Many things happen
トラブル・発見・刺激・落ち込み・気付き

2013.3.19 / Senegal(Dakar) 本日 自転車30km走行 : Total 43568km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→フランスパン 昼飯→ピザ&タファイァ 夕飯→なし / 宿→ViaVia(部屋泊 11200CFA)

(English)
 I stayed in YOFF, Dakar.



 今日もビザ取得生活。いやぁ、ビザ取得生活って、わざわざ丸一日かけてやるほどの作業じゃないのを丸一日かけてやらねばならないので、全然生産性がない。なんか虚しい。じゃぁ、打楽器修行中についでってことでやっちゃえばよかったんじゃん、というご指摘もあると思いますが、打楽器修行中は、そのことに集中したいんで、余計な作業に気を使ったり頭を使ったりしたくないから、何かと並行しながらやるっていうモードにはならなかったんです。

 朝起きて飯を食べ、すぐにファニーバニーにまたがり、ダカール市内へ。今日はブルキナファソビザをゲットすべく、ブルキナファソ大使館へ。ブルキナの申請書は、項目名称が、フランス語のほかに、英語でも併記されていて、分かりやすかった。申請書を全部埋め、パスポートと写真1枚とともに提出。さてさて、ブルキナファソでは、バラフォンをガッツリ習うつもりのため、一ヶ月では足りない。ということで三ヶ月ビザを申請することに。で、事前情報では、三ヶ月ビザは31,000CFAって聞いていたのだが・・・なぜか、請求されたのは24,000CFA。これって聞いていた一ヶ月ビザの値段なんですけど・・・ちゃんと3ヶ月ビザくれるんですよね、と何度も確認してお願いする(実は、ブルキナファソのビザ値段は値下がりしていたらしい。ビザ代が値下がりするなんて・・・珍しいこともあるもんだ)。さて、昨日のマリビザが即日発行してくれたので、ブルキナビザも即日発行してくれないかと、密かに期待していたのだが・・・「出来上がりは明日のお昼ね。12時に取りにきて」とのこと。「なんとか今日中にできませんか?」とお願いしたのだが、無理だった。「本来なら2日かかるんだよ。明日できるってので十分サービスだろ?」と言われまして。まぁ、しょうがない。明日まで待ちだ。

 さて、今日は、おとなしく宿へ戻る。と、途中で、パソコン用品を扱っている店を発見。覗いてみたところ・・・なんと、ショーウィンドウにオイラが使っているHPのTC1100が置いてあるじゃないですか。そんなに流行ったワケでもなく、しかも、相当昔のパソコンが、こんなところで売られているとは。うむむ、確かに、今なら、iPadに似たタブレットPCとして、間違って買っちゃう人がいるかもしんないもんな。いやぁ、でも、セネガルで売っているとはねぇ・・・いや、アフリカだからこそ、今の時期に、これが出回っているのかもしれない。しかし、本体はいらないんだけど、付属の専用キーボードとバッテリーが欲しい。うん、バッテリーだけでも売ってくれないかと、交渉したのだが、やはり、それは無理とのこと。ちなみに値段は?と聞いたところ、なんと破格の150,000CFA。なんと3万円ですよ。おお、その値段なら、バッテリーとキーボードと予備用のペンをゲットできると考えて買うのもアリかも、と思わず悩んでしまったのだが・・・結局買わず。

 そういえば・・・撮りためている映像データを入れている外付けHDDが一杯になってきてまして。そろそろ新しいハードディスクを買わねばならない、ということで、近くにあったいくつかのパソコン用品店を巡って、1TBで50,000CFA(1万円)というHDDがあったので、それを購入しまして。

 で、早速宿に戻って、PCに接続したところ・・・全然認識してくれない。なんてこった、不良品をつかまされたか、と思ったのだが、とりあえず、ソフトでパーティションから設定しなおし、フォーマットをかけなおしたら、認識してくれるようになったので、ホッと一安心。

 久々に、パーティションソフトとか使って、ハードディスク状況を覗いて見たオイラ、実は、オイラのPCの内蔵IDEドライブに未使用領域があることを発見。本来130GBの内蔵ハードディスクなのに、60GBしか使っていなかったのだ。これは、旅当初、それまで使っていたHDDがいかれた時に、新しい内蔵HDDに入れ替えたのだが、その時のバックアップソフトが、もともとの60GB分しか作らなかったためだと思われる。ということで、残りの70GB分を今更ながら、使えるように、パーティションを割り当て、フォーマット。お~、これはかなり嬉しい。今まで、60GBの内蔵ディスク容量では、すぐにアップアップになっていたから、いろいろメンドウだったんですよ。

 さて、増えた内蔵HDD容量をどう使うかは後回しにして、とりあえず、買ってきた外付けHDDへのバックアップ作業から・・・と、新しいHDDにデータをコピーし始めたところ、なんかコピー速度が遅い。う~む、変だなぁと思っていたところ・・・途中で、「コピーできません」なんていうメッセージが出て止まってしまった。フォーマットが悪かったのかなぁ、とFAT32でやっていたフォーマットをNTFSでやり直したところ、「不良のクラスタがありすぎるためフォーマットできません」というメッセージ。ふおお、やっぱりこのHDD使えないんじゃん。今日は、もう店が閉まっているだろうから・・・明日、文句を言いに行くことにしよう。

 さて、そんな作業を宿のバースペースでやっていたら、バーに飲みにきたスペイン人のおじさんたちに声をかけられた。このおじさんたち、馴染みのあるスペイン語で話しかけてくる。「キミは、カザマンスを自転車で走っていたよね」と。「おお、そうです」と答え、話が弾むかとおもいきや・・・いや、しかし、せっかくスペイン語で話かけられたのに、今や、スペイン語が出なくなっている・・・挨拶しようとして「ボン・ジュール・・・いやいや、これはフランス語だから、ボン・ディアで挨拶しなきゃ・・・アレッ?いや、ボン・ディアはスペイン語ではないよ、ポルトガル語だよ。スペイン語はなんだっけ・・・あ、ブエノス・ディアスだ」と、言葉が出るまで、頭の中でいろんなチョイスが巡りまくり。うむむ、いろんな国の言葉を頭に入れちゃうと、いざ話そうとした時に、いろんな言葉が頭に浮かんじゃうじゃん・・・マルチリンガルの人って、どうやって言語脳を切り替えているのだろう・・・

 さて、まぁ、おじさんたちとのトークは、それでもなんとか盛り上がり、記念撮影をして終了。その後、ネットサーフィンをしていたら、Facebookにようこ&ひろさんが、「素敵な映像を撮りながら旅をしている<旅する鈴木>さんという旅人に会いました」という書き込みをしてまして。で、リンクがあったその旅人さんが撮ったという映像を見てみたところ・・・いやぁ、めっちゃキレイな映像で。またまた刺激を受けて・・・落ち込んでしまったオイラ。ええ、映像に関しては、まけたくないって思いが強いオイラは、素敵な映像を見ちゃうと、<スゲェ>っていう気持ちより、嫉妬とか、それをやれていない自分へのダメだし気持ちが沸いてきちゃうのですよ。

 この気持ちって、なんか自分としては嫌な気持ちなんで、できれば避けたいんですけどねぇ・・・こういう気持ちにならないために、素晴らしい映像を眼にしないっていう選択肢もある。見なければ、こんな気持ちにならないからね。ある意味、幸せに自己満足な映像を作りながら旅が続けられるのですよ。が、それだと、自己満足なまま。他者からの刺激を受け、発生する嫌な気持ちは、<このままの自分じゃダメですよ>という、信号でもあるワケで。

 で、刺激を受けた<旅する鈴木>さんの映像を見て、じゃぁ、オイラは何に嫉妬しているんだろうって考えてみたんです。映像自体がキレイなのは、そもそも使っている機材が違う(たぶん、動画撮影可能な一眼レフで撮影をしているのだろう)んで、そこを嫉妬してもしょうがない。そうじゃなくて・・・<こういう画を撮りたい>という想いを感じる映像を撮っているってことに、嫉妬したんだと思うのです。以前、嫉妬した<僕たちのバイシクルロード>の時も、そうだったんです。<ちゃんと撮ろうと思って対象物に向き合っている>姿勢が、オイラにはないという反省。

 オイラの旅映像は、<自然発生的に生じるもの>をそのまま撮ってきて、つなげただけだった。それはある意味、やらせのないドキュメンタリーの世界であって、オイラとしては、これはこれで、意味のあるものだと思っている。

 でも、もっと、<こういう映像を撮りたいからこうする>というアクションを自分から起こしてもいいんじゃないのか、と、教えられたのですよ。発生したものを撮影するということとは別に、映像を撮るために事象を発生させる、という方向もそろそろ模索してもいいのではないか、と。

 さらに・・・オイラの映像は、<オイラの旅>を追いかけてくれている人たちには、見てもらえる内容になっているけど、そうではない、例えば、検索して初めて辿り着いた人が見るには、ちょっとシンドイ内容のような気がしまして。

 ちょっと興味があるんです、という人には、まず、サービス満点のある意味分かりやすいインパクトのあるものでないと、つかめないんですよ。だって、オイラ自身がそうですから。他の人のYouTubeとか見始めても、最初の20秒くらいでハッとするものがなければ、次の動画に移っちゃう。冗長な動画だと見てられない。もっとも、旅中なので、ネット環境が悪い場所が多いから、なかなか進まないYoutubeを見ているとイライラして、次に移っちゃうてのはあるのだが(最近、キャッシュ機能が改悪され、さらに見づらくなった気がする)。

 見てもらいたい、というのであれば、もっと、サービスした映像を作らねばならないなぁと反省したりしたのですよ。う~ん、今後のオイラの旅動画の方向性、ちょっと変えてみようかな・・・














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