To be learned
師匠不在で・・・(ダラブッカ修行3日目)

2013.1.23 / Turkey(Istanbul) 本日 自転車0km走行 : Total 43244km走行
天気:雨のち晴時々曇 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→サバサンド 夕飯→野菜炒め / 宿→Tree of Life(ドミ8ユーロ)

(English)
 I stayed in Istanbul.



 昨日、できるはずのパラディドルパターンが叩けなかったのが、悔しかったので、宿に戻ってから、パラディドルパターンの練習。こういうのは、とにかく体に動きを刻ませるってのが大事。なので、ひたすら手順を反復練習。

 さて、本日も夕刻5時にナイル師匠宅へ。ドアをノックしたら、開けてくれたのは、ナイル師匠の弟のジャンさんだった。「あれ?師匠は?」と聞くと、今日はナイル師匠は、帰りが遅くなるということ。とりあえず、家の中で待つことにしたのだが、なかなか戻ってこない。ジャンさんと、もう一人の正体不明な男性による、ダラブッカと笛の合奏を聞かせてもらったりしながら、待っていたのだが・・・1時間ほど待ったが戻ってこないので、「じゃぁ、俺が見てあげよう」とジャンさんが言い始め、本日、ジャンさんにレッスンしてもらうことに。

 なんだよぉナイル師匠、と思いつつも、ジャンさんも、かなりの腕前だったので、ま、いいか、と。

 おそらく、生徒に太鼓を教える際には、決まったステップってもんがあるのだろう。オイラのレッスン内容、ジャンさんは即座に理解してくれて、昨日、一昨日とやったことの復習から始めてくれた。とりあえず、昨日てこずったパラディドルパターンも、なんとか叩けるようになっていたので、次のステップへ。

 「では、トルコ音楽でよく使われるリズムを教えよう」

 と言って教えてくれたのが、ブラジルでいう<バイヨン>のリズム。二拍三連のアップビート系のリズムパターンだ。これも知っているリズムの変形バージョンなだけだったので、「今日こそは出来るぜ」と思ったのだが・・・右手だけで叩くリズム自体はすぐに叩けたのだが、右手で刻む二拍三連のリズムに、左手で4分、および8分で刻んでいくパターンがうまく乗せられずに、苦戦。これ、どういうことかというと、まぁ、簡単に言えば、右手と左手で全然違うパターンを叩くってことなんです。この二肢独立練習、これまた、ドラムをやっていた頃、基礎練習としてやっていたはずなんですが・・・悲しいくらいに出来なくなっているのですよ(涙)

 まぁ、出来なくなっているってのは、三つ子の魂百までって言えるほど、体にしみこむまで根詰めて練習しなかったという基礎の反復練習不足、ってことの証であるワケでして。ちゃんとやっていれば、少々ブランクがあったところで、体が忘れるなんてことはない。そうそう、日本に居た頃、ドラムは、独学でやっていたんですよ。で、基礎練習とかは、本で読んで、なるほど、こういう練習をしなくちゃいけないのか、と、ある程度理解できたところで、終了させ、早々に次のステップへと行っちゃってたんです。なので、一応叩けるようにはなったけど、体の髄まで、そのパターンが刻まれることはなかったってことで・・・

 今回、久々に、基礎練習をみっちりやらされて、いかに、自分が適当な基礎練習をやってきたのか、ということを実感させられ・・・

 う~む、人に教わるってことのいい点とは、そういうことか。自分でやると、面倒とか面白くないとおもっちゃいがちな重要な練習を、問答無用でやらされる。出来るまでやらされる。自分だけでやっていると、ここまで自分を追い込めない。