Restart running? from Bordeaux with light bicycle
今日から軽量チャリダーで

2012.10.17 / France(Bordeaux~Rennes) 本日529km移動(自転車8km走行) : Total 40956km走行
天気:曇のち雨 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→菓子パン 夕飯→自炊パスタ / 宿→Auberge de Jeunesse(ドミ部屋20.95ユーロ)

(English)
 I left from Bordeaux.



 昨日、パッキングした荷物を、ファニーバニーにフル装着。

 「うぉぉ、か、軽い・・・」

 普通に持ち上げられることに、ビックリ。いや、これまでのファニーバニーって、フル装備だと持ち上げられなかったんですよ。それくらい重かった。いやぁ、持ち上がるチャリっていいっすな。これだと、階段も水溜りも・・・川越ですら、なんとかなる気がして、あえてそういうアドベンチャーなところに突っ込んでみたい気がしてきた。

 これなら、どこへでも行ける気がする。荷物が重かった時には「ここへ突っ込むと大変なことになるからなぁ・・・」と、チャレンジングな道へは躊躇しちゃう心が働いていたのですが、荷物が軽いと心も軽くなるのですな。これまでとは違う旅ができる、いや、やりたくなってきた。

 そう、何かが無くなるっていうことは、決して悪い面ばかりじゃない。無くなったことが、新しい始まりを作るのだ。無くならないと変わらなかったことが、無くなることで変わっていく。そして、せっかく変わるだから、自分がワクワクする方向に変えていけばいいのだ。

 そんな感じで今までとは違った感覚にワクワクしながら、出発準備をしていたら、ステファンが起きてきて出勤。「気をつけてな。ウェブで常に動向をチェックしているからさ!」と言ってくれたステファンと、ついにお別れ。そして、会社に出かけていったステファンを見送ったところで、キャロリンが起きてきて、時間差で、別れの挨拶。「4年経ったらステファンと日本に来て。日本で歓迎するから」と、キャロリンに告げ、ステファン宅を出発するオイラ。

 ほんと、いろいろありがと~。二人が、事件のことなんて考える時間がないように接してくれたから、「そういえば、モノを盗られたんだったっけ」なんて、いつのまにか割り切れる心境になっちゃったよ。二人がいなかったら、落ち込んだ気持ちと、心に刺さった悪意をずっと引きずったままになっていたに違いない。そして、オルトリーブのバックをくれたり、失ったモノで必要なものを買うのに、安くていい店を教えてもらったりして・・・前と変わらず、いや、なんなら、前以上に、旅に対して前向きな気持ちになれているのは、ホント二人のおかげ。

 ここでも、世界の優しさを思いっきりいただいちゃいました。

 さて、走り出したチャリ旅・・・って、例によって、また、駅までなんです。ボルドー駅まで走って、そこから、また電車移動。いや、せっかく軽量にして、ペダルが軽くて、チャリ走りがめっちゃ心地よくなったんで、チャリ走りで、フランスを巡りたいって気持ちはあるんですケド・・・もう、この時期のフランス、北部地方は、天気がグダグダなんです。一昨日はたまたま晴れたけど、基本的に、雨か曇の日ばかりが続くようになるようで。昨日の晩、この先の天気予報チェックをしてくれたステファンが「ダメだ。ヨシには見せられない。気分が滅入るだけだ」と言うほど、この先の天気は悪天候。「そもそも、ヨーロッパを自転車で旅するにはもっと前に来るべきなんだよ。」とステファン。ごもっともです、ハイ。

 ボルドー以北は、しばらく見たいものがあるわけでもないので・・・ステファンには北に行くならブルターニュ地方にある<サン・マロ>って海岸をお勧めされたんですが・・・悪天候の中わざわざ走ってグルグルするのもなんでしょ、ということで、お得意の電車ワープざんす。ダイレクトに次の目的地、モン・サン・ミッシェルという修道院島へ向かうことにしよう。が、モン・サン・ミッシェルまでは、直通で電車がない。乗り換えしながら、レンヌという町に到着。ここからさらに、電車を乗り継いで、ポントワソンという町の駅まで行かねばならないのだが・・・本日は、もう、ポントワソン行きの電車がないという。しょうがない、明日にするか、ということで、本日、ポントワソンにあるユースで宿泊。キャンプサイトもあったんだけどね~、雨が降るって分かっている中、テント泊する気になれず・・・電車移動にユース泊・・・フランス、普通に旅すると、やっぱり、お金かかるもんなんですなぁ・・・