

 そんな道なので、ちょっと走っては止まらざるをえなくて、スピードがあがらない。止まるたびに、暑さで乾いた喉をうるおすべく、水もがぶ飲み。今までの水の搭載量を考えたら、持ってきすぎたかな、と思うほど、ダカールで積み込んだ水だったのだが、この水がどんどんなくなっていく。二日分くらいのつもりだったのに・・・一日でなくなっちゃうじゃん・・・っていうか、一日分もない。足りなくなりそう。

 距離的には80km走ったところで、Mbourという町に辿り着いた。時間的にももうちょっと走れる時間だったのだが、もう、バテバテなオイラは、今日はもう、ここで泊まることに。で、宿を探し始めたのだが・・・なんか、宿が探しにくい。それなりの町なので、宿はあると思うのだが、<ホテル>って表記がなかなか見つけられない。「どこか眠る場所ないですか?」と道行く人に聞こうとするも、言葉が通じなくて、結局よく分からないまま、「メルシー」と言って、お別れする。うむむ、この感じ、初めてスペイン語圏に突入して、言葉が分からなくて苦労したメヒコを思い出す。「アナタ、知りませんか、場所、眠るための」この4つのワードさえ覚えれば、なんとかとっかかりは掴めることは分かっているのだが・・・怠惰なオイラは、そのためのフランス語をまだ覚えていない。

 ひたすら困りながら、町をウロウロしていたら、ようやく<ホテル&レストラン>と看板に描かれた建物を発見。ここに入って交渉することにしたのだが・・・受付のお姉ちゃんのフランス語が分からない。しかも、無愛想で不機嫌そう。こちらの、なんとか分かって光線を、受け入れる気はまったくないらしい。これは、困った。値段交渉以前に泊まりたいってことも伝えられない。で、お姉ちゃんと悪戦苦闘のコミュニケーションをしていたら、宿に併設されているレストランで、ビールを飲んでいたおじちゃんが「どうした?」と英語で話しかけてくれまして。この親切なおじちゃんが、英語が話せない宿のお姉ちゃんと、英語しか話せないオイラの間に入ってくれたおかげで、なんとかこの宿に泊まれることに。それにしても、セネガル、宿代が高いな。ダカールを離れたら安くなるかと思っていたのに、相変わらず一泊10000CFAって・・・ふ~。

 あ~、それにしても、部屋の中がクソ暑い。扇風機がなかったら、死ぬなこりゃ。ま、扇風機も気休め程度にしかなっていないのだが・・・

 シャワーを浴びれば、少しは涼めるだろうと、早速、シャワーを浴びようとしたのだが・・・出てくるのは熱湯。この昼間の灼熱で貯水タンクが温められちゃっているのでしょうな。天然の温水シャワーですよ。って・・・こんな温水じゃ、ぜんぜん涼めないし。ああ、もっと冷たい水を浴びたいよぉ・・・しょうがないので、シャワーを浴びてすぐに、扇風機の前に座る。すると、気化熱でカラダが冷やされるのだ。まぁ、これで、とりあえず、すっきりできた。

 さて、カラダをクールダウンしたところで、ファニーバニーの調節をすることに。そうそう、久々に、ファニーバニーに乗ってみたら、なんか変な乗り心地だったのですよ。アレッと思って調べてみたら、前ハンドルがズレちゃってまして。ハンドルを平行にすると、前輪が左10度の方向を向くようになっちゃっているんですよ。以前乗っていたママチャリでは、前輪を足に挟んで、エイヤッと力技で、ハンドルを回転させて直していたので、ファニーバニーにも、やってみたのですが・・・ビクともしない。あんまり無理してやると壊れちゃいそうだから、とりあえずこのままにしておくことにしたんだけど・・・まぁ、これでも走れるんだけど・・・気持ちよく走れないんです、この状態じゃ。