(English)
I left from Paris. I ride on bus.
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パリを出発し、次にどこに向かおうかと、悩みまして。ベルギーやルクセンブルグも行ってみたかったのですが、ここんところ天気がビミョウだし、EU滞在タイムリミットも気になるようになってきまして。ということで、ここは、あまり回り道をせず、大きな目的地である、ドイツのフランクフルトへ向かうことに。で、地図を見ると、パリからフランクフルトはちょっと離れていまして。走っていけないこともないけど、この区間、特に見たいものがあるワケでもないので・・・時間短縮のために、またもやワープ。
で、今回はバスワープをすることにしたんです。というのも、<ドリームハウス>でヨーロッパを巡っている旅人といろいろ話すことができて。電車よりバスの方が安いとか、いろいろ情報収集できたんです。ちなみに、ヨーロッパにはユーレイルパスという便利なものもあるんですな。そんなことも知らなかったくらい、情弱だったオイラ。
さて、フランクフルトまではユーロラインというバスで行くことにしたオイラ。昨日のうちに、パリの町にあったユーロラインの窓口でチケットは買っておいたんです。パリーフランクフルトで50ユーロ。で、今日、ユーロラインのバスターミナルのある場所へ行き、買ったチケットを見せてチェックインしようとしたところ、
「預け荷物は2つまでですから」
とのこと。軽量化したオイラのチャリ旅ですが、公共交通機関移動モードに変身したところ、どうしても、手荷物1つと、預け荷物3つにしかまとめられない。それ以上、コンパクトにはならないのだ。これは困った。「なんとか3つ預けられませんか?」と、窓口のオネエチャンにお願いするも、「私には分かりかねます。あとはバスの運転手に交渉してください」とつれない反応。う~ん、この辺の杓子定規な対応がヨーロッパ的なめんどくささだなぁ。ゴネてもどうにもならない感じ。
どうしようと思っていたら、オイラの後ろに並んでいた一人の男の人がそっと声をかけてきた「俺、預け荷物一つだから、一つ分、キミに譲るよ」と。
あ~、これが、ツンデレなヨーロッパだ。融通の利きづらい厳しさとともに、なんとかしてやろう優しさを与えてくれる。ということで、ミカエルさんのおかげで、預け荷物3つ関門はなんとか突破したのだが、ユーロラインのめんどくささは、これで終わりではなかった。
バスが到着し、荷物を収容ゾーンに入れようとしたところ、運転手が「それ、自転車だろ?自転車は乗せるの許されていないんだ」と、言ってきた。「いや、確かに中身は自転車ですけど、ちゃんと袋に詰めているし、別に、他の荷物と違わないじゃないですか。開けなければ、自転車じゃないですよ、タダの荷物です」と言ったのだが、ここでも杓子定規に「自転車はダメだから」のツンな対応。さてと、また困ったオイラを見て、ミカエルさんが、助け舟を出してくれた。運転手はドイツの人のようで、ミカエルさんはドイツ語でなにやら、交渉してくれている。結局15ユーロの賄賂?を運転手に渡すことで、なんとか自転車の袋を乗せてくれることになった。
あ~、もう、メンドクサイ。ミカエルさんが居てくれたおかげで、今回はなんとかなったけど・・・二度とユーロラインなんて乗るもんか。
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