(English)
I stayed in Zigunchor.
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本日のフランス語レッスンも、相変わらずの発音練習から。だいぶいい発音になってきたぞ、とピートゥ先生からお褒めの言葉をもらい、ちょっと嬉しい。そして、会話練習は、先週習った、<太鼓の先生を見つける編>から進展させて、<先生を見つけた後、授業料やスケジュール、レッスン内容を交渉する>という想定会話を習う。これ、オイラの趣味に合わせて、太鼓ってことにフォーカスさせてやってますけど、内容的には幅広い応用が利く内容になっているんですよ。「いくらですか?」「高い、もうちょっとまけてもらえません?」といった交渉は、そのままお店や宿とかでも使えるフレーズ。
Combien vous faites par 1h?
(1時間いくらでやってくれます?)
C'est un peu cher.
(ちょっと高いです)
Est-ce que vous pouvez diminuer le prix?
(もうちょっとまけてくれません?)
さてさて、授業が終わったら宿に戻ってきて、復習をしているんですけど・・・この宿には毎日いろんな人が泊まりに来てまして。まぁ、そういった人たちとコミュニケーションして時間を過ごすこともしばしば。まだまだ英語メインで話してもらわないと、話の内容はわからないんですけど・・・一応、英語・フランス語入り混じりながらも、実践フランス語ってことで、コミュニケーション。
そんなお客の中に、アメリカから来たというエドワードおじさんがいまして。話していたら、毎年カーニバルの時期に世界の各地に飛んで、カーニバルの映像を撮るのを仕事(趣味?)にしているという。で、今年は、ギニアビザウのカーニバルに行ってきたところだ、というので、撮ってきたという映像を見せてもらうことになったんですよ。で、見せてもらった、ギニアビザウのカーニバル・・・ああ、行けばよかったなぁ、ってちょっと後悔するくらい面白そうなカーニバルでして。
オイラが見たカフォンティンのカーニバルは、カーニバルと言いつつ、演奏はステージで行われてて、どっちかというと、フェス的な要素のものだったんですが、このギニアビザウのカーニバルは、街のストリートを練り歩くという<ブラジルのカーニバル>的なものだった。太鼓での演奏、ダンス以外にも、神輿のような飾り物も登場してまさに、ブラジルのカーニバルを髣髴させるような風景。・・・というか、ギニアビザウって実は旧ポルトガル領。同じく旧ポルトガル領だったブラジルには、ギニアビザウから多くの黒人が奴隷として運ばれたらしいのですよ。なので、ブラジルを彷彿させるのも当然。たぶん、ギニアビザウのカーニバルが、ブラジルのカーニバルのオリジナルなんですわ、ハイ(未確認)。
そして、エドワードおじさんには、昨年のカーニバルの時期に訪れて撮ったというナミビアのダンス大会の映像も見せてもらいまして。ナミビアでは、ほとんど音楽体験をすることなかったオイラ。唯一、ヒンバ族の村を訪れた時、夜、遠くでやっているらしいヒンバの人たちの演奏音をテントの中で聞いたくらいだった。そんなナミビアも、実は、多くの族の人たちが、それぞれに特徴あるダンスを持っているということを教えてもらいまして。うむむ、ナミビアでもこんなカッコイイダンスが踊られていたのか・・・
まだまだ知らないことばかりじゃん。見逃しているものいっぱいあるじゃん。
自分の興味のあることなんで、ネットで調べたりしているつもりなんだけど・・・やっぱり<つもり>なんですよ。調べきることなんて出来てなかった。
マニアックなレアな情報になればなるほど、ネットでは調べきれない。一方で、マニアックでレアな情報というものは、現場に来ると、意外と、自然と転がっているものなのだ。
そう、<その地>を訪れると、自然と欲しい情報は入ってきた。例えば、前回のセネガル訪問で、ジャンベってどこに行けば習えるのかなぁ、といろいろ事前に調べてもよく分からなかったのだが、現地へ来てみたら、「カフォンティンに行けばいいよ」とアドバイスしてくれるマーサに出会ったり。そして、今回は、アフリカ太鼓とダンスについて教えてくれるエドワードおじさんに出会ったり。
こんな感じで、現場に来れば、自然と情報が入ってくるので、旅をすればするほど、知らないことが出てくる。それを知るために行動したら、また新たな知らないことが出てくる・・・旅はいつまでやっても興味が尽きないのは、この終わりのないサイクルのため。ええ、キリがないんです、ハイ。で、短期旅だと、キリがないからといって、せっかく入ってくる情報を自らシャットアウトしてしまわざるを得ないと思うんですが・・・幸い長旅は、キリがないものをとことん追求したりできるワケでして。オイラとしては、太鼓道、カレー道、餃子道・・・この3つに関しては、入ってくる情報は貪欲に受け入れ、どんどん深みへとハマッていきたい。
そう、旅時間とは<好きなことを徹底的にやるため>にある時間なのだから。
さて、そんなまだまだ知らないことを教えてくれる人が、もう一人、今、この宿には泊まってまして。それは、日本人旅人オカダくん。2日前偶然同じ宿にやってきて、飯とか一緒に食べにいったりしているんだけど・・・実は、ちょっと前につながっていたことが判明。イスタンブールで知り合ったサーファーのキョウコさんが、マリ情報を知りたいというオイラの悩みを聞いて、今西アフリカを旅している旅仲間に状況を問い合わせてくれたのだが・・・その一人がオカダくんだったってワケだったのだ。「キョウコさんが、マリ状況を聞きたいっていうチャリダーがいるって言ってたのは、ヨシさんだったんですか」とオカダくんに言われまして。
そんなオカダくん、1年以上にもわたるアフリカ旅中に、アサラトをずっとやっていたとのことで、かなりの腕前を披露してくれたのですよ。う~ん、やっぱり、来るところに来れば出会えるもんだな。最初に習ったのが日本人旅人だったというオカダくんのアサラトは、日本スタイルのバチカを基本にしたもの。カフォンティンで出会った青木さんに、「セネガルのアサラトは、日本のバチカとは違ってましたよ」と言われ、日本のバチカが気になっていたオイラは、オカダくんから、日本流の技を教えてもらう。逆にオイラは、アフリカンスタイル(ゴレスタイル)をオカダくんに伝授。といっても、オイラはまだミカ師匠の技を完全にマスターしてはいないので、ミカ師匠のビデオをオカダくんに見せて、「セネガルでアサラトをやるなら、ゴレ島に行くといいよ」って教えてあげただけなんだけど。
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