Back to West Africa
空港は相変わらず緊張しますが、次は二度目のセネガルなので

2013.2.7 / Turkey→Tunisia→Mauritania→Senegal(Istanbul~) 本日 自転車0km走行 : Total 43244km走行
天気:曇 自転車折りたたみ:1
朝飯→牛丼風 昼飯→機内食 夕飯→機内食 / 宿→空港泊

(English)
 I left from Istanbul. I would be back to Africa. I would go to senegal by airplane.



 2月に入って、大学生が春休みに突入したのか、このところ、ツリーには大学生がどんどんやってくるようになってきた。「初めての海外旅行ッス」なんて言う彼らは、なんかフレッシュ。しかし、そんなフレッシュな彼らは、イスタンブールの百戦錬磨な騙し屋たちに、カモにされやすい。高い絨毯を買わされたり、一緒に飯を食べに行こうといって連れられたレストランでで高額な請求をふっかけられたり・・・オイラが滞在している期間だけでも、何人も被害に・・・気をつけてね、初海外な大学生たち!

 さてさて、そんなフレッシュな大学生たちが増えてきたツリーを後にして、オイラは今日出発。今日出発すると言っていたのに、「やっぱり明日にしようかな」と言い始めたチャリダーヒロキくんと、ちょうど、オイラが出ようとする直前に、エフェスへの小旅行から戻ってきたアカネちゃんが見送ってくれまして。ん・・・よく考えたら、この二人も大学生なんですけど・・・最近増えてきた大学生となんか雰囲気が違うのはナゼなんでしょう?まぁ、大学院を休学してユーラシアをチャリで横断しようなんていう人や、トルコへ謎の留学するような人は、一癖も二癖もあるってことですかね。

 そんな二人に見送られて、ファニーバニーにまたがって走り出すオイラ。久々の走りなんで、フラフラ・・・ちょっぴり恥ずかしい。普段はこんな走りじゃないのに・・・見送られるのは嬉しいのだが、長期滞在後の走りを見送られるのに、若干抵抗があるのはこんな理由があるから。

 さて、チャリで走ったのは、ちょっとだけ。チャリ走りに向いていないイスタンブールの町を自転車で走って空港まで向かうのはシンドイと思い、航空券のチケットを買った時に、ついでに、シャトルバスで行くことにしていたんですよ。で、ブルーモスクの前からピックアップしてもらって、空港までシャトルバス。ちなみに料金は20トルコリラ。

 で、空港に到着し、荷物をまとめる。オイラの場合、折りたたみチャリなんで、飛行機に乗るからといって特別大変なことはない。空港で、チャリを折りたたんで、輪行袋に入れておしまい。一応、飛行機に乗せる場合に特別にすることとしては、前輪の接合部分がむき出しだと、壊れやすいので、この部分に補強用のタオルを巻くくらい。

 で、まとめた荷物を持って、チェックインカウンターへ。今回利用するのはチュニジア航空。チュニジアのチュニスでトランジットがあるのだが、トルコ航空でダイレクトで行くよりも安かったんで。

 このチュニジア航空、預け荷物が40kgまでOKというのも太っ腹。軽量チャリダーになったオイラは、今、パソコンを入れている持ち込み用のナップザック荷物以外の荷物は全部で40kgくらいだろうと思っていて、今回は、追加料金気にすることなくていいなぁ・・・って思っていたのだが、いざ、荷物を計ってもらったら、なんと、預け荷物分で合計48kgになっていて。ふおお、40kgきってないんじゃん。ということで、8kg分追加料金が発生。50ユーロ・・・ああ、こんなにとられるんだったら、ツリーに8kg分、置かせてもらっておけばよかったよ。半年以上預かってもらうことになるから、結構な額になると思ってやめちゃったんだけど、50ユーロもしなかったはず・・・

 さて、超過料金をおとなしく支払った後、チェックインしようとしたら「セネガルまで行くみたいですけど。その後の航空券はお持ちですか?」と聞いてきた。ええ~、ひょっとして、第三国への出国チケットを持っていないと、ダメなパターンですか?と一瞬冷やりとしたのだが、「いや、その後は自転車で走って別の国に行きます」と答えたら「あ、そうですか」とアッサリOK。ふ~、ただ聞いただけのようだ。

 なんかね、空港は、こういうのでドキドキさせられるのが心臓に悪い。

 まぁ、でもドキドキするのは、これくらい。今回は、二度目のセネガルなんでね。行く先のことについては、全然緊張していない。到着が真夜中過ぎなんだけど、そこは勝手知ったるダカールの空港。ま、あそこなら、明け方まで空港泊しても大丈夫だろうって思っているし、夜が開けてからも、勝手知ったる宿ViaViaに行けばいいだけなんで。

 出国手続きも問題なく、搭乗口へ。30分ほど遅れて、搭乗開始。乗って飛び立ったら、すぐに昼飯が出た。

 そして、無事、チュニジアのチュニスの空港に到着。ここで、トランジットのため、一旦飛行機を降りる。預け荷物はそのままダカールまで持っていってくれるので、オイラだけ、一旦トランジットカウンターへ行き、トランジット手続き。といっても、入国手続きとかするわけではなく、とりあえず、航空チケットに判子が押されるだけ。

 で、そのまま搭乗口へ行き、飛行機を待つ。3時間ほどの待ちだったのだが、iPodを聴いていたらあっという間に時間が経ってしまった。いやぁ、それにしても、この搭乗口で飛行機を待っている人は黒人ばっかりだ。一気に気分がアフリカになってきた。

 そうそう、最初に指定された搭乗口で待っていたら、いつの間にやら、搭乗口が変更されていたんですよ。今まで<ダカール行き>と書かれていた電光掲示板のサインが消えたので、おかしいな、と思って、フライト情報を見に行ったら、変わっていたのだ。とりあえず、アレッと思ったことに素直に反応して、事なきを得る。ふ~、こういう危険を察する能力は身についてきたな。

 さて、搭乗口が変更されたついでに、なぜか、飛行機がダカールダイレクトではなく、ヌアクショット経由のダカール行きに変わっていた。うむむ、ダカール行き、ヌアクショット行き、それぞれ、人数が少なかったから、一緒にされちゃったってことなのか。

 まぁ、どうせ、夜中に到着するんだから、ちょっとくらい遅くなったってオイラは、かまやしない。隣に座った席のおじちゃんは、「なんで、ヌアクショットに寄るんだ。ダカールダイレクトって聞いてたのに」と、えらい剣幕で、フライトアテンダントの人に食って掛かってたけど。

 小雨降るチュニスを飛び立つ飛行機。飛び立ったらすぐに、夕飯が出てきた。本日二度目の機内食。

 飛び立っても、隣のセネガル人の男性は、フライトアテンダントさんに文句言いっぱなし。そんなおじちゃんをなだめにきた別のアフリカ人の男性が、なぜかオイラに握手を求めてきた。おお、なんか、この意味がわからないフレンドリーな感じ・・・ああ、アフリカだ。アフリカが近づいているのを猛烈に感じるよ。