Get Mauritania Visa
とりあえずモーリタニアビザをゲット

2012.5.18 / Senegal(Dakar(YOFF)) 本日 自転車30km走行 : Total 37630km走行
天気:曇のち晴 ネット:1
朝飯→フランスパン 昼飯→ピザ 夕飯→チェブジェン / 宿→ViaVia(11200CFA)

(English)
 I stayed in Dakar, YOFF.



 今日こそはと、朝から訪れたモーリタニア大使館。今日はすんなり中へ入れてくれた。で、案内された部屋、そこには、すでに数人が、椅子に座って待ってまして。奥にある大使部屋では、なにやら長い面接が行われている模様。う~ん、いろいろ質問攻めされちゃうのかな・・・当然フランス語だよなぁ・・・答えられるかなぁ・・・なんて心配しているうちに、オイラの番に。

 パスポートと、パスポートのコピーと、写真2枚を提出。パスポートを眺めた大使が、なにやら聞いてきた。う~ん、やっぱりフランス語だ。フランス語、旅生活においてはなんとかごまかしながらやりくりできるようにはなってきたんですけど、こういう公的な場では困ったことになる。何を質問されているか分からね~・・・と、困っていたら「トワ?」とか「アン?」とか言ってくる。おお?これは、「どれくらいモーリタニアにいるつもり?3日?1週間?1ヶ月?」と聞いているのだろうと勝手に解釈して、「ワンマンス」と英語で答えるオイラ。「こいつは英語しかしゃべれないのか」と諦めてくれたのか、大使はその後、英語対応してくれまして。いくつか質問された後、「じゃぁ、コレに記入して」とビザ申請用の用紙を手渡されるもちろん、表記はフランス語。え~ん、難関は面接だけじゃなかったのねん。表裏びっしり埋めねばならないフランス語で書かれた申請書類にクラクラ。とりあえず、言葉は分からずとも、なんとなく形式から判断して書ける場所を埋め、何を書けばいいのか分からないところは、空欄のまま、大使に提出したところ・・・空欄にしちゃったところには、何を書くべきか、大使が丁寧に英語で説明してくれまして。ふ~、忙しいところ、いろいろ手間取らせてしまって申し訳ない。ということで、なんとか無事、申請完了。

 昨日休みだったからなのか、本日金曜日だからなのか、ビザは即日発行してくれることになりまして。今日の16時には出来上がっているから取りに来てと言われ、大使館を後にする。

 さて、時間はあるものの、わざわざ自転車で、ダカール市街に来ちゃっているので、一旦宿に戻るのはメンドクサイ。ということで、ここは、本を読みながら時間をつぶそうと、図書館のある日本大使館へ。「本を読みにきました」というと、すんなり通してくれるゲートを入り、クーラーの効いた快適図書館で日本語の本を物色。今日読んだ本の中では板垣真理子さんの<踊るカメラマン>が面白かった。この本は、板垣さんが、ブラジル、西アフリカ、中国を旅した時の旅行記。「私は、ブラジルに来て、初めてブラジル音楽の本当の良さを知った。なにも、その土地に行かなければわからない、と言っているのではない。私にとって、なのである。それまでにも、サンバやボサノバは好きだった。しかし、さらに深くその心に触れるには、やはり、この土地に来るまで待たねばならなかった。」という、文章に、激しく共感。そうそう、オイラも、その土地に行って、ようやくそこの音楽が心に染み入るってところに辿り着くんだよなぁって思って。でも・・・オイラの場合は、ちょっと違うかもとも思った。その土地を訪れると、そこの音楽が強烈に心に残るようになるのは確か。しかし、これは、音楽の心に触れたことによる深い理解ということではなく、その土地でのオイラ自身の思い出が、音楽に結びつき、その音楽を聴くと、思い出心が揺さぶられるようになるだけという、極めてパーソナルなことなのではないか、と。

 そんな感じで、午前中の閉館時間である12時半まで、日本大使館の図書館でマッタリ読書を堪能させてもらい、その後、ダカールの街をサイクリングしながら、時間をつぶす。

 さて、ちょっと早かったが15時半過ぎにモーリタニア大使館に行ってみたら、ビザは無事発行されていた。1ヶ月ビザということで、申請書に5月25日から6月24日までって記入しておいたのだが、ビザには今日から6月24日までの一ヶ月ちょい分が有効になっていた。ちょい分は大使のオマケってところか。ちなみにビザ代は42,000CFA。結構高い。これは、取ったからには、モーリタニア、突入しなくちゃでしょ・・・とは思うものの・・・まだまだ、西アフリカの未練が、オイラの心をひっぱる。