Music town Bobo Dioulasso
まずは音楽の町ボボで音楽を楽しむための情報収集・・・と思ったら早速師匠発見

2013.4.18 / BurkinaFaso(Bobo-Dioulasso) 本日 自転車8km走行 : Total 44763km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→サンドイッチ 昼飯→シチュー&ライス 夕飯→揚げ物 / 宿→Campement la Pacha(テント泊2000CFA)

(English)
 I stayed in Bobo Dioulasso.



 ボボの町は、朝晩は涼しくて過ごしやすい。うん、快適な滞在生活が送れそうだ・・・さてさて、ブルキナでの目的地の町<ボボ・デュラッソ>。ここには何の目的でやってきたのかというと・・・昨日の日記にも書いたとおり、木琴打楽器である<バラフォン>を習うためなんですよ。基本的にリズム楽器をメインに修行旅をしているオイラなのですが、メロディ楽器でありながらも、打楽器である木琴<バラフォン>はとても気になる楽器でして。

 このバラフォンという楽器は、西アフリカ全般的にある楽器。ちなみに、中南米や東アフリカでは、この木琴打楽器は、<マリンバ>と呼ばれている。

 そうそう、バラフォンやマリンバは、実は、ムビラと親和性が高い。ムビラが弾けると、バラフォンやマリンバも入りやすいらしい。というのも、ジンバブエのガリカイ師匠のところで、トゥナシが、超絶マリンバプレイを披露してくれたことがありまして。その時に、「マリンバもムビラも一緒だよ」とトゥナシが言っていたんです。で、その時、トゥナシから「マリンバもやってみる?」と誘われたのだが・・・あの時はムビラで手一杯で、とても、マリンバをやる心の余裕がなかった・・・

 さて、話を戻して、バラフォンは・・・セネガルにもあったし、マリにもあった。セネガルやマリで習うチャンスもあったんですけど、いろいろ話を聞くと、バラフォンは、ブルキナが一番盛んに使われているみたいで。さらに、ブルキナの中でも音楽の町として名高いボボに来れば、いい先生に巡り会える可能性も高いのではないかと思って、ボボに来るまでバラフォン体験は、あえて、お預けにしておいたんです。

 ということで、ボボで、バラフォンの先生を探さねばならないのですが・・・楽器の先生を見つけるのは、だいぶ得意になってきたオイラ。こういう時は、音楽がある場所へ行くってところからはじめるといい、ということが経験則としてありまして。

 まずは、ボボで音楽を楽しむための場所を調べて、行ってみることに。

 1つめは、<Institute Francais>。これは、セネガルのジガンショールでフランス語を習った時に申し込みにいった、アリアンスと同じ系列の施設。さすが文化の国フランス、旧フランス領の西アフリカの国々の主だった町には、こういう施設を必ず設け、文化貢献をしているみたい。

 掲示板に、今月のプログラムの様子が張り出されていたので、メモメモ。ふむふむ、次のコンサートでバラフォン奏者が出るようだな・・・その人のステージを見て、よさげだったら、師匠になってもらうよう、お願いするってのもありかもしれない、なんて思ってみる。

 2つめは、町に貼られていたライブ案内をもとにして、<Samanke>というオープンスタイルのライブハウスに行ってみた。ライブは基本的に夜、毎晩のように行うとのこと。なるほど、ここでも、ライブを見て、よさげなバラフォン奏者がいたら、声をかけるのはありかも。しかもここは、オープンスタイルだから、声をかけやすい。今晩、早速行って見るとするか。

 そして3つめに訪れたのは・・・<Culture Center DJELIYA>。ここ、ネットでボボを検索した時に、誰かのブログに「音楽体験をしたいならお勧め」と書かれていた施設でして。で、行ってみたら・・・音楽的な雰囲気はまったくなくて。なにやら、学校といった雰囲気だった。子供達が、教科書片手に、なにやら議論していたり・・・野外に置かれた黒板には、数式が書いてあったり・・・

 あれ~、なんかここはちょっと違うかも、と思ったものの、一応、ここの庭の木陰で涼んでいたおじさんに「ここで、バラフォンを習ったりできますかね?」と聞いてみたところ、「おお、もちろん、できるよ」という返事。で、早速、バラフォン奏者を呼んでやる、ってな話になっちゃいまして。

 「あ、いや、実際に習うかどうかは、別として、できるかどうか聞いただけなんですけど・・・」

 なんていう、難しい言い訳をフランス語でできるわけもなく、そのまま、バラフォン奏者が呼ばれてしまい、オイラの前で演奏してくれることに。

 で、この人の演奏が・・・オイラが習いたいって思っていたプレイをする人だったんですよ。

 バラフォンは、マリのケレティギ・ジャバテのCDを聞いて、こういうプレイをしたいって思っていたんですけど(ちなみに、ケレティギ・ジャバテは昨年亡くなってしまったらしい。バマコでボクムさんが教えてくれた)・・・この人のは、まさに、ケレティギ・ジャバテのような、優しい転がるようなメロディーを奏でるプレイだった。

 うん、このマエストロに師匠になってくれるように、お願いしよう。

 このマエストロの名前は、トゥグマニ・ジャパテ。おお、ジャバテつながりじゃん・・・という流れで、今回はあっけないほど、すんなりと、師匠と出会えました、ハイ。


























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