Am I living in Zaragoza?
ここに住んでる気がしてきました

2012.9.18 / Spain(Zaragoza) 本日 自転車0km走行 : Total 40182km走行
天気:曇時々晴
朝飯→シリアル 昼飯→カルロス実家の家庭料理 夕飯→スペイン流メキシコ料理 / 宿→カルロスの実家

(English)
 I stayed in Zaragoza. Today was last day in Zaragoza. We walked in Zaragoza town.



 今日はサラゴサ生活最終日。カルロスのプランニングによれば、本日は、サラゴサの街巡り。アルハフェリア宮殿に行った後、近くの公園をブラブラしようと。

 で、まず昔エキスポをやったという場所を通って宮殿へ。このエキスポゾーンは、ヘンな建物がいっぱい建ってて、ここだけ異空間となっていた。サラゴサの街はピラールを中心に厳かなよき昔を感じる雰囲気なのに、このエキスポゾーンは、レトロフューチャーな感じ。まぁ、このレトロフューチャーな感じも嫌いじゃないオイラにとっては、こんなサラゴサもアリですわ。

 到着したアルハフェリア宮殿では、せっかくだからガイドツアーでいろいろ聞きながら見ようとカルロス。が、スペイン語の解説を聞いても、オイラは半分以上理解できないよ、と言ったのだが「分からないところは、英訳して教えるから」と、カルロス。うう、キミはどこまでいいヤツなんだ・・・

 さて、ということで参加することになったアルハフェリア宮殿のガイドツアー。やってきたガイドさんが、メガネ美人さんでして。アルハフェリア宮殿もよかったのだが、オイラはメガネ美人のガイドさんが気になってしょうがない。いつものように、写真を撮りまくるオイラだが、なるべくファインダーにはガイドさんが写り込むようにレンズを向ける・・・そんなオイラの写真撮りに気づいたカルロスが「うん、確かに美人さんだな。ヨシ、後で撮った写真みせてな」と。おお、バレバレだったか・・・

 ま、ガイドさんだけではなく、一応ちゃんと堪能したアルハフェリア宮殿の後、水公園という、サラゴサの真ん中を流れるエブロ・リバーの川水を利用して作った公園をブラブラ散歩。と、この公園の入り口に<bizi>と名前の書かれたレンタルサイクル置き場があった。この<bizi>、セビージャにもあったし、実際この<bizi>マークの書かれたチャリに乗っている人たちを町中で多く見かけたので、気になっていたのですよ。別の置き場への乗り捨てもOKみたいだし、旅行者でも気軽に借りれるのなら、便利に町散策ができるなって思って。が、カルロスに聞いたところ、この<bizi>、レンタルサイクルというより、シェアサイクルと言ったほうがシックリくるシステムだった。年会費を払って<bizi>会員になっている人だけが、この<bizi>自転車に乗ることができるらしい。しかも、<bizi>システムが用意する自転車以上に登録者数が増えたら乗りたいときに乗れないということが起こるので、利用者が常に乗れるように、登録者人数を絞っているとのこと。なるほど。

 さて、昼飯時に家に戻って、カルメンおばちゃんの手料理ランチをいただく。いやぁ、オイラもなんかカレーとか餃子をふるまって、お礼をしようと思っていたのだが・・・おばちゃんのおいしい料理をいただいちゃうと、オイラの手料理なんか出る幕がない。

 で、昼飯を食べていたら、カルロスのパドレから、重要な使命を受けることに。内容は極秘だが、お世話になったご恩返しとして、これからがんばらせてもらいます、ウッス。

 その後、買い物に行くと言うカルロスとカルメンおばちゃん。そういえば、オイラも、チャリ走りをする時に着るアンダーシャツが、4年たってもうボロボロになってきていたので、買い換えたいと思っていたところ。こういうのは、地元の人の方が、安くていいものを扱っている店をご存知ですからね。お二人の買い物に付き合って、オイラも、長袖のスポーツシャツを購入。一着6ユーロの激安価格でいい服が買えた。

 で、買い物の途中に、ショッピングセンターにあった、サッカーのロトくじ売り場で、くじを購入しはじめるカルロス。こんなスペイン人の日常生活に同行していたら・・・だんだん、オイラも、サラゴサに住んでいる気がしてきちゃいまして。あ~、スペイン・・・ここは、マジで住みたい国だな・・・

 そして、夜、サラゴサ二日目のイエルモさんのバースデーバーベキューで一緒だったロロ&クリスの夫婦宅へお邪魔することに。カルロスがアメリカ旅行で買ってきたお土産を渡すためだという。そのお土産は、もうすぐ子供が生まれるお二人のために、子供用のかわいいちっこいシャツ。カルロス、こういうところ、マメだなぁ・・・だから、みんなに好かれるキャラなんだろうな・・・なんて、カルロスとその仲間達の姿を見ていて、思ったりもする。

 さて、ロロ&クリス宅へ辿り着いたのだが、まだお二人は出かけていて家に戻っていないという。しょうがないので、近くのバルで時間をつぶすことに。で、入ったバル<Bar Baena>。ここで、アンチョビとトマトのタパスを食べながら、レモンビール(ビールといってもアルコール0%)を飲みながら、カルロスが、バルのおじちゃんにオイラのことを話しはじめた。すると、4年もチャリで旅をしているということに反応したおじちゃん、一気にテンションがあがって「ま、カウンターに入ってこい。一緒に写真を撮ろう」と、記念写真撮影。そして、その後、「これは奢りだ」と、もう一本レモンビールを出してくれまして。おお、このノリ、南米では何度も出会った懐かしいノリだ。やっぱりねぇ・・・スペインってすごく中南米のカホリがするんですよ。ま、もともとスペイン人が中南米に移住したのだから、元は一緒ってことなんだろうけど・・・中南米の旅が楽しいのは、スペイン人によるラテンなノリが漂っているからなんだな。もし、違う民族が中南米を支配していたら、あそこは違ったノリの場所になったに違いないって考えると、なかなか興味深い。

 そうこうしているうちに、家に戻ってきたロロがバルに迎えに来てくれた。そして、ロロの家へお邪魔しに。発泡スチロールアーティストであるロロ。お祝いで使われる飾りを作ったり、子供向けの工作教室とかをやって生計を立てているとのこと。ふむむ・・・「日本からの発注も待っているよ」と言ってくれたロロ。もし、興味がある方は、オイラが代理店になるので、ぜひ、ご連絡を。

 帰り際にクリス手作りのドーナツを手土産にもらったロロ&クリス宅を後にして、カルロスの家に戻ってきたら、カルメンおばちゃんが「これ、サラゴサの名物のキャンデー。お土産に買ってきたわ」と、ピラールが描かれている紙に包まれたキャンデーを一袋渡してくれた。ああ、ホント、オイラは甘えるだけ甘えちゃって・・・このご恩はいつか必ず・・・。

 そして、カルメンおばちゃんが用意してくれたメキシカン・タコスをつまみながら、テレビでサッカー観戦。ちょうど、レアルマドリッドとマンチェスターユナイテッドのチャンピオンシップの試合をやってまして・・・男はみんなサッカー好きなスペイン人。カルロスもカルロスおじちゃんも例外ではない。そして、もちろんレアルの応援。レアルが負けたら、めっちゃ雰囲気が悪くなるところだったが・・・Cレナウドが決勝ゴールを決め、無事レアルの勝利。ニコニコ顔で、寝室へ向かう二人だったのだが・・・カルロスは、さっき買ったロトくじ、得点が違っていたみたいでちょっと複雑な表情。そんな二人を見送って、オイラも就寝。