100 vjet pavaresi
式典よりもアルバニア音楽

2012.11.28 / Albania(Tirana) 本日 自転車0km走行 : Total 42251km走行
天気:曇時々雨 ネット:1
朝飯→宿の朝食 昼飯→ピザ 夕飯→いろいろつまみ食い / 宿→Tirana Backpaker(12ユーロ)

(English)
 Today is ceremony day of Albania. It is 100th anniversary of National Foundation.



 本日、アルバニア独立100周年の記念日。ということで、朝から街はソワソワムード。ティラナにしばらく滞在することにしたのは日記を書くため、と決めたんで、起きてすぐパソコンを広げたオイラも、そんなソワソワムードの中、日記なんて書いていられなくなり、パソコン閉じて、外へ。

 外に出てみると、街は、昨日よりもさらに赤くなっていた。赤は、アルバニアの国旗のベースカラー。国旗をマントのように羽織る人、頭に巻く人、首に巻く人、国旗がプリントされたTシャツを着る人・・・赤い人たちがウロウロしているのだ。

 話はそれるが、アルバニアの国旗のデザインなかなかかっこいい。プリントされている双頭の鷲が厳つくていい。

 さてさて、人の流れにのって、広場に行ってみると、広場には、ビックリするくらいの人たちが集まっていた。そんな広場では、太鼓を叩く人、チャルメラを鳴らす人なんかもいて、大賑わい。

 楽器の音と、歓声がなりひびく広場で、ひときわ大きな音を出しているのが、広場の一番メインとなる場所に、設置されたステージだった。オイラが広場に辿り着いた時には、スピーカーから、アラビックな音楽が流れているだけだったのだが、これは、ひょっとして、音楽イベントでもはじまるのかいな・・・と思って待っていたオイラの予想どおり、しばらくしたら、民族衣装を着た若者たちが登場。後から出てきた楽器隊の演奏にあわせて踊り始めるじゃないですか。

 おおお、これが、アルバニア音楽ですかぁ・・・

 後半バタバタ旅となった欧州シェンゲン圏内旅では、なかなか音楽に触れる機会がとれなくて。フランスのステファン宅で、シャンソンの音楽をしこたま聞かせてもらったのを最後に、音楽との接点はなく(いや、ドイツで白ソーセージを食べた時、クリスチャンが洒落で、<オクトーバーフェス>の音楽をかけてくれたんだっけ・・・)、久々の音楽体験に大興奮。

 やっぱり、オイラはこれがテンションあがります。

 アルバニアの音楽は、モロッコで聴いていた音楽と似ていた。使われる楽器はほぼ一緒だったし、スケールも、アラビアンスケールだったから、曲調も同じような感じ。リズムに変拍子(9拍子が多かった)を取り入れているのが、特徴なのかな、そこが、オイラ的には非常に興味深い。一方で、衣装はいかにも東欧な感じ(オイラの中ではブルガリアのイメージ)だったりして・・・いろいろ混じっているなぁ、アルバニア。

 2時間くらい続いたライブだったが、この後、式典が始まるというので、終了。アルバニア的には、ライブはあくまで前座余興であって、これから始まる式典が本番なのですが・・・式典はどうでもいいから、ずっとこのライブを続けてくんないかな、なんて思うオイラであった。

 さてさて、ライブの時より、さらに人が増えた状況で始まった式典。式典が行われているのは、ステージではなく、人だかりを押しのけて作ったスカンデルベルグ広場の真ん中の空間だった。人だかりの後ろの方に押しやられてしまったオイラの目には、人の頭しか見えない。なんかやっているらしいということは伝わってくるのだが、式典が行われているところの様子がまったく見えない状況でして・・・

 ま、アルバニア音楽で十分満足だったんで、式典は見れなくてもいいか、と、アッサリ、宿に戻ることにしたオイラ。

 で、宿に戻る途中、腹が減ったので、ピザでも食べようと、ファーストフード店に入ったところ・・・ちょうどテレビに、式典の様子が、ライブ中継されて写っていた。うむむ、ここで見たほうが、よっぽど式典の様子が見えるぞ。なるほど、式典では、衛兵の人たちが、銃回しを披露してたりしていたのか・・・これは、広場で後ろの方にまわされて「見えないぞ~」と騒いでいたおじさんたちに、教えてあげなきゃ・・・