(English)
I stayed in YOFF.
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早速、テゥバブジャラゥに出発・・・と思っていたのだが、さすが、居心地いい宿ViaVia。この吸引力に抗うことができず、延泊の料金を支払ってしまった。ああ、なんか、このままズルズルとここに居ちゃう気もする。一旦落ち着いちゃうと、再び出るタイミングをつかむのが、意外と大変なものだったりするのだ。うむむ、ゴレ島の後、直接テゥバブジャラゥに行けばよかったかなぁ・・・なんて思っていたのだが・・・
いや、本日の夕刻、YOFFに戻ってきてホントよかった、と思うような出来事に遭遇してしまったのです。
夕飯を食べようと、宿の外に出たところ、サバールの音が聴こえてきた。相変わらず、あのカルチャーセンターみたいなところで、練習が繰り広げられているのか、久々に見に行ってみるかと思って、足を向けたところ、音の元は、そのカルチャーセンターではなかった。もっと奥の、いつも夕刻おじさんたちが玉投げをして遊んでいる広場から、聴こえてくるじゃないですか。
で、その広場に行ってみたら、いつもはオープンな広場なのに、今日は、幕で覆われている。そして、周囲の建物の屋上に人だかりが出来ていて、そこから、幕で覆われている広場の中をみんなが覗き込んでいる。
おお!?なに、なんかのイベント?
と思って、幕の隙間から中を覗かしてもらうと、中にいるのは女の子ばかり。しかも、綺麗な衣装に身を包んだ女の子ばかり。そして、演奏されるサバールの前で、そんな衣装で踊りまくる女の子の姿が。
こ、これは・・・
見たい。一番みたいと思っていたイベントだ。カフォンティンで村のフェスティバルを見たが、今回も、そんな感じ。しかも、今回は、若い女の子バージョン。スタイルのよい若い子が踊る姿は、カフォンティンの時以上の、躍動感をかもしだしている。
しかし、中は女の子ばかりだし、そもそも、外国人なんて誰もいない。まぁ、ダメでもともと、とりあえず、幕の前でとおせんぼをしているお兄さんに「中に入りたいんだけど・・・」ってお願いしたら、「300CFA払って」と言われた。おお、お金を払えばアッサリ入れてくれるんかい。ということで、300CFA支払って中へ入れてもらうオイラ。
中は・・・そりゃもう、魅力的な空間でした。まさに女祭り。サバールを叩く男の人たち以外は、ズラリと女の子ばかり。おそらくYOFFに住む若い女の子たちは勢ぞろいしているんじゃないのか、って思えるほどの女の子祭りな場所になっていまして。
で、このお祭り空間、サバール演奏の前に、シートがひかれている。そのシートの周りに、椅子に座った女の子たちがズラリと座っていまして。で、延々続くサバール演奏にあわせて、女の子たちが、それぞれの気分で、ステージとなるシートに飛び出してきて、踊りまくり、疲れたらまた引っ込む、みたいなことになっているのですよ。一応ね、ステージシートには、あんまり人が溢れすぎないように、と、女の子たちが飛び入りすぎたら、アナタは一旦外に出て、みたいな誘導役のお姉さんもいたりして、無秩序ではなく、意外とちゃんと管理された空間になっている。
入れ替わり立ち代り、素敵なダンスを披露してくれる女の子たち。見ている方としては、息つく暇がない。だって、どの女の子たちも、魅惑のダンスを踊ってくれるんだもん。
いやぁ、それにしても、サバールダンスを踊る若いセネガルの女の子たちの姿は素敵すぎる。
オイラは、このダンス姿に惚れました。
今まで世界各地でいろんなダンスを見てきたけど、このセネガルで踊られるダンスが一番好き。とにかくワイルドで。踊っている人だけでなく、見ているこちらも、思わず体が共鳴して動いちゃうっていうこの躍動感が、たまらない。
あ~、YOFFに戻って来てよかった。そして、今日、ここに延泊してよかった。うん、セネガルは、全てが、いい方向に転がっている気がするのが、嬉しい。
それにしても、今日の女祭りは、何の祭りだったんだろ?女の子だけが集まって。男性にアピールするワケではなさそうなのに、綺麗に着飾って、魅惑のダンスを踊り続けて・・・ちょっと不思議な空間だった。でも、変に男性を意識するでなく、単に踊っているのが楽しいって感じの女の子たちの姿が、よかったワケでして。そう、セネガルダンスの魅力は、なんか余計な邪心が踊りから感じられないってところかも。本当に、カラダを動かすのが楽しくてしょうがないのよ、っていう一心だけで、踊っている姿が清清しく、カッコイイのだ。
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