(English)
I stayed in Toubab Dialao. I was learning Djembe here.
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シモンは一日でダンスを満足しちゃったらしく「レッスンは昨日一日だけ」って言っている。うぬぬ、そういうものなのかい?まぁ、オイラもダンスは1日だけだったからな。どんなものなのか、とりあえず知ってみたい、という程度の興味本位で体験するのなら、1日でもいいかもね。こういうのは、とにかくやってみるという態度が大事。見てるだけより、やってみたほうが、百倍以上分かるようになりますから。
さて、打楽器に関しては興味本位程度の想いではないオイラは、今日もひたすらジャンベ修行が続く。いや、お前は一体ドコへ向かっているのだ?と、お思いの方もいらっしゃると思いますが・・・打楽器に関しては世界一になりたいのですよ。いや、テクニックだけなら、たぶん無理です。これまで出会った師匠たちをテクニック面で超えたいのなら、自転車旅なんてしてる場合じゃなくて、それこそ、一日中楽器と向き合うっていう日々に突入しなくちゃいけないと思うし。そうじゃなくて、世界一味のあるグルーブをかもしだせる打楽器奏者になりたいなぁって思って。と言っても、グルーブって、他人と比較するようなものではないから、世界一って言ってもよくわかんないんですけどね。う~ん、この場合、<世界で唯一のグルーブをかもしだせる>って言ったほうが正解かも。いや、普通に叩いても、あなたはあなたのグルーブでしか叩けないだろう、って・・・うぬぬ、おっしゃるとおり。あれっ?オイラは一体ドコへ向かっていると言えばいいのだ?こりゃ、目標設定が難しいな。
ま、とにかく、自分の中にある<こんな風に叩きたい>という理想に追いつきたいのです。そこにはまだ至ってないので、修行を続けているってワケでして。
さてさて、今日のヴィアレッスンは、念願のソロプレイ。ライブでヴィアのプレイを見た時から、この人にはソロを教えてもらいたいなぁって思っていたんです。ジプソンとはまた違ったソロフレーズを叩くヴィア。オイラが思う<ジャンベっぽいソロ>を叩く人だったんです。
いくつかのおいしいソロフレーズを教えてもらうも、これが、一筋縄ではいかないものばかり。通常スピードではどう叩いているのかまったく分からないので、ユックリやってもらうのだが、なんか手癖みたいな揺れがあって、ゆっくり叩くと違うフレーズに聴こえたり、拍がとれずに困ったり。まぁ、この場ではなんとなく理解して終わることにして、後からビデオで撮った手元をスロー再生して理解することに。
で、オイラが、速いフレーズはまだこなせないということが分かったらしいヴィア、「こんなのはどうだ?」と、叩き始めたのが、割と単純なフレーズ。うん、これなら叩けるけど・・・フレーズ的にあんまり面白くない、と思っていたら、ヴィアが、パフォーマンスをしはじめた。そう、ジャンベを叩きながら、空いている手でパフォーマンスを始めたのですよ。
これ、実はディザン師匠の得意技で。何度もディザンのパフォーマンスを目の前で見て、「これ、やりたいなぁ」って思っていたのですが、この技を教えてもらう前に、ディザンがオランダに発っちゃって。教えてもらえずじまいだったのです。
今日は、そんなソロ・パフォーマンスプレイを、教えてもらえまして。これがねぇ、叩いているリズムは単純だし、楽しそうにプレイしているから、一見簡単に見えるんですが・・・やってみると難しいのですよ。パフォーマンスする手の振り付けも、「オレを見ろ」とか、「そこのキュートな女の子、こっちへ来ない?」とかいろいろ意味があったりして、パターンが何種類もある。
難しいけど・・・これは楽しい。ジャンベは打楽器が主役なんだけど、普段は、バンドメンバーの後方で、隠れるようにリズムを刻んでいるのがドラマー。そんなドラマーですが、実は隠れた目立ちたがり屋。こういうパフォーマンスプレイは大好きだったりするのですよ。ドラムセットで叩く時にはスティック回しに凝っちゃったりして・・・そうそう、この手のパフォーマンスは、見ている人を楽しませるって側面があるけれど、実はやっている本人のテンションが上がるってことに意味がある。それによって、演奏にさらに熱が入るってことになりまして。目立たないのは分かっているけど、パフォーマンスに燃える・・・これ、ドラマーの美学です。
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