(English)
Today I run by bicycle again. I run along sea side. This road was too tough for cycling...but I could see beautiful scene.
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今日から、ようやく本格的にスペインチャリ旅再開。っていうか、再開って言えるほど前も走ってはいなかったのだが。
が、天気はあいにくの曇り空。せっかく海岸道を走るというのに、テンション下がる。この海岸道、カルロスお勧めなんですよ。フランスに向かうのに北部道を走るのなら、ぜひ、ブラネスの先にあるヨレット・デ・マルというビーチ町からの海岸沿いの道を走るといい、ってアドバイスをもらっていて。
で、そんな海岸道、ちょうどヨレット・デ・マルという町を過ぎたあたりから、天気が回復して、青空が覗き始めた。おお、やっぱり青空の海岸道は心地いい・・・と思ったのもつかの間。ヨレット・デ・マルを過ぎたところから、道がグネグネでアップダウンがめっちゃ激しい、ザッツ・フィヨルド海岸道となってしまったのだ。
いやぁ、地図を見ていたときから、この海岸道のウネウネ度合いは気になっていたんですけどね。予想通り、アップダウンの激しい海岸道でした。まぁ・・・見える風景が心地いいからがんばれる。ここ、朝のような曇りが続いていたら、途中からまた「電車ワープ」って逃避していたに違いない。
そんな海岸道、がんばって走っていると、思わぬことに巡りあうものでして。まず、この海岸道の最初のミラドール(展望台)で、休憩していたんですよ。そしたら、ひとりのおじちゃんが、オイラのチャリを興味シンシンで見ている。で、話しかけてみたのだが、なんだかオイラのスペイン語が通じない。あれ?ひょっとしてスペインの人じゃないのかな?なんて思っていたら、おじちゃんはそのままキャンピングカーに乗り込んで、去っていってしまった。
で、オイラも走り始めて、次のミラドールに辿り着いたところで、さっきのおじちゃんのキャンピングカーが停まっているのが見えた。で、そのキャンピングカーのドアのところから、おじちゃんが、オイラに向かって手招きしてくれている。
「カフェ、カフェ」
と、カタコトで呼びかけてくれているおじちゃん。どうやら、先回りして、コーヒーを淹れてオイラのことを待っててくれたらしい。ありがとうございます、かたじけない。そんなおじさんは、ジョバンニおじさんといって、イタリアからバカンスでやってきたイタリア人だった。そして、キャンピングカーには、奥さんのドナッテラおばさんも乗ってまして。オイラのチャリに興味があるのは、ジョバンニおじさんの方なのだが、コーヒーを飲みながらのお話タイムでは、ひたすらドナッテラおばさんが、しゃべりまくり。オイラが全然イタリア語が分からないにも関わらず、ひたすらイタリア語で押し通すドナッテラおばさん。まぁ、イタリア語とスペイン語、発音が若干違うけど、文法や言葉はわりと類推できるくらいの近さがあるから、なんとなく、こんなことを言っているんだろうなぁと、ぼんやりは分かる。そんなぼんやり会話の中で「この先どこいくの?」「イタリアにも来るつもりなの?」「だったらイタリアに来たときにはうちに寄りなさい。ベネチアの近くよ」という流れになりまして。こんな感じで、ありがたいことに、イタリアでの居候先を偶然ゲット。
さて、ジョバンニおじさんとドナッテラおばさんと別れた後、再び走り始めたグネグネ道。いやぁ、さすがに、絶景が続くこの道、地元のサイクリストやライダーにとっては、攻め甲斐がある道なんでしょうな。走っていると、頻繁にサイクリストやライダーたちとすれ違う。
久々の走りだったし、アップダウンが厳しすぎる道だったため、今日は、結局50kmも走れず。夕刻到着した町の外れに、キャンプ場を発見したので、今日はここで、テント泊。
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