Beach Resort
思った以上のビーチリゾートじゃん・・・テゥバブジャラゥ

2012.4.28 / Senegal(Dakar(YOFF)~Toubab Dialao) 本日 自転車55km走行 : Total 37480km走行
天気:晴のち曇 ネット:1
朝飯→フランスパン 昼飯→パン 夕飯→マフェ / 宿→La Mimosa(6000CFA)

(English)
 I left from YOFF. I came to Toubab Dialao to learn Djembe.



 今朝は、なんだか、喉がガラっぽくて、体が重い。扇風機をつけっぱなしにして寝てしまったせいだろうか・・・ここはカラダを休めるという意味で、延泊したほうがいいんじゃね?という甘いささやきが聴こえてきたのだが、このまま気分に流されちゃうと、いつまででも留まってしまいそうなViaVia。自分を奮い立たせて出発することに。

 軽量仕様のファニーバニーで走り出す。う~む、やっぱりこれくらいの荷物搭載量が適切なんだろうな。非常に走りやすい。それにしても、この装備で慣れちゃったら、この後、フル装備で走れるかどうか、ちょっと不安になってきた。

 さて、今回は、テゥバブジャラゥという村に行くセネガル小旅行第二弾なんですが、道は、前回ガンビアに向かって走った道とほぼ同じ道。実は、前回走った道の脇にあったのですよ、テゥバブジャラゥ。知っていれば、前回に寄ってきたんですけど・・・まぁ、今回のセネガル旅は、情報が少ない中での、ジャンベを求める旅なんで・・・口コミ情報に従って右往左往旅になるのは、しょうがないのだ。

 前回走った道をなぞるように走る。ダカール中心部から離れ、バオバブがたくさん立ち並ぶゾーンにやってきて・・・宿情報が立ち並ぶわき道との分岐点に到着。ココから先は・・・左へ行くと灼熱のカオラック。で、右へ行くと、テゥバブジャラゥへと通じることになる。

 前回は左へ行った道を、今回は右へ。地図上では細い道になっていたので、ひょっとしたら未舗装?って思っていたのだが、道は舗装道路になっていて走りやすかった。途中途中で小さな村があったのだが、一番奥の村がテゥバブジャラゥ。走っていたら、海岸が見えてきた。ビーチが心地いい感じ。ここは穏やかな海が広がっている。ジプソンはカフォンティンと同じって言ってたけど、なんか雰囲気違うんですけど・・・そうそう、ダカールとかカフォンティンも海沿いではあるのですが、海はなんとなく荒れていて、ビーチでノンビリって感じじゃなかったんですよ。ソレに対して、ここの海はめっちゃ穏やかで、ザッツ・ビーチリゾートな雰囲気満々なんですよ。地形的に考えて、ダカール半島の付け根にあるここは、ちょうど湾の内側にあたる。この位置条件がこのビーチリゾートを作り出しているのだろう。ということで、思っていた以上のビーチリゾート地っぷりにビックリさせられ、同時に、これは、ひょっとして滞在費がめっちゃ高いのでは・・・と心配になるオイラ。

 とりあえず、ここは、ロンプラには載っていないので、町情報がまったく手元にない。まずは手探りで宿探し・・・と、ウロウロしてみる。ところどころに宿案内の看板が立っているので、それを頼りに進んで行く。すると、まずは、かなり奥地にあるビーチ沿いのホテルに到着。ロケーション抜群だし、よさげなホテルなので、高いだろうと思ったら・・・意外や意外、10,000CFAとのこと。いや、十分高いんですけど、ダカールでの宿が11,200CFAなので、このビーチリゾートの地だったら15,000CFAくらいするのかと覚悟していたんです。これは、探せばもっと安いところがあるかも、と、とりあえず、その宿はキープしておいて、別の宿を探すことに。で、今度は、もうちょっと村中の方に行ってみる事に。村中は、けっこう人が多かった。そして、いかにも観光地な雰囲気が漂っており、物売り、客引きの人たちで溢れている。ああ、ここはちょっとめんどくさそうだなぁ、と思いながら、自転車を押していたら、案の定、一人の青年が声をかけてきた。「いや、一人で宿を探せますから」と言って、引き離そうとするオイラだが、勝手に宿に案内するその青年。で、その青年が案内してくれた宿が一泊8000CFAだった。部屋はまぁまぁなのだが、その値段だったら、もうちょっと払って、キープ宿に泊まったほうがよさそう。あっちのほうが、奥地だから、篭り修行にもいいし。なので、「ちょっと高いんで・・・」と断ろうとしたら、「7000CFAでどうだ?」と宿のおばちゃんの方から、値引き交渉してきた。結局6000CFAまで下げてくれたので、ここに泊まることに。

 う~む、それにしても、ここ、欧米人大好きそうな場所なのに、なんでロンプラが無視しているのだろう?あ、セネガル詳細版には載っているのかも・・・まぁ、でも、西アフリカ版に載せてくれてもよさそうな村だと思うんだけどなぁ。

 さて、テゥバブジャラゥ、部屋でシャワーを浴びていたら、早速ジャンベの音色が聞こえてくるじゃないですか。慌てて服を着替えて、外へ飛び出すオイラ。泊まっている宿からちょっと離れたところに<Sobo Bade>というホテルがありまして。ここの敷地内から、ジャンベの音が聴こえてくる。門が開いていたので、そのまま入って覗いてみたら、ステージみたいなところがあって、そこで、セネガル人や欧米人のお客さんがジャンベに合わせて、ダンスレッスンをしていた。どうやら、この宿では、そういうレッスンプログラムが組まれているらしい。ダンスレッスンは1回10,000CFA。ジャンベも教えていて、ジャンベレッスンは1時間5,000CFAとのこと。ちなみに、ここに泊まると、一泊一番安い部屋で12,000CFAするそうだ。

 なるほど、ここで、ジャンベレッスンを受けるのも悪くないな、と思ったのだが、ま、今回は、あまり焦らず。よさげなマエストロに出会ったら弟子入りするくらいの余裕のあるスタンスで望もうかなと思っているので、急いで決めるようなことはしない。

 で、ダンスレッスンを見学させてもらった後、宿に戻る。戻った宿には、自称アーティストという輩がいっぱい出入りしてまして。彼らは「ジャンベ?もちろん叩けるよ、教えようか?」と言って来る。ちょっと興味を示したら、めんどくさいくらい集まってきた。一応、値段とか聞いてみたら、1時間3000CFAで教えるよ、とのこと。その値段だったら・・・と思ったのだが、レッスン内容が、<ダラ>とか<カキランベ>の曲を教えるっていうことだったんで・・・ディザン師匠と内容がかぶるなぁ、とこれまたちょっと保留。

 さて、夜、近くのカフェで、ジャンベライブが開催されるというので、行ってみることに。いやぁ、ここテゥバブジャラゥ、もちろん、ジャンベ目当てで来たんだけど、初日からこんなにも、ジャンベ音に遭遇できるとは。聞いていた以上にジャンベ村なんだなぁ、と実感。

 そうそう、ジャンベ目的でセネガルに来て、ダカールをウロウロしても、ジャンベって出会わないもんなんですよ。ダカール周辺は、基本打楽器は、サバールがメインなんで。なので、手っ取り早くジャンベに遭遇したい人は、ここテゥバブジャラゥに来るといい。ここは、ジャンベばっかり。

 で、今日ライブパフォーマンスを繰り広げてくれるグループは、ギニアのコナクリ出身の人たちとのこと。ふむむ・・・ギニアのアーティストも、セネガルの方が稼げるってことで、出稼ぎに来ているのだろうか。ま、オイラ的には、ギニアのジャンベはぜひとも体験しておきたかったんで、これは、ラッキー、と十分に堪能させていただきやした。でも、ギニアジャンベはもっと派手なフレーズオンパレードかと思っていたんだけど・・・意外とそうでもなかった。なんか淡々としてた。うむむ、これなら、オイラは、カフォンティンリズムの方が好みだなぁ・・・あ、でも、一番前で叩いていたリーダー的な3人のジャンベフォラの人たちのフレーズは、よかった。あの人たちの誰かに弟子入りするのは、アリだな、うんうん。