Everybody go but I still stay here
走り始めるチャリダーをお見送りⅡ(ダラブッカ修行2日目)

2013.1.22 / Turkey(Istanbul) 本日 自転車0km走行 : Total 43244km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→サバサンド 夕飯→鳥野菜炒め / 宿→Tree of Life(ドミ8ユーロ)

(English)
 I stayed in Istanbul.



 「そろそろ出発しないとマズイです」と、昨日の晩、リョウイチくんが言い、宿代の清算をしてしまった。引き止めたいところだったのだが(笑)、友人に会うため、二月中旬にイタリアのフィレンツェに到着したいというので、仕方が無い。ということで、朝から出発準備を始めたリョウイチくんをお見送り。

 マウンテンバイクに装着していく荷物を見て・・・改めてリョウイチくんのフル装備の荷物の多さに驚かされる。この荷物を積んで平然としている様子を見ていると、ああ、やっぱりチャリダーは、これくらいの荷物を持っていてもおかしくはないんだな、と思わされるのだが・・・いやいや、軽量化した後の心の軽さを知ってしまったオイラとしては、もう、あの重さには戻れない。で、「軽くした方が、旅が楽しくなるよ」と、リョウイチくんには、言ってみたものの、多分、それを聞いても、彼が、荷物を減らしたりはしないだろう、ということは分かっている。以前のオイラが、そうだったからね。<荷物をたくさん持っている>チャリダーは、<荷物をたくさん持っていること>が心を満たしてくれるのだ。「うわぁ~、荷物たくさんで、大変じゃないですか?」という言葉や、「減らした方がいいですよ」というアドバイスは、褒め言葉にしかならず、減らした方がいいかなぁ、と思い直す動機にはつながらない。

 まぁ、その辺の気持ちは痛いほどよく分かるので、「とにかく、盗難には気をつけて」と、オイラはそっと見送るだけ。これから、ヨーロッパを横断して、ロカ岬を目指すというリョウイチくんの無事を祈る。

 さて、その後、イスタンブールではずっとつるんで遊んでもらっていたサカタさんも、ついに出発する、ということで、またまたお見送り。旅の出会いは一期一会。せっかく仲良くなっても、すぐに、別れの時間がやってくる。ま、今はメールやfacabookがあるから、別れた後も、ずっとつながっていけるっちゃ、いけるんですけどね。仲良くなった旅人と別れる時には、「これからも、ちょくちょく、雑談でもしましょう」と言って、アドレス交換をする。「これからも雑談しましょう」・・・別れを別れと感じさせない、いい言葉です。

 いやぁ、それにしても、残される身は、寂しくなるものでして。なんか、取り残された感が半端ない。ここで、ダラダラした状態で居残りとなると、焦りの気持ちが芽生えてくるものなのですが・・・今のオイラにはやることがあるので焦りの気持ちは起こらない。そう、オイラはただいま太鼓修行中。

 ということで、本日も、夜、ナイル師匠宅で、太鼓修行。

 5時に家に行ったら、ちょうど来客中だった。「日本人で、今、ダラブッカを教えているところだ」と皆さんに紹介され、チャイを飲みながら、しばし談笑。一人、英語が流暢な人がいたので、結構コミュニケーションをとることが出来た。

 しかし、オイラが来ても、一向に話が終わる気配はない。トルコ人はマイペースだ。1時間くらいして、ようやく「じゃぁ、そろそろ帰りますか」モードになり、皆さんが帰った後、ようやくレッスン開始。

 さてさて、今日は、まず、昨日の復習から。とにかく、これが全ての基本だから、しっかりやるように、と、念を押される。う~ん、それは分かっているんだけど・・・単調で退屈だから、練習してても飽きちゃうんですよ、この基本練習は・・・

 とはいいつつも、昨日、宿に戻ってから、カホンを使ってちゃんと復習していたのがよかったのか、「じゃぁ、次に進むか」と言ってもらえ、次のステップに進むことができまして。右左右右左右左左という手順で叩く、パラディドルのリズムパターンを教えてもらう。このパターン、打楽器においてはよく使われるパターンで、ドラムの時にも練習していた。なので、「ふふふ、これはすぐできるぜ」と思って叩き始めたのだが・・・4年半のブランクは、長かった・・・全然出来なくなっていて、愕然。

 かろうじて、右左右右左右左左という右手から始まるパターンは昔の勘を取り戻せたのだが、左右左左右左右右という左手から始まるパターンが、どうしてももたついてしまい、修正できないまま、終了時間。

 ふ~、今日は、ワンフレーズ増えただけか・・・