(English)
Today I stayed in Kafountine. I learned Djembe.
|
|
ジプソン師匠がよさげなので、たぶん長期滞在することになりそうな、この宿<カサ・ディ・マンシャ>。ここには、電気がなかった。電線らしきものはきていて、使われなくなっている<レストラン>建物にはプラグもあるのだが、電気そのものは来ていない。「夜はこれで」と、単一電池3本で動くライトを渡された。そして、水道もない。正確に言うと、部屋に洗面台とトイレはある。で、これらは一応使える。下水はあるのだ。が、上水が通っていない。水は、井戸からくみ上げて、たらいに貯めて使うシステム。
まぁ、井戸水なのは、アフリカ旅で慣れているので、全然抵抗はないのだが、電気がないのはチト困った。電池の持ちが悪くなっているオイラのパソコンが、開けない。日記がかけないし、レッスンの復習をするため、撮ったビデオを編集することもできない。そして・・・なんといっても、困ったのは、退屈ということ。パソコンを開かないと、こういう作業が出来ないという不便さ以外にも、異様に時間をもてあそんでしまうという退屈さに気づかされたのだ。
今までいかに、パソコンと向き合うことで、時間を埋めてきたのか・・・
そんなことに、気づかされてしまう電気なし生活。ええ、しょうがないので、このもてあそんでしまう時間は、ジャンベをひたすら叩いて埋めることにしまして。
朝8時に起きる。前日に買っておいたフランスパンをかじりながら朝支度。9時に<レストラン>に行ってジャンベレッスン。10時過ぎにレッスンが終わる。今日のレッスンは、2つ目のリズムを教わった。これも、前キメと後キメがあり、分かりやすい。いい先生です、ジプソン。ちなみに、レッスン料は1時間2500CFA(400円ちょい)。ジギの時は6000CFAだったことを考えると・・・半額以下ですねん。で、レッスン後は、ひたすら復習。部屋の前スペースで、ひたすらジャンベを叩く。編集が出来ないので、デジカメでレビューしながら、フレーズを確認。お昼過ぎに昼飯を食べにちょっと外出した後、再び宿に戻って、ジャンベを叩く。ちなみに、海辺のすぐ近くにあるこの宿、周囲には何もないので、一日中ジャンベを叩いていても、誰からも文句を言われない。で、夜は、宿の夕食を頼むことにして、19時に飯を取りに行って、部屋の前で食べる。夕食後は、真っ暗になるので、ランプを照らした部屋で、アサラトの練習を開始。夜もジャンベ練習でもいいのだが、手が限界なのと、気分転換の意味合いもあって、夜はアサラト修行に切り替える。ひたすら、アサラトと格闘した後、23時頃、就寝。
こんな感じの一日の生活。ストイックです。ひたすらストイックです。これぞ、修行生活。ムビラ修行の時も、相当ストイックだった気がするけど、今回はそれ以上。超ストイックモード。うむむ、結果的には電気がないことで、ジャンベと正面から向き合える毎日を送れることになったのは、正解だったと思うのですよ。そのおかげで、相当上達しましたもん、ジャンベ。電気があったら、きっとパソコンを広げてしまい、ジャンベと向き合う時間が相当削られてしまったに違いない。そして、こんなにジャンベが上手くはなれなかったに違いない。
ジギに教わったレッスンは、<ジャンベと戯れる楽しさ>はあったんだけど、ジャンベが上手になれたか、と自問すると、疑問が生じるものだった。いや、あれは、環境の問題だったんだな。周囲に面白いものがいっぱいあり、ネットも快適に使えたあそこでは、ストイックな練習はできなかったのだ。
単に宿泊するのなら不便で仕方が無い<カサ・ディ・マンシャ>なのだが・・・ロンプラに書いてあった<ジャンベを練習するには最適>という意味は、きっと、こういうことだったのね・・・
|
|
|