Do you know where I like?
好みを分かってくれている人にゆだねる心地よさ

2012.9.17 / Spain(Zaragoza~Los Mallos Riglos~Zaragoza) 本日 自転車0km走行 : Total 40182km走行
天気:曇のち晴
朝飯→シリアル 昼飯→レストランのメニュー飯 夕飯→タパス / 宿→カルロスの実家

(English)
 Today Carlos bring me to go to Pre-Pyrenees by car. There were fantastic rocks. I like these scenes! Carlos... Do you know where I like?



 サラゴサでの生活は完全にカルロスまかせ。オイラは、今日は何をしようとか考えてない。すべてカルロスがプランニングしてくれるのだ。この生活、ぬるま湯のようで心地よい。行く場所を他人にゆだねるのが、こんなに楽だとは。え?ずっと自分でワガママに旅してきたんだから、自分の思うように行動できないのは、窮屈でないの?と思うかもしれませんが、そこは、ゆだねるのが、オイラの旅日記を逐一チェックしてくれているカルロスですから。オイラの好みを把握してくれているんですよ、彼。ということで、ほぼ、オイラがやりたいと思っているところへ連れて行ってくれるから、ゆだねちゃってても、オイラのワガママ心を満たしてくれちゃう。

 で、本日もカルロスまかせ。北のほうにあるお城を見に行ってその後、ちょっと山歩きをするよ、くらいの情報を聞いて、車にのせて連れていかれるオイラ。

 しばらく走ってたら、道の先に連なる山々が見えてきた。おお、スペインの北に来たってことは、あれは、ピレネー山脈か!?と、カルロスに聞いたら、あれはプレ・ピレネーと呼ばれるピレネー山脈の手前に連なっている山々とのこと。険しいピレネーの山々はあの奥に控えているらしい。

 車は、そんなプレ・ピレネーの方へつっこんでいく。徐々に高度があがっていって、それまで平坦だった風景が、山っぽくなってきた。と、目の前にオイラ好みの素敵な奇岩見えてきた!しかも、その奇岩の上になんだか建物が建っているようにみえる。

 「ヨシ、あれが、今向かっている、カスティージョ・デ・ロアレだ」と、カルロス。

 うひょー、さすが、カルロス。わかってらっしゃる、あれ、オイラの好みド真ん中ですぞ。めっちゃテンションがあがってきた。

 さて、辿り着いたカスティージョ・デ・ロアレ。駐車場のある方向から向かうと普通のお城なのだが、裏側に回ってみると、ザッツ・奇岩城。胸躍る素敵なたたずまい。

 そんなカスティージョの中に入り、城めぐり。中は、まぁ、普通な感じ。こういうのって、外から見るとかっこよくてテンション上がるんだけど、中に入ると、まぁ、こんなもんか、ってテンション下がることが多い気がする。

 ということで、カスティージョの中を巡った後、再びカスティージョの外側を堪能。素敵なカスティージョ・デ・ロアレの外観写真が撮れるポジションへ、カルロスに車でグルグル走ってもらう。

 いいポイントで写真が撮れ、満足したところで、早々に次のポイント<ロス・マジョス・リグロス>ってところへ移動。ここが、また、オイラのド好みの場所だった。切り立った奇岩がドンとそびえている素敵な風景。で、この奇岩をグルッと一周するトレッキングコースがあるので、そこを歩くことに。1時間半ほどのトレッキングコース、結構シンドイ道だったのだが、カルロスと遊びながら歩いていたら、あっという間だった。カルロスは、いろいろ物知りでして。野山にある木苺とか、胡桃とかを見つけては、「これ、食べられるよ」と渡してくれる。そして、食べ方アドバイス。木苺は、一度口に含んだ後、口に貯めたつばで外側を洗って、そのつばを吐き出してから噛みしめるべし、と。フムフム、こういう自然に生えている食べ物を食べながら走るチャリ旅に憧れていながらも、実際にはどれが食べられるものなのか分からずに、あまり自然物をもぎって食べるなんてことはしないで旅してきちゃっているオイラ。食べ方を教わった木苺と胡桃は、これから見つけたらチャレンジしていくことにしよっと。

 さて、風景も絶景続きで、十分に楽しんだ<ロス・マジョス・リグロス>トレッキングが終わり、戻ってきたサラゴサ。ただ連れて行ってもらっただけのオイラも結構疲れたというのに、車の運転もしてくれているカルロスは、さぞかし疲れているだろうと思いきや、「今日の晩は、ヨシのために女の子を誘っておいたから。バルに飲みにいくよ」と、カルロス。うむむ、パワフルだ。それにしても、女の子好きってことまで、見抜かれているか・・・キミはどこまでオイラのことを知り尽くしているのだ・・・

 オイラがドレスアップするような服なんて持っていないこと分かっているくせに、「せっかく女の子に会うんだからドレスアップしてね」とカルロス。オイラ的には精一杯がんばろうと思うも、いつも頭に巻いているバンダナを首に回すくらいしかオシャレの施しようがない。そんな状態で、向かったバルでは、カルロスとは学生時代からの知り合いだという、アナとクリスとピギィとソラと・・・あと名前を聞き忘れちゃった3人の女の子達と出会えた。男連中は、オイラとカルロスと、カルロスの友人のアルベルトの3人だったから・・・明らかにつりあいとれてないでしょ。まぁ、そんなハーレム状態をせっかくカルロスがお膳立てしてくれたのだが、カタコトのスペイン語では、とても、彼女達を口説くなんてことはできず・・・皆さんの盛り上がる話に「うんうん」と相槌番長として参加。あ~、やっぱり語学はちゃんとマスターしておくべきだ、とこんな時に切実に思うのですよ、ハイ。