Solo Phrases of the day
ソロフレーズの素材:ジャンベ修行Ⅳ6日目

2012.5.7 / Senegal(Toubab Dialao) 本日 自転車0km走行 : Total 37480km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→フランスパンサンド 昼飯→チェブジェン 夕飯→アラシ / 宿→La Mimosa(5000CFA)

(English)
 I stayed in Toubab Dialao. I was learning Djembe here.



 今日のヴィア・レッスンは、ソロプレイの続き。まずは、<ダンサ>のリズムに合わせて、昨日習ったパフォーマンス・ソロをプレイしてみる、という復習。これが結構難しい。個人練習で、出来たと思っていたのだが・・・リズムに合わせると、また別の難しさが発生する。

 さて、パフォーマンスはこのくらいにしておいて、肝心のソロ・フレーズを習うことに。昨日撮ったビデオをスロー再生にしてフレーズ分解して望んだ本日のレッスン。今日は、ヴィアが叩くフレーズがどうなっているのか、よく分かる。

 それにしても、ヴィアのソロプレイは、ジャンベっぽい。っていうか、オイラがよく聴いている<ママディ・ケイタ>のソロプレイに似ていると言ったほうが正しいか。実際、ヴィアは、ママディ・ケイタに師事していたらしい。なるほど、カフォンティンプレイとは、若干違うと感じたのは、そのせいだったのねん。

 ヴィアの<ジャンベっぽい>ソロフレーバーの要因は、中音の使い方にある。ジャンベを習うと、とにかく低音と高音を出すことに注力してしまいがちなのだが、実は、一番ジャンベらしいプレイをするために重要なのは、<中音>なのだ。この中音をいかにいい音をだせるようになるか、そして、この中音をいかにフレーズに組み込んでいくかがポイントとなる。というか、ぶっちゃけ、ジャンベはあまり低音を使わない。低音は、チュンにまかせているところがあるのだろう。基本的には、高音と中音だけで、メロディックなフレーズを構成していくのだ。

 ヴィアの教えてくれるフレーズの数々・・・これは、勉強になる。これを知りたかった。なによりも、ヴィアの教えてくれるソロフレーズが、<素材>なのがいい。そうそう、ジプソンにもソロフレーズをいろいろ教えてもらったのだが、ジプソンのフレーズは、すでに<素材加工>されたフレーズとして出してくれていた。フレーズとしてはかっこいいし、覚えがいがあるのだが、フレーズが単発になり気味。組み合わせが難しいのだ。そこへいくと、ヴィアの教えてくれるフレーズは、もろに<素材>であるため、自分で組み合わせて新しいフレーズを作ったりできるのが楽しい。料理で言うと、ジプソンの教えてくれたソロフレーズは、コロッケとか親子丼とか<調理された料理>として出してくれたんだけど、ヴィアの教えてくれるソロフレーズは、ジャガイモとか鳥のもも肉とかタマゴとかの<料理用素材>として出してくれているのだ。自分で料理をしない人には、ジプソンフレーズのほうが、おいしいのだが、料理法を知っているオイラにとっては、ヴィアフレーズの方が、興味深い。

 そんな本日のレッスンを終えた後、いつもジャンベを借りているジャンベ職人のセのところに。そうそう、ここ、テゥバブジャラゥ、ジャンベ奏者はいっぱいいるのだが、意外とジャンベは売ってないのですよ。セみたいに、作っている人はいるんですけど・・・全部、演奏用にまわしちゃって、売るまで手が回らないのだろうか?レッスンでジャンベを叩いていると、欲しくなるんで、探してみたりはしてるんですけどねぇ・・・ということで、ジャンベを買いたいのなら、カフォンティンが最適です。あそこには、いいジャンベがたくさん置いてあったんで。あ、ゴレ島にも、よさげなやつが置いてあったな。

 で、訪れたセのところでは、ちょうど、新しく作ったジャンベのヒモ張り作業の最中だった。ヒモを締めるのに、専用の工具を使って、グイグイ締めている。うむむ、確かに、あのヘッドのテンションをだすためには、そうとうきつくヒモは締めなきゃいけないと思っていたのだが・・・なるほど、こういう工具があったのかぁ。