I'm interested in Albania
久々に落ち着いちゃおう

2012.11.27 / Albania(Durres~Tirana) 本日 自転車44km走行 : Total 42251km走行
天気:晴のち曇 ネット:1
朝飯→宿の朝食 昼飯→フェゲス 夕飯→サンドイッチ / 宿→Tirana Backpaker(12ユーロ)

(English)
 I went to Tirena which is capital city of Albania.



 到着するまで、存在すら知らなかったアルバニアに興味を持ったオイラ、早速ネットでアルバニアについて調べてみた。すると、アルバニアは、ほんの20年前まで、鎖国をしていたということが判明。なるほど、それでか、アルバニアという国の話をまったく耳にしなかったのは。

 そう、ヨーロッパの国でありながら、鎖国の状態で、国を閉じていたため、ずっとベールに包まれていたアルバニア。周辺国ですら、その実情が分からず、謎に包まれているがゆえに、<ヨーロッパの秘境>だなんて言われていたらしい。

 ふおお、ヨーロッパの秘境だったのか、ここ・・・うむむ、もし事前に調べていたら、謎過ぎて、来るのを躊躇しちゃったかもしれないな。来ることにしたとしても、いらない心配をいろいろしちゃってたに違いない。今回は、知らずにきちゃって、正解だったってことか。

 さて、このご時世に、しかもヨーロッパで鎖国をしていた、ってだけでも、不思議感満載なのだが、このアルバニアという国、調べれば調べるほど、面白いことがわかってきた。

 この国の面白さについて、オイラなりに書こうと思ったのだが・・・ずばり、端的に書いてあるホームページを見つけちゃったので、オイラがわざわざ書くまでもない。興味ある方は、ぜひ覗いてみてください。

 現代外交講座 第38回アルバニア共和国

 さて、今日は、そんなアルバニアを走り始めることに。

 今いるドゥラスも、海岸町で、ビーチの方とか、面白そうだったのだが・・・昨日到着した時に感じた怪しい雰囲気に負け、安い宿を探す心の余裕がなく、30ユーロもする高い宿に泊まっちゃったんで、延泊が厳しくて。で、どうせ、宿を出るのなら、次の町に行ってしまおうと思いまして。

 次の町・・・実は、アルバニアをよく知らなかったオイラは、当初の予定では、アルバニアはすばやく抜け、モンテネグロ、そしてクロアチアでノンビリするつもりだったんです。が、いろいろ調べてみると、ある時期、欧州最貧国とまで言われたアルバニアは、実は、今も物価が安い。旅人としては、過ごしやすい国らしい、ということが分かったんですよ。

 お金がかからないのであれば、アルバニアでゆっくりしてもいいかも・・・明日は、独立100周年ということで、盛り上がるらしいし・・・と思い、次の町は、モンテネグロ方向とは、逆になってしまうのですが、首都ティラナへ向かうことに。

 ティラナまでの道、ドゥラスの町をでちゃえば、もう田舎道だった。アルバニアは、道路状況が悪いと聞いていたのだが、さすがに、首都に通じる道のためか、ちゃんと舗装されていて、走りやすい。

 で、到着したティラナ。ティラナには、安い宿があるとガイドブックに書かれていたので、その宿の場所に行ってみた。が・・・そこには、カフェ・レストランが建っていた。宿併設なのかな、と思ったが、そうではなく、ただのカフェ・レストランだった。

 あ~、ひょっとしてアルバニア、一気にインフレが進んでいるのか?安い宿は、やってられなくて、つぶれちゃったとか・・・う~ん、ここも、ドゥラスと同じく、高い宿に泊まるしかないのかなぁ、失敗したなぁ、やっぱりモンテネグロに行っちゃえばよかった、なんて考えていたところ・・・

 車のボンネットを開け、作業していた一人のおじさんが声をかけてきた。「宿を探しているの?ここにあった宿なら移ったんだよ。ちょうど、この後、その宿に行くところだから、一緒に行ってあげよう。車を置いて、自転車を取ってくるから、ちょっと待ってな。」と。

 この偶然出会ったおじさん、なんと、オイラが探している宿のオーナーの友人だった。なんたるラッキー。っていうか、最近こういう幸運が続いているな、オイラ。旅の女神様、微笑みすぎでっせ。で、自転車に乗ったおじさんに、結構分かりづらい場所に移った移転先に、連れてきてもらっちゃいまして。いやぁ、それにしても、このアルバニアのおじさんが、フレンドリーで親切で・・・オイラの中で、あがりっぱなしです、アルバニアの評価。

 さてさて、つれてきてもらった宿のオーナーもフレンドリーだった。そんなオーナーが経営する宿は、いいに決まっている。値段も朝食つきでドミ部屋一泊12ユーロと手ごろで、併設のバーには、作業しやすそうなソファー席とかある。

 うむむ、ここに落ち着いて、日記書き作業しちゃってもいいかも。ドイツ以降、書き残している日記がどうしても気になっていたオイラ、忘れないうちに早く書き上げてしまいたいと思っていまして・・・

 まぁ、とりあえず、腹減っていたんで、まずは、昼飯を食うことに。で、宿のオーナーオススメしてもらったレストランに行ってみたところ・・・これが、見た目的にはめっちゃ高級そうなレストランだった。う~ん、貧乏旅行まるだしなオイラに、こんなレストランを勧めるとは、オーナー、どういうこと・・・と思ったのだが、めっちゃ腹がへっていたので、とりあえず、入って一番安いものを頼むことにしようと、渡されてメニューを恐る恐る開いてみたところ・・・

 桁が一つ間違えているのではないかと思うような値段が表示されていた。思わず、表記されているアルバニアの通貨、レクの換算レートを間違えていたのではないかと思い、再計算してしまったほどだった。

 びっくりするくらい安かったのだ。

 南部イタリアですら、7ユーロはするであろうと思われるパスタが、300レク=2ユーロくらいと書かれている。おおお、アルバニア、こんな高級そうなレストランに入っても、この値段で飯が食えてしまうのですか!!!

 とりあえず、アルバニアのトラディショナルフードの<フェゲス>という、レバーらしきものと、コテージチーズのようなものと、トマトを混ぜて、オーブンで焼く、という料理も安かったので、オーダーし、食べてみたところ・・・これが、美味かった!

 ヨーロッパなだけあって、店構えは立派。料理は、素材や味にはちゃんとこだわっている。なのに、物価はモロッコ並みというアルバニア。貧乏旅行者がヨーロッパを満喫できる、穴場スポットなんじゃないの、ここ?

 オイラ的には、宿が快適で、飯が安くて美味い、ということだけで、もう言うことなし。うん、決めた。ここティラナにしばらく落ち着いて、日記書き作業に没頭することにしよう。