We met in front of Dali Museum
ダリの引き合わせ?

2012.9.23 / Spain(Platja d'Aro~Figueres) 本日自転車81km走行 : Total 40324km走行
天気:曇時々晴 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→フランクフルト 夕飯→ロモ肉プレート / 宿→レオおじさん宅

(English)
 Today I arrived at Figueres. I met one man who live in Figueres. He was interested in my trip. So I was invited by him to his house.



 今日も朝は天気がビミョウ。季節の変わり目になってきましたからなのか・・・そろそろヨーロッパの夏が終わるんすかな。

 さて、今日も一応海岸沿いの道を走るのですが、昨日のグネグネ道とは違って、割と平坦な道が続いた。途中、車道と併走するカタチで、林間を走るサイクリングロードとかが設けてあったので、そちらの道を走ってみたりする。道は未舗装なのだが、踏み固めてあって、めっちゃ走りやすい。

 順調に、そして特に何が起こるわけでもなく、今日の目標地点であるフィゲレスに到着。ちなみに、フィゲレスって、あのサルバドール・ダリのふるさと。20年前、スペインを訪れた時は、めっちゃダリにハマっていたオイラ、絶対この町に来ているはずなのですが、なんとなく記憶があいまい。

 そんなフィゲレス、ロンプラで見ると、高い宿しかなさげ。うむむ、一度来たことがあるのなら、もう、このまま抜けちゃって、隣の小さな町で安そうな宿を見つけて泊まろうか・・・なんて考えながら、とりあえず、来たかどうかを思い出すため、町中心にある<ダリ博物館>へ。

 なんとなく入った覚えが蘇ってきたダリ博物館の前で、とりあえず、記念撮影でもしておくか、と、ファニーバニーを置いて、写真を撮っていたら、チャリをもった一人のおじさんが話しかけてきた。

 「キミのこと、ネットで見たような気がするのだが・・・」

 話してみると、どうやら、オイラが途中で誰かに撮られた写真をアップしたブログで見かけたことがあったらしい。そんな話しかけてくれたおじさん、続いて「フィゲレスで泊まるところ決まっているのか?もしよかったら、うちがすぐそこだから、来ていいぞ。寝床とシャワーと食べ物なら提供できるから」と、ありがたいお誘い。

 すごくチャリ好きなオーラ全開のおじさんで、目を見ていい人だと判断したオイラは、お言葉に甘えて、おじさんについていくことに。で、おじさんの家は、ホントにすぐそこで、ダリ博物館から歩いて1分。立派なマンションの建物の中へと案内されるオイラ。

 とりあえず、チャリは地下駐車場に置かせてもらい、部屋へ。で、案内された部屋には・・・他に4人くらいの若者が、それぞれの時間を過ごしていた。ん?おじさんの息子達にしては年齢が高すぎる気がするのだが・・・「ここは、彼らと一緒に住んでいるシェアハウスだから」と。おお、そんな場所に、オイラを拾ってつれてきちゃったりして大丈夫なんですか?という状況だったのだが、おじさんはオイラのことを皆さんに紹介しはじめちゃった。

 最初は怪訝な顔をしていた皆さんでしたが、部屋にあったマックでオイラのページを開いて、トップの経路地図と<こいつはスゴイ>ページの写真を見せながら、オイラの旅のことを説明プレゼンしたら、怪訝な顔が、興味の顔に。完全に受け入れ態勢になってくれた。そうそう、このホームページは、オイラの名刺代わりって意味合いがあるからね。これを見てもらえば、オイラがこの4年間なにをやってきた人間なのかが一目瞭然。

 で、そんなオイラのホームページの日記ページを開き始めた皆さん。残念ながら日本語でしか書いていないんですが・・・と言うと、「問題ないよ。グーグル翻訳があるからさ」と、日本語の日記本文をグーグル翻訳にかけて、スペイン語にして読み始められた。うむむ、目の前で日記を読まれるのはだいぶこっぱずかしいことなのだが、それよりも、オイラの分かりづらい日本語が、グーグル翻訳で適当に訳され、誤解して伝わるのではないかというほうが心配になった。う~ん、興味をもってくれた外国人の皆さんは、こうやってオイラのホームページを見てくれているわけかぁ・・・いや、やっぱり、ちゃんとつたないながらも自分で英語を書いて記したページを作ったほうがいいなぁ、と、改めて思わされちゃったりして・・・

 さてさて、オイラを拾ってくれたおじさんは、レオさんといって、実はブラジル人。クリチバで幼少時期をずっと過ごしてきたんだけど、大学をこっちで通うことになり、そのままスペインに住むことになったらしい。

 で、そんなレオおじさんは、ジュリとエステヴァンとサラの3人とルームシェアしてダリ美術館近くのアパートに住んでいる。ふむむ、いろんなお宅にお邪魔してきたけど、このルームシェアタイプの家にお邪魔するのは初めてだな。みなさん、どんな感じで共同生活をしているのか・・・興味深い。

 とりあえず、レオおじさんの部屋に泊まらせてもらうことになったオイラ。荷物を部屋に置かせてもらって、シャワーを浴び終えたところで、レオおじさんが、一つのお手製DVDを持ってきた。なんでもこの6月にアイスランドを友人と二人で走ってきたというレオおじさん。その時の旅の様子をドキュメンタリー映像にしたものがあるから、と、見せてくれることになった。というのも、家に向かう途中に「次はどっちへ行くんだ?」って話になって、「アイスランドとか興味あるんすよね」っていう話をしていたんですよ。

 ということで、レオおじさんのアイスランドチャリ旅映像の鑑賞会がスタート。う~ん、これで、6月ですか・・・寒そうだな・・・え?これから入ったらもっと寒い?さらに、一番見ごたえある景色が続く北部の道がたぶん閉鎖されちゃって走れないからもったいない、と。そうかぁ・・・アイスランドは、今期は無理っぽいかぁ・・・