Someday Somewhere on the earth
楽しかったよ~また来てね

2012.9.6 / Spain(Sevilla) 本日 自転車0km走行 : Total 40068km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→宿の朝食 昼飯→タパス 夕飯→タパス / 宿→Hostal Oasis Backpackers(ドミ10ユーロ)

(English)
 I stayed in Sevilla.



 今日は、宿の朝飯が食べれる時間に起きれた。コーンフレークにパンにクレープという溢れんばかりの炭水化物に甘いジャムというバックパッカー宿定番の、ブレックファーストメニュー。栄養的には問題ありすぎる気がするが、とりあえず、お腹は膨れるので、たらふく食べておく。

 さて、本日、次の街であるコルドバへ向かってしまうという、安藤さんと小野ちゃん。オイラは、このままセビージャに留まるので、今日でお別れ。買い物を済ませた後、駅に向かうというお二人を見送るため、二人が買い物をしている間、オイラはバルで、0.7ユーロのビールを飲みながら、待つ。

 そして、買い物を終えて来たお二人と一緒に、最後の合同昼飯。そして、飯を食べ終わったら、いよいよお別れ。

 短い間だったけど、楽しかったよ~。お互いに、一緒に楽しめるものは一緒に楽しんで、そうでないものは、別々って割り切れて。気を使わないでいい相手だったからね、二人とも。一緒にいて、楽だった。また来てね~、いつでも待ってますよ~

 さて、セビージャに残ったオイラ。セビージャでは、フラメンコ・パーカッションの修行をしたいと思っているんですよ。ここで、教室なり、師匠を掴まえて、カホンプレイを習いたいなと思ってまして・・・

 実は、一昨日、昨日も、セビージャの街をぶらぶらしながら、パーカッションが習える教室とか無いか、調べていたんです。フラメンコの街でもあるセビージャには、フラメンコが習える教室みたいなのは、いっぱいある。が、これ、全て、踊りか、ギターのどちらかなんですよ。パーカッションを習えるってところがない。いくつかのフラメンコ教室に行って「フラメンコ・パーカッションが習いたいんですけど」って聞いてみたんですが、「うちは踊りだけだから」とか「ギターならウェルカムだけど」という返事ばかり。

 で、今日二人を見送った後、街をぶらぶらしていたら、フラメンコインフォメーションみたいな場所を発見。で、ここで、聞いてみたところ「教室は知らないけど・・・個人的にパーカッショニストを知っているよ。彼、セビージャ一、上手」と、その人の名前と電話番号を書いた付箋をくれた。うむむ、ようやく、手がかりに辿り着けた。

 が、ここで、オイラの中の弱気の虫がうずきはじめた。まず、電話というのが障壁高い。教室の場所とかが分かって直接行くならいいんだけど、初対面の人とまず電話で話すってのは・・・苦手なのだ。

 さらに、10日~2週間くらいガッツリ習うつもりなら、ここは勇気を振り絞って電話をかけるところなのだが・・・実は、もう、セビージャに滞在するのは、あと長くて3日くらいの予定となってまして。この後、スペインで再会する予定のスペイン人カルロスから「13日にタラゴナに来てよ」という連絡を受けていたのだ。カルロスに会う前に、ポルトガルのロカ岬に行かねばとも、考えているので、逆算すると、遅くとも10日にはセビージャを出なくちゃいけない。

 たった3日だけフラメンコ・パーカッションを教えてくれと、言われても。逆の立場で考えたら、当惑するだろうな、と。経験者ならまだしも、フラメンコリズムすらマスターしていない人が来ても、フラメンコ・リズムを教えるだけで終わってしまう、と言われるだろうな、と。

 実際お願いしたら、快く受け入れてくれるのかもしれないけども、でもな~、やっぱり悪い気がするなぁ・・・なんて、頭の中でグルグル考えてしまいまして。とりあえず、よく考えて、明日、その気になったら、連絡することにしようと、もらった付箋は、財布の中に。結論を明日に延ばすって言っても、時間がなくなって余計頼みづらくなるだけなのだが。

 ま、悩むのは後にして、今日もビエナルには行こうと、チケットを購入。今日のステージもあのアルカサル。アルカサルのステージは、あのパトリシアと出会えた場所ですから。アルカサルなら、今日もきっと素敵なステージが展開されるに違いないと、期待大。

 さて、ビエナルまでの待ち時間、小腹が空いたので、バルに入って、1.5ユーロのタパスつきビールをオーダー。今日の付け合せタパスは、カレー風味のチキンに米を混ぜ合わせたもの。これ、普通にチキンカレーですがな。味はどこまでも深くそれでいて、上品。うむむ、このカレーレシピ、ぜひ、知りたいところだ。

 さて、そんなこんなであっという間に夜になってしまい、ビエナルが始まった。今日のステージは、なんか特殊な感じ。ステージには、左半分にフラメンコ演者らしいメンバーが、そして右半分には、インド音楽演者らしいメンバーが座った。で、まず、左半分のメンバーでのフラメンコが始まった。踊り手は、15歳くらいの少年。華麗なステップで激しいダンスを魅せてくれたのだが・・・オイラはやっぱり、女の人の踊りの方がいい。フラメンコをやっている安藤さんは「男性のフラメンコの踊りも素敵よ」と言っていたけど、オイラには、男のフラメンコダンスは、なんだか、ピンとこないッス。

 30分くらいのフラメンコのステージが終わったところで、今度は、右半分のインド音楽演者の演奏が始まり、インドな衣装の踊り手がステージに登場して踊り始めた。おお、今日のステージは、フラメンコvsインド舞踊の対決ステージなのかい、と思ったのだが・・・

 オイラ的には、インド舞踏の演奏が始まった時点で、踊りはぜんぜん目に入らない状況になっていた。

 インド音楽の打楽器<タブラ>の演者のプレイが、超絶すぎで、すっかり目と心を奪われてしまったのだ。

 今日は、もう、このタブラプレイを見れただけで大満足。ん?フラメンコ・フェスに来ているというのにそんなことでいいのかい?・・・ええ、いいんです。これがフェスの面白いところ。自分が予想していなかった素敵な音楽と偶然出会える場所なんですよ、フェスって。