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気付きのアフリカ

2013.5.14 / BurkinaFaso(Bobo-Dioulasso) 本日 自転車0km走行 : Total 44947km走行
天気:晴のち夜雨 ネット:1
朝飯→サンドイッチ 昼飯→ぶっかけ飯 夕飯→ライス&ヤッサ / 宿→Campement la Pacha(テント泊2000CFA)

(English)
 I stayed in Bobo Dioulasso.



 バラフォンレッスンは終了したのだが、本日、習ったフレーズを復習するために、延泊。そうそう、この、習ったことをちゃんと身につけるためには、この習った直後ってのが重要。ここでしっかり覚え直しておかないと、せっかく習ったことも忘れてしまう。

 バラフォンさえあれば、次の町に行っても練習はできるじゃん、と思って、焦って出発しちゃったりすると・・・結局旅が始まっちゃうと、旅に旅させられちゃうようになり、練習時間ってのは、思ったようにとれなくなるものなんです。ムビラの時にそれで失敗して、せっかくトゥナシに習ったフレーズ、あの時に弾けたものが、今ではいくつも弾けなくなっちゃったんで・・・

 まぁ、後からビデオを見直せば、なんとか思い出すとは思うんですけど、ちゃんと復習して体に刻み込んでいるフレーズと、頭で理解しただけのフレーズとでは、後から思い出す時の手間が違う。頭で理解しただけのフレーズって、ビデオを何度見ても、あれ?どうやるんだっけ?と深く考え込んで、なかなか元のように弾けるようにならないんですよ。逆に、体に刻み込んだフレーズは、ビデオを何回か見れば、ああ、そうだった、と思い出して弾けるようになるもの。この差はデカイ。だって、なかなか元のように弾けるようにならないフレーズは、メンドクサクて、再び弾くのを放棄しちゃう。で、弾かないからさらに忘却の彼方へいってしまう、という悪循環に陥っちゃうんです。

 ということで、今回習ったフレーズが忘却の彼方に行かないように、宿に篭ってひたすら復習練習。レッスン後半、特に、最後の二日の手元にマイバラフォンがなくて、復習をまったくやらなかった時に習ったフレーズは、かなり忘れてしまっていたため、重点的に総復習。まぁ、忘れてしまっていたと言っても、まだ忘却曲線の彼方ってワケじゃないですから。なんとか、思い出せる段階だったので、思い出して二度覚え。うんうん、こうやって、二度覚えしたフレーズは、なかなか忘れなくなるもんなんですよ、ハイ。

 さてさて、そんな感じで宿に篭っていたのですが・・・飯を食うときくらいは外に出まして。で、そうそう、アフリカでは一般的に、ゴミはポイ捨てされるので、道路中にゴミが散らばっているもんなんです。いつか、ゴミで道が埋め尽くされてしまうんではないか、と思ったりもするのですが、そこは、意外とキレイ好きなアフリカ人、ちゃんと、毎日掃除をして、道をきれいにはしているんです。まぁ、キレイにした道も、すぐにゴミで埋め尽くされることになるんですけど。

 で、この集めたゴミを山にして、その場で燃やしてしまうのが、アフリカ流ゴミ焼却。回収なんてしません。その場で火をつけて、紙くずだろうが、ビニール袋だろうが、全部そこで燃やしてしまうんです。

 そんな風景を見ながら、そうそう、ゴミってこうやって、なくしてしまうもんなんだよなぁ・・・と、改めて気付かされるオイラ。

 日本もオイラが小学生の頃は、小学校に焼却炉とかがあって、掃除当番が集めたゴミを(一応分別して)焼却炉に燃やしにいっていたのだが・・・今の小学校には焼却炉とかあるんだろうか?

 今の日本とかで暮らしていると、ゴミは、ゴミ回収所に捨ててしまえば、なくなるもんだって思っちゃいがちでしょ。が、実際にゴミは、焼却されたり、埋められたりして、ようやくなくなるもの(実質的には、埋め立てるだけでなくなっているわけではなかったりするのだが)。

 セグーを出発する時に綴った日記や、ジェンネを出発する時を綴った日記で、社会がシステム化されることで、見えなくなるものがある、って話を書きましたが、これも、同じことだと思う。うん、アフリカは、システム化されていない分、生活に関わるいろんなもののサイクルを、ダイレクトに実体験することができるのだ。

 気付きのアフリカ。

 カザマンスで青木さんと出会った時に、青木さんが、「ゴレ島には、毎年、日本から多くの女性を招くツアーがあるらしいですよ。それは、なんかエコを学びに来るとのことです」と言っていた。

 そう、たぶん、エコ意識ってやつは、生活に関わるいろんなものをちゃんと理解することで、実感もって心の中に芽生えてくるんだと思う。そして、アフリカは、そういうことを、気付かせてくれる場所なのだ。

 





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