Midnight Celebration
夜更けにこんな大音響で:ジャンベ修行Ⅳ2日目

2012.5.3 / Senegal(Toubab Dialao) 本日 自転車0km走行 : Total 37480km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→フランスパンサンド 昼飯→チェブジェン 夕飯→ヤッサ / 宿→La Mimosa(5000CFA)

(English)
 I stayed in Toubab Dialao. I was learning Djembe here.



 今日のヴィア師匠レッスンは、2曲目の<ジャン>って曲に突入。ディザンに教わった<ショコ>と同じ3連リズムの曲なのだが、やっぱりビミョウにフレーズが変形している。で、これらのちょっとずつ違う複数のリズムパターンが組み合わせて合奏すると、完全に違う曲となる。なるほど、これは面白い。

 さて、レッスン後、午後の自己練習も終え、すっかり暗くなってしまったので、部屋で休んでいたら、太鼓の音が聴こえてきた。太鼓の音を聴いちゃったら、体がウズウズしちゃうオイラは、当然、外へ。すると、宿の裏にある広場に人だかりができていた。そこではジャンベではなく、サバールのような楽器が叩かれていて、そのリズムに合わせて、人が輪になって踊っている。ここでの踊りは、今まで見た躍動感ある激しいダンスではなく、緩い感じ。ん、セネガルにしては珍しい、と思ったのだが、後で理由が分かった。この宴・・・3時間くらい続いたんです。そりゃ、全力で踊ってたら体力がもたないってワケですよ。

 さて、オイラは夜目が効かないので、真っ暗な中踊り狂う人たちの様子は、焚き火の明かりだけでしか判別できないのだが、夜目はバッチリ効くらしいアフリカ人、オイラの存在を見つけて、ここでもまた、めんどくさい距離感のフレンドリーで近づいて来られちゃいまして。近くへ来い来い、と。いや、誘ってくれるのは嬉しいんですけど・・・ついて行ったら、ずっと絡むでしょ、あなた。オイラはただ、この宴を見ていたいだけなんですけど・・・

 さて、本日の宴は、どうやら、バイファールの行事らしい。絡んできたお兄ちゃんが、頼みもしないのに、いろいろ説明してくれて・・・バイファールとは、イスラム教ムーリッド派の信者で、セネガルの若者に信者が多いとのこと。あの、キリスト教由来のあのラスタのイスラム教版ってところか。よく見れば、ラスタと同じく、ドレッド風貌の人が多い。ふむふむ、ラスタと共通点が多い人たちなのか・・・そういえば、ラスタも、太鼓を使った集会をするっていってたな・・・エチオピアでは見れなかったけど、きっとナイアビンギもこんな感じなのだろう、と勝手に想像してみる。

 それにしても、この宴、夜中の12時まで続きまして・・・村のど真ん中の広場で5つの太鼓で大音量アンサンブルで・・・いや、オイラは興味あるからいいんですけど・・・興味ない人には、ただの騒音。迷惑って思う人もいるんじゃないんですか?って聞いてみたら、「いや、これはバイファールだから」って。う~む、それで答えになっちゃうんですな。宗教とか伝統って、くくっちゃうと、こういう理不尽なことも正当化されて成立してしまうところが興味深い。

 セネガル、実はめっちゃ宗教国です。