Wedding Party in Turkey
トルコの結婚式(ダラブッカ修行12日目)

2013.2.2 / Turkey(Istanbul) 本日 自転車0km走行 : Total 43244km走行
天気:曇時々晴 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→ロカンタ飯 夕飯→結婚式のケーキ / 宿→Tree of Life(ドミ8ユーロ)

(English)
 I stayed in Istanbul.



 本日、土曜日なので、ダラブッカレッスンは朝11時から。朝起きて飯を食べてすぐに、師匠宅へ行く。本日は、ミュート高音の奏法を応用した、ちょっとトリッキーなフレーズを教えてもらう。このフレーズはすぐに叩けるようになったのだが・・・次に教わったのが、苦手な指ドラッグ入りのフレーズで、これに苦戦。

 ひたすら、反復練習。フレーズってひたすら同じものを繰り返していると飽きてくる。音楽的に単調で。ナイル師匠が叩くのを聞いていると、同じように叩いているのに、なんか、豊か。これは、ビミョウに変化をつけているからなのだ。フレーズ自身は同じ手順で叩いていても、アクセントのつけ方を変えてみたりと、ホント微妙な変化だったりするのだが・・・このビミョウな変化が音楽を豊かにするのだ。

 ここんところ習うフレーズが、なかなかうまく叩けるようにならないオイラ。そんなオイラに新しいフレーズを教えても無駄と思われたのか、本日は、フレーズとは別に、右手、左手強化トレーニング方法を習う。まずは、手がちゃんと動くようにならねばならない、と師匠。いやぁ、弟子が出来ないことをちゃんと把握して指導方法を変えてくれるとは、ホント、いい先生です、ハイ。

 さて、レッスンが終わった後、「ヨシ、今晩時間空いているか?」と師匠が言い始めた。今日は宿のシェア飯はないようだし、宿に戻っても、復習練習をするだけなので、「ええ、空いてますよ」と答えたところ、夜18時にもう一度、ここに来いとのこと。

 何の用事なのかは、トルコ語で言われたので、よく分からなかったのだが、とりあえず、師匠の命令には従うべし、と、18時に再び師匠の宅へ。

 そこには、楽器が袋に入って用意されてまして。そして、ナイル師匠のほかにも、ジャンやウメルも居た。それなりに英語が話せるジャンに説明してもらったところ、これから、結婚式に行くらしい。どうやら、結婚式でバックバンドとして生演奏をするらしいのだ。で、オイラはその荷物持ち(楽器持ち)として連れ出されることになりまして。

 そういう用事なら、ぜひぜひ。

 トルコの結婚式、体験してみたかったし。

 バンタクシーに乗って、イスタンブールの郊外へ。辿り着いたのが、かなり豪華なパーティ会場。オイラたちは、二階に通された。結婚パーティーの様子を上から眺められる席だ。

 スーパーボールで遊ぶ子供達が走り回っている会場を眺めていたら、「ヨシ、後ろ」と、ナイル師匠が。で、後ろを振り返ると、ちょうど、オイラたちの席の後方が、控え室になっているようで、ドレスアップした新郎新婦さんが、登場。慌てて、カメラを取り出し、撮影開始。

 で、入場するお二人に合わせて流れた曲が・・・あの、カンナムスタイルだった。さすが、流行っただけありますな。そして、その音楽に合わせて、踊るお二人。新郎新婦が踊りながら登場って・・・なんて陽気な結婚パーティ。これがトルコ流か・・・

 その後、参列した来賓の方々と新郎新婦さんの写真撮影タイムとなった。写真撮影がひとしきり終わった後、ケーキが運ばれてきて、ケーキカット。で、ここからがちょっと興味深かった。長めの白い布を首に巻いてもらった二人に、参列者が次々と、その白い布に、お金をつけていったのだ。これが、トルコ流のご祝儀のあげかたなんでしょうな。

 そして、その後、流れる音楽に合わせてホールで皆さん踊りまくり。一応、上座には、新郎新婦が座る席が設けてあるのだが、新郎新婦はそこに座っていることなく、ホールに出て踊りまくり。

 先ほどケーキカットされたケーキが二階にいるオイラたちのテーブルにも配られれきたので、それをパクパク食べていたら、師匠たちが、「そろそろ出番だ」と、準備をはじめた。とりあえず、オイラは、ここに居て、写真でも撮っていればいいから、ということで、放置プレイ。残されたオイラは、師匠たちの分のケーキもパクパク。

 ホールに降りて行った師匠たちが、準備をしている間が、ちょっと休憩時間となり、新郎新婦さんたちも、ようやく、上座の席に座って一休みしてた。

 で、始まった師匠たちの演奏。いやぁ、レッスンを受けながら、何度も、師匠たちの演奏は聴いているんだけど、改めて、ちゃんとした場で聴かせてもらうと、素晴らしいな。うん、この人たちを師匠に選んで、ホントよかったよ。

 演奏中は、またまた皆さん踊りまくり。新郎新婦さんも、座っていられなくなり、ホールに出てきて、踊る踊る。

 いやぁ、日本の静かな披露宴とは違って、躍動感あふれるトルコの結婚パーティ。みている分には、幸せ感がダイレクトに伝わってきて、なかなかいいものでしたよ、ハイ。