New Balafon Sticks
さて、まずはバラフォン修理をしなくっちゃ

2013.5.19 / BurkinaFaso(Ouagadougou) 本日 自転車10km走行 : Total 45077km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→ぶっかけ飯 昼飯→魚スープ 夕飯→リグラ / 宿→Lauriers(Mission Catholique)(シングル6000CFA)

(English)
 I stayed in Ouagadougou.



 いやぁ、暑い・・・久々の部屋泊でテンションあがったけど、やっぱりこの時期の西アフリカは、部屋の中では寝られやしない。一応、天井に扇風機がついているのだが、部屋の中では熱風がグルグル周るだけなので、気休めにしかならない。

 さて、ビザ取り目的でやってきたワガドゥグですが、本日は日曜日。大使館はどこもやっていないので、まだビザ取りには動けない。

 とりあえず、朝飯でも食べようと、外へ出たら、宿の隣の教会では日曜日のミサをやっていた。花嫁衣裳のような純白のドレスに身を包んだ女の子たちが、めっちゃかわいい。うむむ、ミサって、毎週こんなにオシャレにしてくるもんなんですか?

 ミサを覗いて、朝飯くって、さて、この日曜日をどう過ごそうか、ということなんですが・・・とりあえず、まず行きたいところがあるんですよ。それはお土産屋さん。え?土産なんて買わないチャリヨシさんがなぜ、とお思いでしょうが・・・実は、バラフォンのバチを直すか新調しなくちゃいけなくなりまして。

 バラフォンを叩くバチ、打面と当たる部分が加工してあって、これ、松脂?みたいなもので固めてあるんです。で、トゥグマニ師匠からは、「このバチは、日光に弱いから日に当てないように」と注意されていたので、日に当てないように運んでいたんですけど・・・ボボからウンデまで走った日、灼熱の中走っていたら、直射日光に当てなくても、片方の打面の加工部が溶けてしまったようで、周囲の部分がすっぽり取れてしまっていたんです。

 ヨウさん宅に着いた時、「このデッカイのは何?バラフォン?え?習ってきたの?聴かせて、聴かせて」と言われたので、意気揚々と習ったばかりのフレーズをご披露しようと、バチを取り出したら、バチがこんな状態になってまして。かなりのショックで、動揺してしまったオイラは、ヨウさんの前で、上手く弾くことが出来ず・・・初めての他人の前での演奏会は、残念な演奏になってしまったのでした。

 まぁ、ハンドメイドですからね。こんなこともありますよ、と、もはや旅でモノが壊れるという事態は当然のことと、受け止めることができるようになってきたオイラは、気分を切り替えて考え直してみた。バラフォンの国ブルキナにいる間に、こういうことが起こったのが不幸中の幸いじゃないか、と。ブルキナ内であれば、まだ簡単に、修理とか新品購入ができるじゃないか、と。

 ということで、ワガドゥグで、このバチを直さねばと思ってまして。で、バラフォンが売ってそうなお土産屋さんへ行くことにしたんです。まず、宿の近くにあった土産物店街みたいなところに行ってみたのですが、バラフォンは置いてあるものの、いいバチはなかった。安物のバチならいくつも置いてあったのだが・・・しょうがないので、置いてあったジャンベで、店のお兄ちゃんと合奏するなどして、ちょいと遊ばせてもらった後、何も買わずに、店を出る。

 さて、じゃぁ、SIAOへ行ってみるかと、決心するオイラ。SIAOとは・・・昨日の協力隊の方々との飲み会の席で、SIAOというアルテサニア土産施設みたいなところを紹介してもらったんですよ。そこへ行けば、きっと直してもらえるか、新しいのが手に入るはずだよ、と。ただ、ちょっと場所が遠い。自転車で30分くらい走っていかないと辿り着かない場所にあるらしいのだ。この炎天下の中、往復1時間はつらいから、できれば近所で調達したかったんだけどなぁ、って思っていたのだが・・・

 で、炎天下の中、チャリを走らせ、行ってみましたSIAO。日曜日だからなのか、あまり人がいなくて、ひっそりモード。ひょっとして休み?とか思ったのですが、お目当ての楽器屋さんは、開いてて一安心。バラフォンを置いてある店へ行って、早速、溶けてしまったバチを見せて、「修理してください」とお願いしたところ、「これは修理は難しい。ちょうど、同じタイプのやつがあるから、新しいのを買いなさい」と言われまして。じゃぁ、と新しいのを買うことにしたのですが・・・ただ、提示された額が、なんと10,000CFA。え~、おいら、師匠から35,000CFAで、バラフォン本体とバチをセットで買ったんですけど。バチだけで10,000CFAって価格設定おかしくないですか?と交渉した結果、7,000CFAで、新しいやつと、ゴム製のやつをセットで売ってもらうことに。一応、この新しいやつ、熱には強いタイプだよとは言っていたけど、また溶けちゃう可能性もあるかと思って、溶けないであろうゴム製のバチを保険のために、買っておくことにしたんです。

 さてさて、宿に帰って、早速、バラフォンを取り出して、宿の庭で練習開始。すると・・・同じ宿に泊まっているフランス人のおばちゃんたちがやってきて「ブラボー!スペール!!」と拍手喝さい。うむむ、ちょいと照れくさいですが、なんか、めっちゃ嬉しいです。さらに、聴かせてくれてありがとうという意味で「メルシー」なんて言ってもらっちゃって。

 あ~、やっぱりメロディー楽器だとウケがいいな。パンデイロとか叩いてても、ふ~ん、って反応しか得られないのに・・・うむむ、それにしても、この反応・・・嬉しくて、楽しくて、バラフォン、手放せなくなりそうだよ・・・
















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