(English)
Today I arrived at Kafountine.
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ジャンベ修行に突入し、ひたすらリズムと格闘する毎日だったもんで・・・日記を記す余裕がなかった。ということで、3週間後に書き始めた、この日記。うむむ、忘れているようで、意外と覚えているもんなんだな。とりあえず撮っておいた写真が、記憶のフックになって、思い出が引き出されてくる。
さて、ジャンベの音を耳にして、一刻も早くジャンベと戯れたくなってしまったオイラ、ジャンベ奏者がいっぱいいるという、セネガルのカザマンス地方のカフォンティンに向けて出発することに。
スクタキャンプを出発し、走り始める。舗装された道路で走りやすく、あっという間に、ガンビア-セネガルの国境に到着。まずは、ガンビア側のイミグレで、出国手続き。入国は面倒だったガンビアだが、出国はあっけないほど簡単。特に何も言われることなく、パスポートにスタンプをポンと。で、国境をまたいで、次は二回目となるセネガルの入国手続きだ・・・と思ったのだが、国境を越えたら、セネガル側は何も無かった。一本の道路が通っているだけ。しばらく走れば、それっぽい場所に出るだろう、と思って走り続けたが、なかなかそれっぽい場所が出没しない。ひょっとして、イミグレ過ぎちゃったのかなぁ・・・と不安になったところで、目の前に小さな町が見えてきた。イミグレは・・・町の中、しばらく行った所にあった。ちと分かりづらい。セネガルの入国は、問題なく、手続き完了。
そして、カフォンティンに向けて走り始める。目指すカフォンティンは、幹線道路から外れた場所にある。分岐点からカフォンティン方面の道に入ったら、未舗装道路になった。まぁ、踏み固めてあるので、普通に走りやすい。で、順調に走っていたら・・・子供たちが追いかけてきた。うぉお、久々だ、この人数のガキンチョに追いかけられるの。まぁ、特に何をしてくるってワケじゃない。荷物に捕まってくるのは、チトやっかいだけど、一緒に走るのが楽しいって感じの子供たちと、併走するのは、気分がいいものだ。
さて、そんな子供たちとの激走を終えた後、カフォンティンに到着。う~ん、ここは町っていうより、村って感じだな。そして、期待していたほど、ジャンベの音で溢れているってワケじゃなさそう。というか、全然ジャンベの音なんてしなさそうなんですけど・・・第一印象は、ちょっとガックリなオイラ。が、実はやっぱりジャンベ村だったカフォンティン。そのことに気づくのは、もう数日滞在した後。
ここ、カフォンティンには一本踏み固められた未舗装道が通っているのだが、その脇から続く道は、全部、砂道。海岸沿いの村だっていうから、たぶんそうだろうと思っていたのだが、やっぱりそうだった。砂道、自転車で進むのは面倒なんですよぉ・・・
ということで、宿を、踏み固められた未舗装道沿いにあるところにすることに。ロンプラを見てみると、未舗装道沿いの、<パラダイス>っていう宿が、ジャンベレッスンを斡旋してくれているらしい。ということで、この<パラダイス>っていう宿に行ってみたのだが・・・宿の管理人らしきお兄ちゃんが、妙になれなれしい。「ジャンベ?もちろん、いい先生が教えてくれるよ。あと、ここでは、ガンジャもOKだし、女の子を連れ込んじゃってもいいから。そう、ここは、まさに、パラダイス」って感じで。う~ん、オイラが求めているパラダイスは、そういう方向じゃないんですけど・・・それに、なんかねぇ、他にお客はいなさそうだし、ここに泊まると、ガンジャさんがキマリまくって、妙なテンションな、このお兄さんに、いつも絡まれることになりそう。嫌な予感がする。こういう嫌な予感は、意外と当たるものなので、ここは、勘に素直にしたがって、この宿はパスすることに。で、次の候補は・・・と、再びロンプラを見ると、<ジャンベを練習するには最適>というニュアンスの文言が書かれた宿がありまして。実は、この<カサ・ディ・マンシャ>は、第一候補の宿ではあったのですが、なにせ、宿のロケーションが、砂道を延々行った先にある宿。到着して早々、行こうとトライしたのですが、砂道に負けて、<パラダイス>に行くことにしたってワケでして。
が、<パラダイス>がビミョウだった後、どうしても、<カサ・ディ・マンシャ>が気になりまして。オイラの勘が、絶対に<カサ・ディ・マンシャ>に行くべきだと言っている。ということで、ここは、一つ、勘にしたがって、がんばって行ってみることに。
ひたすら砂道を、しかも、分かりづらい道なので、何度も道を聞きながら、<カサ・ディ・マンシャ>へ向かう。ちなみに、ここ、カフォンティンは、なんだか妙に、英語が通じる。もちろん、メインはフランス語やウォルフ語なのだが、結構英語がしゃべれる人が多いみたいで、英語で道を聞いたら、英語で答えが返ってきた。
さて、なんとか<カサ・ディ・マンシャ>に到着。紐だけで閉めてある門を開けさせてもらい、中に入る。人影らしきものが見えたので、近づいてみると、どうやら、管理人のご家族らしい。「ここに泊まれますか?」と英語で聞いたら、おばちゃんが、「うん」と英語で返事を返してくれた。で、肝心のジャンベを習えるのか?と、続けて聞いたところ、「ワタシの息子が教えるわ」とのこと。とりあえず、明日から、教えてもらうことにしたのだが・・・
果たして、今回のジャンベ修行はどうなのか?ここでガッツリ修行するかどうかは、明日出会う師匠次第ってとこだな。
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