Nudism
バーデンバーデン、ここは旅で一番のパラダイス!

2012.10.30 / Germany(Baden-Baden) 本日 自転車0km走行 : Total 41238km走行
天気:晴時々曇 ネット:1 シェンゲン61日目
朝飯→宿の朝食 昼飯→酢漬け魚のサンドイッチ 夕飯→ウィンナー / 宿→Jugendherberge Baden-Baden(ドミ部屋22.60ユーロ)

(English)
 I stayed in Barden-Barden. Here is hot spring town. In germany mixed is normal when we enter the hot spirng. I was first time to enter mixed.



 昨日、到着したバーデンバーデン。温泉町でして、ハイ。昨日の日記にも書いたように、別にただの温泉であれば、わざわざ入るために町に寄るようなことまでしないのですが・・・ドイツの温泉では、混浴が当たり前らしいって話を聞きまして。混浴・・・いい響きじゃないですか。そんな言葉のイメージに引き寄せられて来ちゃったバーデンバーデン。

 ということで、今日は朝起きて、早速温泉に入りに町へ。バーデンバーデンの町へ入ると、ショッピング通りまず目に入る。どうやら、温泉保養地には、何日も滞在してユックリ過ごすというのが、通常らしく、温泉以外にも、買い物やレジャーなどの施設が充実しているのだ。そんなショッピング通りを抜けて、町の中心(?)の方へ歩いていくと、二つの温泉浴場が並んで建っていた。

 一つは、外観がめっちゃ立派なローマ建築っぽいフリードリヒス浴場。こちらは、素っ裸が基本。水着着用がNGの温泉とのこと。受付にいったら「ネイキッドですけど、大丈夫ですか?」と念を押された。わざわざ念を押すってコトは、間違えて入っちゃう人もいるのかいな?まぁ、混浴があたりまえのドイツでも、全裸でっていうのはめずらしいのかもしれない。で、この温泉、曜日によって、混浴か男女別か決まっているのだが、幸い本日火曜日は<mixed>と書かれていた。混浴日だ。うむむ、素っ裸で混浴・・・そりゃ入ってみたいと思ったものの、こちら、立派なだけあってちょっと値段が高め。3時間入れて24ユーロ。そして、まだ朝早いからなのか、値段が高いからなのか、そもそも全裸混浴だと客は少ないものなのか、全然人が入っている気配がない。ロビーには、受付のお姉さんがいるだけだし。せっかく混浴温泉なのに、オイラしか入っていないんじゃ、混浴の意味無いじゃんと思い、とりあえず、こちらの温泉は後回しにすることにして、一旦出る。

 で、お隣に建っているカラカラ浴場へ行ってみた。こちらは、開放感ある建物で、お手軽な健康ランド的な雰囲気。お値段も、2時間半で14ユーロとお手ごろ。で、この気軽さからなのか、カラカラ浴場の方には、朝から、客が次々と入っている。この流れに乗って、オイラも、まずは、カラカラ浴場に入ることに。このカラカラ浴場は、曜日に限らず、ずっと混浴なのだが・・・こちら、温泉ゾーンは、水着着用が必須。荷物をロッカーに入れ、水着に着替えて温泉ゾーンへ行ってみたところ・・・確かに男女混合ではあるが、水着着用の混浴温泉は、ただのプールですがな。まぁ、考えてみたら、そんなこと想像できたことなんですけどね。温泉・混浴というキーワードに勝手に妄想興奮していたオイラは、ちょっとガッカリ。

 ま、まぁ、ね、こんなもんですよ。世の中、そんなにパラダイスな場所なんかあるはずないんですよ、と思いながら、プール温泉で戯れるオイラ。

 そんなオイラの目に、プール温泉の横にある上階へ続く階段が飛び込んできた。このカラカラ浴場、プール温泉ゾーンの上階がサウナゾーンになってまして。階段を上がって上階に行くのですが、サウナには、水着を脱がねば入れないことになってまして。上階に上がったら、入り口で、水着を脱ぎ、すっぽんぽんになる手順になっている。で、この入り口を抜けた空間が・・・パラダイスでした。一応、水着は脱がなきゃいけなくても、タオルは持ち込めるので、一応通路では、皆さん、タオルで体を隠しながら歩いているのだが、サウナ内は、持っていたタオルも置いて入らなきゃいけない。ということで、サウナ内は、皆さん、全裸。おじさんおばさんが多かったが、中には若い娘さんたちも居て、そりゃもう、目のやり場に困るくらいの状態で。なんたって、水の中に浸かる温泉とは違い、木の部屋に座っているだけのサウナですから。水というモザイク代わりのフィルターも無く、さらに隠す小道具もないから、いろんなところが丸見えなワケですよ。

 ぴちぴちの若い娘さんの肌が目の前にあって、そりゃ、興奮するなってほうが無理。写真でお伝えできないのが、ホント残念。いや、エッチな心というより、美しいものを伝えられないことへの残念なんです、ええ。一応弁解しとかないと(笑)。実際、美男美女の若いカップルとか、ローマ彫刻のような美しさのオーラを放ってましたしねぇ。

 一方、おじちゃんおばちゃんたちは、肉のつきかたが半端なかったです。ヨーロッパのおじちゃんおばちゃんは、恰幅のいい人たちが多いんですけど、服を着ていると、まだなんとなく、ごまかされましたね。実際、裸で見ると、人間ってこういう肉のつきかたができるんだって、ビックリするほど強烈。

 と、まぁ、正直、最初は、若干エロ目的で、楽しんだところもあったのですが、この全裸サウナに2時間くらいウロウロしていると、だんだん裸でいることが普通になってきて、エロ感情が薄れてくるのが不思議。むしろ、普段隠されている部分を垣間見れる人間観察ってのが面白くなってきまして。

 そんな感じで、自分の中で変化する心情もまた興味深かった。いや、最初は、ちょっと恥ずかしさもあった人前で、全裸でいることですが、あまりにも、周りの人たちが普通に全裸でいるので、むしろ、隠すことの方が、変に思えてくるようになるのですよ。サウナゾーンから出ると、よく海岸においてあるような、プラスチックの寝そべり台みたいなのが置いてあって、そこで、日向ぼっこ的なことをするのですが、ここでも、もはや、タオルで隠したりせず、そのまま寝転ぶようになるんです。う~ん。

 2時間半もお風呂に居ないよ、と思っていたカラカラ浴場の入浴時間、サウナゾーンでほとんど過ごして、結局、ギリギリで出ることに。

 と、こんな感じで、カラカラ浴場が楽しかったので、一休みした後、夕刻から、後回しすることにした、フリードリヒス浴場にも入ってみることに。一日に温泉二回って・・・まぁ、いいんです。楽しいと思ったことはとことん楽しんでおかないと。

 さて、再び訪れたフリードリヒス浴場。夕刻に行っても、相変わらず、受付ロビーには人が少なく、やっぱり、全裸混浴は抵抗があって、客は入らないのかなぁ・・・でも、カラカラ浴場のサウナでは、みんな平気で裸になっていたのに。うむむ、24ユーロも払って客がオイラだけだったら、どうしよう・・・カラカラ浴場が楽しかったのは、やっぱり、裸の人たちがいっぱいいたからなのに・・・と、頭の中でやっぱり入ろうかどうしようかと、グルグルと悩んだのですが、ま、入らないで後悔するよりは、入って後悔したほうがいいかと、お金を払って入場。こちら、フリードリヒス浴場のほうは、基本的に、なにも持たずに浴室へ向かうことになる。受付でもらったキーで開くロッカーに、荷物とか脱いだ服を全部入れ、すっぱだかの状態で、浴場へ。

 ローマ式の浴場を模して作られたというこのフリードヒリス浴場の建物、案内板を見ると、中はいくつもの浴場が設置されているらしい。暖かいお湯のお風呂、冷たいプールのようなお風呂、ジャグジーのお風呂、そして、数々の温度設定のサウナ。まずは、内装の立派さに驚いて、どれから入ろうか、裸でオロオロするオイラに、中にいた係のおじさんが、シーツのようなタオルを渡してくれた。「え?タオル不可じゃないんですか?」と聞くと、「まずは、あそこの1番の部屋に行って下さい。そこはサウナ室になっているので、このタオルを下に引いて、寝転んでください。タオルは部屋を出る時、そのまま置いていってください。次の部屋に持ち込んではいけません」とのこと。ほ~、値段が高いのはこういうきめ細かいサービスがあるからなのか、と納得。ということで、まず、その1番の部屋に入ってみたところ・・・部屋の中には、全裸の人たちが何も隠すことなく、寝転んでいる光景が。う~ん、またを開いちゃって・・・丸見えなんですけど・・・さっき、カラカラ浴場で、免疫ついていたオイラは、うろたえることはなかったが、ここ、初めて入ったら、そりゃもう、ビックリするに違いない。ま、とにかく、オイラ一人だけだったらどうしようというのは杞憂に終わった。

 しかも、ここに寝ているのは、カラカラ浴場とは違って、なんつーか、スタイルがよい人たちばかりだった。カラカラ浴場は、老若男女とわず、割と手軽に誰でも行くのに対して、こちらは、ちょっとこだわりのある人達が訪れる場所なんだろう。町で見かけて、おっ、と振り向いちゃうような男女ばかり。つまり、オイラ好みの女性が何人も裸でウロウロしているってこと。そして、カラカラ浴場にはたくさんいたお年を召した方は少なかった。若い人はフリードリヒス浴場のほうが圧倒的に多い。(これはたまたまだったのかも。いつもそういう状況なのかどうかは不明)

 で、サウナでは、そんな若い女の子が全裸で隣に座るわけですよ。しかも、これがメッチャかわいいときた。で、サウナって上の方に熱い空気が溜まるじゃないですか。だから、サウナ上級者である彼女達は、座ってサウナで一汗かいた後、無邪気に立ち上がって、より熱いミストに体をさらそうとするのですよ。座っているオイラの隣で、立ち上がられちゃうと、まぁ、目の前に、大事な部分がくるわけですな。しかも、ヨーロッパの人は、ホント、アンダーヘアーが薄い。こりゃもう、反応するなというほうが無茶ですがな。が、ここでは、オイラも隠していないわけでして。反応しているところを見られるのは・・・ということで、ここは必死に頭の中で、円周率を唱える、なんていう、若かりし頃にやっていたテクニックを再現したりして・・・

 はわわ、天国でしたわ、フリードリヒス浴場・・・

 いや、なんだか、ちょっとエッチな視点で日記をつづっちゃいましたが、ここ、普通に、健全な温泉。ええ、ええ、3時間のお風呂時間、おとなしく、お風呂を楽しんでたんですよ、実際は(笑)。ここが他の世界にある温泉と違うのは、ただ、混浴ってことなだけ。いや、でも、この混浴ってことが相当大きな違いなんですけど、うん。それにしても、混浴というものは、なんか、不思議な体験でした。エッチな視点が入っちゃうのは、まだ枯れていない健全な男の子である以上、しょうがないことなんで、許してほしいんですけど(誰にだ?)、エロ以上に、なにか心に湧き上がる新しい感覚があるんですよ。うん、エロスはだんだん薄れていくっていうか・・・やっぱり隠すからエロいのであって、オープンにしちゃうと立ち上がってくるのはエロとは違うっていうか・・・いや、ちょっと違うな。オープンでも反応しちゃうものには反応しちゃうか、やっぱり。ま、とにかく、別の感覚が立ち上がってくるのは確か。その新しい感覚ってなんなのかって?それは、アナタがぜひ体験してみてください。これは、体験してみないと分からない。言葉で表現しづらい<何か>です。ちなみに、僕は、今や、ヌーディストビーチで裸になるネイキッドな裸族な人たちの心情が分かるような気がしてます、ハイ。