Fantastic Dance and View of Dogon
ドゴンの村・・・大好物な場所でした

2013.4.11 / Mali(Bandiagara) 本日 自転車0km走行 : Total 44376km走行
天気:晴時々曇
朝飯→サンドイッチ 昼飯→ぶっかけ飯 夕飯→ドレッシングつきサラダ! / 宿→Hotel de la Falaise(ドミ4000CFA)

(English)
 We were walking at Dogon Village.



 朝7時にドゴンのガイドのオスマンが迎えにきた。お金を昨日先払いしていて、その時渡されたレシートが、ノートの切れ端に手書きで書かれたものだったので、ひょっとしたら、ブッチされるかも、なんて若干心配していたのだが、その心配は杞憂だった。

 オスマンのバイクの後部座席に乗って、ドゴンの村へ。ちなみにガス代として7000CFA請求されたのだが・・・うむむ、乗っていく距離も分からないし、ガソリンの相場も分からないので、この請求が妥当な額なのかどうか、判断つかず、結局、言い値を支払うオイラ。

 さてさて、ドゴンの村は、このバンディアガラ地方に400もあるらしい。そして、その村々に800,000人のドゴン人が住んでいるとのこと。ドゴンを訪れる旅人は、<ドゴン・トレッキング>と称して、そんな村々を歩いて周るのが通常の観光スタイル。

 オイラ的には、ドゴン観光は、基本的に、チャリで走れる道沿いにある村を、チャリで走りながら訪れる予定だったのだが・・・今回、ドゴンダンスのため、ガイドつきで、ドゴンの村に行くことになりまして。しかもバイクで。初めは、ドゴンは、<仮面ダンスを見る>ことを大目的として訪れたので、ダンスが見れれば、後は別にどうでもいいや、ってなくらいの思いではいたのだが・・・どうせなら、自転車では行けそうもない場所に連れて行ってもらって、チャリでは見れない場所を見てみたいなぁ、なんて、ちょっと欲が出るオイラ。いや、だって、100ユーロも払っているんですもん・・・

 で、その願いどおり、ベグニマト(Begnimato)という、チャリだったら、絶対に行かないであろう、村に連れて行ってもらうことになった。しかも、どうせバイクで奥地へ行くのだから、ベグニマトの周囲にあるいくつかの村を見て周ろう、とオスマンに勧められまして。オスマンとしては、ちゃんとガイドをして、ガイド料のチップを欲しいっていう魂胆なんだろうけど・・・まぁ、せっかく行くのだから、それも悪くないな、と、オスマンの勧めに、乗ることに。

 ともかく、まずはベグニマトへ向かうオイラたち。未舗装のガタガタ道をひたすら、バイクで走って、ようやく辿り着いたかと思ったら・・・この先はバイクも通れないから、歩いていくということになり、バイクを置いて、トレッキング開始。

 で、歩き始め、ゴツゴツの岩場で出来た小山を一つ越えた瞬間・・・目の前に、めっちゃ素晴らしい風景が広がった。ふおお、なんだこの風景・・・奇岩好きにはタマラナイ・・・めっちゃオイラ好みじゃないですか。西アフリカは、ネットが遅いため、情報を調べるのがめんどくさくて、事前情報を入手しないまま、現地へ突入することが多いオイラ。ここ、ドゴンも、ほぼロンプラの文字情報だけで、きちゃったんで、ドゴンにどんな光景が広がっているのか、オイラの頭の中はノーイメージだった。ということで、予想すらしていなかった絶景に、いきなりノックアウト。

 いや、しかし、オスマン、つーか、こんな岩場道を歩くんだったら、最初に言っておいてよ。サンダルできちゃったじゃないか・・・

 で、到着したベグネマトでは、オイラが到着したということで、ダンスの準備が始まった。で、準備にちょっと時間がかかるから、と言われ、待ち時間の間に、村散策。

 そして・・・村散策の最後に、オスマンが、岩場が平らになっている場所へ連れてきてくれた。ここが村の催事場らしく、仮面ダンスはここで、披露してくれるらしい。

 いよいよ・・・お待ちかねのドゴンダンスだ!

 で、太鼓の奏でるリズムと共に、岩場から・・・楽器隊のおじさんたちと仮面をかぶった人たち、総勢20名以上が出てきた。

 楽器隊のおじさんたちがビートを刻み、歌を歌い上げる。それに導かれ、激しいステップを披露してくれる仮面の男達。

 仮面をかぶった男達が踊る、という行為は、オイラが思っていた以上に幻想的なものだった。

 彼らが踊ることで、空間の持つ雰囲気が一気にあちらの世界に染まる。

 ドゴンの仮面は神を意味するらしい。

 つまり、これは神々のダンス。

 これはまさに・・・儀式だ。

 そう、このドゴンの仮面ダンス、オイラは、何もないにも関わらず特別に(金を払って)踊ってもらったのだが、通常は、儀式や祭りで踊られるもの。ガイドのオスマンの話によると、大きく分けて3つの種類のセレモニーで踊られるものらしい。一つ目は、死者の葬礼の儀式として行われる<フィネライ>と呼ばれる儀式。二つ目は、4月5月の収穫祭として一週間踊り続けるという<ダマ>という呼ばれるお祭り。そして三つ目は、60年に一回行われ、2ヶ月間続くという<シギ>というお祭り(次のシギは、2027年だそうだ)。

 ちなみに、結婚式でもドゴンの人たちは踊るとのことなのだが・・・結婚式では、仮面ダンスでは使われない<ジャンベ>が使われ、仮面ダンスとはまた違った踊りになるらしい。さらに、仮面ダンスは踊るのは男の人だけなのだが、結婚式は女の人も踊るとのこと。せっかくだからドゴンのジャンベダンスも見たいなぁ、と言ったら、「ジャンベダンスはこんな感じだよ」とオスマンが踊ってくれた。そのダンスは、カザマンスでおばちゃんたちが踊っていた踊りと同じ感じだった。

 さて、ダンスを見終わった後、ドゥルー(Dourou)という村を通って、イジェリ(Idejeli-do)という村へ。ちなみに、ドゥルーは、オスマンの生まれ故郷とのこと。

 この訪れた村、および村を移動する時に通った道の景観も、とにかく素晴らしかった。いやぁ、ドゴンは、なんか、言葉で書こうとすればするほど、言葉が想いに足りない気がしちゃうので・・・あとは、もう、写真で存分に、堪能してくだされ。

 最初は、ダンスだけ見れればいいや、なんて思って、このガイドツアー申し込んだのに・・・いやぁ、このドゴンの風景が見れたのは、ホントよかった。オスマンお勧めの絶景ポイント巡りは、オイラ好みの素晴らしい風景ばかりだった、ありがとう、オスマン、ということで、ガイド代、奮発して5000CFAも払っちゃった。って、少ない?いや、払いすぎ?


































































































































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