Dance with Djembe
ダンサのリズムに永遠を見ました:ジャンベ修行Ⅳ4日目

2012.5.5 / Senegal(Toubab Dialao) 本日 自転車0km走行 : Total 37480km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→フランスパンサンド 昼飯→チェブジェン 夕飯→ビスケット / 宿→La Mimosa(5000CFA)

(English)
 I stayed in Toubab Dialao. I was learning Djembe here.



 さて、昨日競演したシモンさん、「今日は、セネガルダンスを習うんだ」って言ってまして。レッスン時間が同じだったので、一緒に宿を出たのですが、なぜか、向かう場所も一緒。で、到着した海岸では、ジャンベをもったヴィア師匠と、どうやらダンスの先生だと思われる筋肉ムキムキの男性が立っていた。

 「ヨシ、今日は、ダンサってリズムを教えてやる」

 というヴィア師匠。ダンサって・・・名前を聞くだけでこの状況が理解できた。要は今日は、ダンスの伴奏をするってワケか。そう、ダンスのレッスンには、リズムが必要。たぶん、通常のダンスの個人レッスンは、先生が「アン、ドゥー、トォア」って言いながらやるんだろうけど・・・ダンスの先生がヴィアの友達みたいで、今日、ダンスレッスンをするってことをヴィアに話したところ「それはちょうどいい、合同練習しよう」って話が勝手に進められたみたい。

 今日からソロを教えてくれるって言ってたから楽しみにしていたのに・・・と、一瞬思ったケド、ま、オイラ的には全然OKでして。むしろ、こういうのはぜひやってみたいって気分。

 シモンとダンス先生が準備運動をしている間に、オイラは、ヴィアから<ダンサ>のイントロキメと、メインリズムのパターンを習う。メインリズムは、ディザンから習った<ダラ>とほぼ同じだったため、全然問題なし。ちなみに、今日は、チュンを叩いてくれる人も参加。チュンのパターンも<ダラ>と同じだったので、合奏も全然問題なし。

 で、オイラたちが叩くリズムに合わせて、シモンたちが踊りだす。今回は、基本的には一つのリズムを延々繰り返している中で、途中に入るキメが合図になって、次のダンスパターンに切り替わる感じで踊られていた。

 このレッスン、はじめは面白かったのだが、さすがに、ずっと同じパターンしか叩けないのでは、飽きてくる。しかも、いつもと同じレッスン料を払わなきゃいけないし・・・これは、このままボーっと叩いているともったいない。何か吸収しなくちゃと、思ったオイラは、<歌>を習うことにしたのですよ。叩きながら、踊りながら、ヴィアとダンスの先生が歌っている<ダンサ>の歌。これを歌えるようにしてしまおうと、ヴィアに「歌を教えて」とお願いするオイラ。

 シモンがダンスの振り付けを確認している間に、歌の歌詞の確認。ウォルフ語の歌詞、意味なんてわかんないし、発音だって適当なのだが、とりあえず、耳コピで、覚える。

 ヤサーカ ヨー サカベー
 ノーレヴィ ヴォー ヤブラー
 ハィラーガ ザー ヴルガー
 ダーレニ アウラーナー ヤサーカー

 こんな感じ。で、早速、叩きながら歌ってみた。たぶん、歌い回しが変なのだろう。隣でヴィアがクスクス笑っている。以前のオイラなら、歌うことは、こっぱずかしくて、笑われなんかしたら、もう二度と歌わないってことになるのだが・・・なんかねぇ、ここだと、全然そんな気にならないのですよ。目の前が海で、ジャンベを叩いていて、横では踊っている人がいる。こんなポジティブな空間では、こっぱずかしいなんて感情は吹っ飛んでしまってまして。とにかく、楽しい。変な歌いまわしなんだろうけど、歌うことで余計に気分がハイテンション。

 青い空と海に包まれて、ジャンベとダンス・・・毎日、こうやって生きていけるのなら、なんてハッピーな人生なんだろう。セネガルでは「この一瞬が永遠に続けばいいのに」って思わされる場面に遭遇してばかりいる気がする。

 今日も思ったんです

 ・・・「ああ、永遠を見つけた」って。