Start Goblet Drum Lesson in Turkey
何もしないのはもったいないので、打楽器修行に突入しちゃいましょう

2013.1.21 / Turkey(Istanbul) 本日 自転車0km走行 : Total 43244km走行
天気:晴のち曇 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→ほうれん草のボレキ 夕飯→鮭の塩焼きと野菜炒め / 宿→Tree of Life(ドミ8ユーロ)

(English)
 I stayed in Istanbul.



 さて、昨日楽器屋で出会ったおじさんに、ダラブッカを習うことになりまして。今日17時に、昨日の楽器屋で、ナイルおじさん・・・いや、ナイル師匠と待ち合わせ。

 で、ちょっと遅れてやってきたナイル師匠に連れられて、師匠の家に。新市街にある師匠の家、部屋の中にはダラブッカの他にも、トルコの弦楽器<サズ>なんかも置いてあり、いかにもミュージシャンな部屋風景。そんな部屋の壁には、なぜか天狗のお面が飾ってあった。

 さて、まずはトルコティーを淹れてもらって少々雑談。とりあえず、天狗お面の話題で盛り上がる。といっても、師匠はカタコトの英語しかしゃべれないので、コミュニケーションはビミョウ。でも、まぁ、音楽に言葉は特にいらないですから、レッスンはなんとかなるもんなんです、ハイ。

 さて、ダラブッカレッスン初日。まずは、ダラブッカの持ち方から。ダラブッカってモロッコにもあったから、エッサウィラの楽器屋とかで触らせてもらっていたんですよ。楽器屋のおじちゃんに適当に習ったりしながら。が、その時にやっていた持ち方は全然違っていたということが分かりまして。ダラブッカ、叩く時には、横にして左脇に挟むようにして持つような感じになるんですが、この時、<左脇には挟まない>んです。ダラブッカ自体は、打面の出っ張ったところを股に挟んで、<置くだけ>なんです。こうすることで、左手がフリーになれるんですよ。左脇で挟むようにして持っちゃうと、左手が自由に動かせなくなるんで。モロッコで遊んでいた時には、左脇で挟んで持っていて、「左手が動かしにくいなぁ・・・」って思っていたのですが・・・やっぱり、正解は、左脇は挟まないだったんだと。最初っから、目から鱗状態でした、ハイ。

 楽器とか、我流でやるのもいいんですけど・・・基本は、ちゃんと分かっている人に習ったほうが、絶対早道。自分がやりたいことが、世界各地にある人は、旅をしながら、各地で師匠を見つけ、とりあえず、基本の部分だけでも教えてもらうっていうのは、スゴクオススメしますよ。旅の途中で、ちょっと教えてもらうくらいじゃ、何にもならないんじゃんってお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが・・・教えてもらっている期間は、それだけに集中すれば、短期間でも、かなりのコトが身につくもんなんですよ。

 さて、持ち方が分かったところで、次は叩き方。今日教えてもらったダラブッカの音は、低音と高音の二音。指の腹の部分全体で、打面の中の方を叩くことで低音が出て、人差し指をメインに、打面の端の方を叩くことで高音が出る。ダラブッカは、ジャンベと比べると、それぞれの音を叩き分けは、簡単。特に高音。ジャンベは、なかなかいい高音を出すことが難しいのだが、ダラブッカは、すぐに抜けのいい高い音を鳴らすことができるようになる。

 で、音が鳴るようになったら、次は、リズム。ナイル師匠がメトロノームを取り出してきた。84という一定のテンポをキープしながら、全音、二分、四分、八分、十六部、三連と、途切れることなく叩いていく。そして、叩き方も、3つほどバリエーションをつける。右手だけ、右手左手の交互打ち、右手のダブル打ちを加えた左右のコンビネーション、と。

 いやぁ、ド基礎です。

 久々にやりました、この手の練習。

 ひたすらメトロノームに合わせて、単調なリズムを叩いて・・・終了。今日のレッスンはココまで。う~ん、基礎が大事なのは分かっているし、今日のレッスンはオイラに足りないところをいろいろ教えてもらったから、とても有益だったのだが・・・ちょっともの足りない。早くフレーズが叩けるようになりたい・・・

 ま、時間オーバーしちゃったんで、しょうがない。最後に、今日やったことをビデオに撮っておこうと、ナイル師匠にお手本プレイを再演してくれるようお願いしたところ、最後の最後で、超絶フレーズなプレイを披露してくれた。「あ、それ、明日教えてください」と、オイラが言うと、「あはは、キミにはまだ無理無理」とナイル師匠。

 うむむ、道遠し、か・・・トルコでのダラブッカ修行はいつまで続くことになるのであろうか・・・