Difficult for entrance formalities
フランス語が分からないのにフランス語で入学手続って

2013.2.25 / Senegal(Zigunchor) 本日 自転車0km走行 : Total 43484km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→チュー(カレー風味) 夕飯→ファタイァ / 宿→Auberge Casafrique(テント泊3500CFA)

(English)
 I stayed in Zigunchor.



 ようやく月曜日。早速朝9時に、フランス語教室のある<Alliance Franco Senegalaise>へ。土曜日に訪れた時に、フランス語とウォルフ語しかしゃべれない受付のおじさんとなんとかコミュニケーションをして、「土日はやっていないから、月曜日の9時にまた来て」と言っていたおじさんの言葉を、「月曜日の9時から授業受けれるから」ということだと解釈したオイラは、早速、今日の朝からフランス語を習えるんだと思っていたのだが・・・

 土曜日と同じ受付に行ったところ、土曜日のおじさんとは違うお兄さんが受付に居まして。この人も英語が通じない。なんとか、「フランス語を習いに来た」「土曜日に一度訪れて、月曜日の朝、もう一度来るように言われた」という内容を伝えたところ、「そこの奥にある秘書室へ行って」と案内されまして。で、その秘書室に行ってみたところ、これまた英語が通じない、一人のお姉さんが座っていた。

 「何の用?」らきしことをフランス語で言われたので、これまた通じない英語と身振り手振りでなんとか「フランス語を習いに来た」「土曜日に一度訪れて、月曜日の朝、もう一度来るように言われた」ということを伝えたところ、「フランス語のグループ授業は、3ヶ月単位なのよ。アナタは1~2週間でってことだから無理ね」とそっけない。

 「いや、グループ学習ではなく、短期間集中のプライベートレッスンでお願いしたいんです」と、こちらの意思を伝えたところ、「プライベートレッスン?高いわよ?1時間6000CFAよ」とのこと。ええ、その値段は土曜日に聞いていた通りです。その値段でお願いしたいんですと、これまたなんとか伝え、ようやく「じゃぁ、入学手続きをするから、パスポートを出して」との流れになりまして。ふ~、これでようやくフランス語レッスンを受けれるよ、と一安心したところで、「これから先生を手配するから、また15時に来て。え?レッスン、今日から受けたい?多分無理ね。レッスンは明日からよ」とのこと。なんだよぉ、また待ちかよぉ・・・

 ・・・というやり取り、秘書のお姉さんが、とにかくフランス語でしか返事を返してくれないから、実際は、ホント、全然会話が進まなかった。何度か問答を繰り返して、こんな感じの会話の流れになっていったって感じなんです・・・ふ~・・・

 それにしても、フランス語が分からないからフランス語を習いに来たというのに、それをお願いするのを、フランス語でやらなきゃならないっていう・・・この矛盾構造。おかしいんですけど・・・まぁ、これがアフリカか・・・

 さてさて、一旦宿に戻った後、昼飯。宿近くのレストランに入ったところ、セネガルカレー<チュー>が出てきた。うむむ、これ、めちゃウマいんですけど・・・香辛料は何を使っているんだろ・・・気になるのだが、どう聞けばいいかが分からない。ああ、こういうことを気軽に聞けるようになるように、フランス語、早くマスターしたい。

 そして、15時にAllianceを再訪問。すると、先ほどの秘書室に、一人の初老のおじさんが来てまして。「先生よ」と秘書さんに紹介される。「ボンジュール」と挨拶したところ「ナイス・トゥ・ミート・ユー」と英語で返答してくれた。おお、よかった、先生は英語が通じるよ。

 紹介されたピートゥ先生は、ジガンショールの大学(?)で語学を教えているちゃんとした先生とのこと。大学の授業のない時間に、オイラをレッスンしてくれることになりまして。ということで、まず、ピートゥ先生と今後の授業内容とスケジュールに関して打ち合わせ。いつまで習うかはまだ決めていなかったのだが・・・とりあえず、今週一杯は習おうということにし、明日、火曜日からのスケジュールを詰めていくことに。教えてもらう内容は、旅に必要な会話をメインにってことで。特に、文化を知るための突っ込んだ質疑応答をするために、必要な会話力がつくように教えてもらうことに。で、内容を詰めていっていたら、一日3時間くらいの授業内容にしないと、おさまりきれないってことが分かりまして。う~ん、一日3時間か・・・グアテマラでの授業は1日4時間やっていたのだが、正直今、もう長時間授業に耐えられるほどの集中力があるかどうか・・・と不安もあったのだが、まぁ、やると決めたからにはがんばるしかない。じゃぁ、一日3時間授業ってことで、お願いしますってことで、スケジュール決定。

 ふ~、とりあえず、フランス語授業を申し込むことができ、なんとか明日からレッスンを受けれることになり、一安心。

 ところで・・・このAlliance、ジガンショールの町並みには似つかわないちょっと立派な建物でして。で、中を歩いてみると、あちこちで、セネガルの若者が本やらノートを広げてなにやら勉強をしている。3ヶ月単位のグループ授業ってのは、旅人向けではなく、ここに住んで生活をしているセネガルの人たちが学ぶ語学レッスンになっているようなんですよ。そして、ここでは、語学以外にもいろいろ教えている模様。図書館とかもあって、ちゃんと現地のセネガル人の学びの場になっている。

 この手のフランス支援によるカルチャーセンター施設は、ジガンショールだけではなく、セネガルの各地にあるみたい。秘書室に書かれていた案内には、ジガンショールのほかに、ダカール、カオラック、サンルイのAllianceも紹介されていた。

 うむむ、オイラもここで勉強しているセネガル人に負けないように、がんばるぞっと。最初の授業は明日の10時から。10時から13時の長丁場。