I can't do it soon
短期レッスンのジレンマ(ダラブッカ修行11日目)

2013.2.1 / Turkey(Istanbul) 本日 自転車0km走行 : Total 43244km走行
天気:曇時々晴 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→ロカンタ飯 夕飯→サバ味噌+マグロの刺身+シチュー / 宿→Tree of Life(ドミ8ユーロ)

(English)
 I stayed in Istanbul.



 本日のダラブッカレッスンは、昨日の指ドラッグ奏法の復習から。この指ドラッグ、宿に戻ってカホンを使って練習した時には、上手く叩けるようになってきた、と思えるようになってきたのだが、実際、ダラブッカで叩くとなんか上手くいかない・・・ナイル師匠にダメだしを何度もくらうも、どうしても、うまく叩けない。

 そろそろですね、教えてもらう技の高度さが、オイラのキャパを越え始めているんですよ。習った技の<やり方>を理解することはできるんだけど、いざ、それを自分の肉体で再現しようとすると、出来ない。いや、正確に言えば、ユックリやれば出来るんだけど、華麗に叩くナイル師匠のお手本プレイの速さでは、叩けない。そして、スピードアップは、一日二日練習し続けたところで、できるようになるものではない。なので、消化不良のまま次へ進まざるをえなくなる。これが、短期レッスンのジレンマ。

 ちなみに、こういうスピードが要求されるフレーズって、ある程度の速度を境に、速く叩くのと遅く叩くのとでは、全然フレーズのニュアンスが変わってきちゃうんですよ。師匠のようにかっこよく叩きたいと思ってはいるものの、自分の叩くフレーズは、なんか全然別のものになっているという、状況で・・・出来ないことに、結構、落ち込んだりもします、ハイ。

 ナイル師匠からは、「ヨシは叩けないのであれば、焦らず、ちゃんと叩けるユックリのスピードから徐々にスピードアップする練習をしなさい」といわれるんですが・・・ええ、ええ、それはその通りなんです。消化不良のこのフレーズは、明日、明後日には無理だけど・・・次回イスタンブールに戻ってくるまでには、なんとかこなせるようにしておきます。

 さて、出来ないフレーズを練習しても、なんなので・・・レッスンの後半は、ナイル師匠が弾くサズと、ウメルが弾くバイオリンと合わせて、合奏を楽しむことに。普通にアラビックなリズムを叩くだけなら、もう、十分な演奏力が身についているオイラ。いい感じで、セッションをして、先ほどの叩けなくて落ち込んだ気持ちを若干持ち上げる。

 この合奏で気分が上がったのは、オイラだけではなく、ナイル師匠もだったようで。レッスン最後に収録している<本日習ったフレーズ>ビデオを撮っている時、途中から、激しいソロプレイを発展してくれまして。ふおお、カッコイイ・・・このビデオ、家宝にします。うむむ、こんなプレイ、オイラにはまだまだ出来ないけど・・・いつの日かこんなプレイが出来るようになりたい。

 さて、本日、宿に戻って、明日イスタンブールを発って日本へ戻るというガクさんのリクエストに応えて、管理人のキョウさんが作ってくれたシェア飯のサバの味噌煮を食べた後、共有スペースでカホンを練習していたら、今日も、一人の旅人がやってきた。早々にテンション高く入り込んできた、彼は、沖縄っ子のナッシュくん。空き缶三線を取り出して、素敵な歌声で歌い始めた彼。う~ん、いい声してます。そして、その後、出戻りチャリダーのヒロキくんがツリーに戻ってきまして。おお、なんか久々に、宿が賑やかになってきたぞ。