Ministere des Sports of Burkina Faso
突撃職場訪問

2013.5.20 / BurkinaFaso(Ouagadougou) 本日 自転車0km走行 : Total 45077km走行
天気:晴のち雨 ネット:1
朝飯→オムレツサンド 昼飯→リグラ 夕飯→モツ煮込み / 宿→Lauriers(Mission Catholique)(シングル6000CFA)

(English)
 I stayed in Ouagadougou.



 本日、月曜日。早速今日から、ビザ取り作業開始。そうそう、今回の西アフリカ旅、当初はボボでのバラフォン修行が最終目的だったんで、ボボでの修行が終わったら、ワガドゥグから飛行機に乗って、エジプトかヨーロッパへ飛ぶ予定だったのですが・・・エジプトに寄るにしては、時間が足りないし、ヨーロッパへ戻るにしては、ちょっと早いということで、西アフリカ旅をもうちょっと続けることにしたんですよ。気分的にも、もうちょっと西アフリカに居たいって感じだし、この先にあるトーゴとかナイジェリアに行ってみたい気持ちが高まってきちゃったので。

 ということで、まずは、隣国トーゴに入るためのビザを取っておくことに。さて、トーゴビザなんですが、トーゴだけなら国境で取れるらしい。が、実は、トーゴビザをとるのなら、5カ国共通ビザなる便利なものがありまして。これは、取得すれば、トーゴ、ベナン、ニジェール、コートジボワール、ブルキナファソという5カ国に入れてしまう超便利なビザ。どこの国に入るにもいちいちメンドクサイビザ取り作業が待っている西アフリカを旅する旅人にとっては、非常にありがたいビザなんですよ。

 が、このビザ、なかなか発行してくれるところがないというのが実情。ブルキナも入っているのだから、ブルキナビザを取る時に、この5カ国ビザが取れれば、楽だったのだが・・・あいにく、ダカールではこのビザは取得できなくて。

 で、チャリダーカズくんから、ブルキナのワガドゥグでこの5カ国ビザが取得できるよという話を聞いたので、行ってみることに。まぁ、この先は、このビザでお世話になるのは、トーゴとベナンくらいなので、値段だけ考えれば、個別にトーゴとベナンだけを取った方が安くなるとは思うんですけど・・・手続きが一回ですむってのに惹かれて、この5カ国ビザをとってしまおうかと。

 JICAのドミハウスの近くにあるパスポートセンターみたいなところを訪れ、中へ。で、中では、机に座ったおばちゃんが、キョロキョロしていたオイラに「ムッシュー」と声をかけてくれた。「トーゴとベナンと・・・」と言おうと思った矢先に、「マルチビザね」と、全てを理解してくれて、5カ国ビザの申請用紙を渡してくれたおばちゃん。うむむ、たぶん、ツーリストはみんなこのビザを取りにくるので、もう、慣れているのだろう。

 さて、その場で必要事項を記入し、写真二枚と、パスポートを添えて提出。「お金は25,000CFA(5000円)ね。」とおばちゃん。まぁ、それくらいかかると聞いていたので、お金を渡したところ、受取証みたいなのを書き始めたおばちゃん。そして、その受取証には、<23日>と書いている。え?今日は20日だから・・・出来上がりは木曜日?それはちと遅すぎる、これからナイジェリアビザも手続きしなくちゃなんないのだから、と慌てて「なんとか翌日発行でお願いします」とごねたところ、おばちゃんが手のひらを広げた。どうやら、5000CFA(1000円)追加で払えということらしい。え~、ちと高くないですか?と1000CFAだけ財布から取り出して渡そうとしたところ、「そんなのは受け取れないわ。じゃぁ、23日に取りに来てね」と、おばちゃん。いや、こうなったら、もう、相手のペースです。しょうがない、5000CFA支払いますよ、としぶしぶ、5000CFA札を取り出すオイラ。ニコニコ顔となったおばちゃんが、<23>の文字を<21>に書き直してくれた。

 そんな感じで、とりあえず、申請は終了。あとは、明日の出来上がりを待つのみ。

 さて、午後からは・・・これまた、人に会うことになりまして。というのも、オイラがブルキナに居るということを知って、チャリダーのカズくんが「本間さんという知り合いがワガドゥグに居るから、ワガドゥグに着いたら、ぜひ会ってみてください。面白い人ですよ」ということで、ある人を紹介してくれていたんです。その人というのが、これまた青年海外協力隊の人で。この間の飲み会の時には、忙しかったらしく、会えずジマイ。「むしろ、平日に、職場に訪ねてきてくれたほうが、会えます」とFacebookでメッセージが届いていたので、じゃぁ、早速ということで、突撃、職場訪問をしてみることに。

 本間さんから、職場の場所も聞いていたのだが「アザライホテルっていうホテルの近くのスポーツ省で働いてますから」というおおざっぱなもの。まぁ、行けばなんとかなるか、と思って、行ってみたのだが、アザライホテルは分かったものの、その周りには、政府機関の建物やらポリスの建物やらがズラリと並んでいて、どれがスポーツ省なのか、分からない。これは、また電話お借り作戦をとることにしよう、ということで、アザライホテルに入って、フロントの人に「すいません、友達を探しているんですけど、見つからなくて。電話をかけたいのですが、電話をおかりできないでしょうか?」とお願い。と、ホテルの電話は携帯電話にはかけれないと断られたんですが・・・その後、フロントのお兄さんは、「これでかけてあげるよ」と自分の私物の携帯電話を取り出してきてくれました。ああ、ブルキナの皆さんなんて優しいのでしょう。

 ということで、本間さんと連絡が取れ、アザライホテルまで迎えにきてくれることに。で、ホテルのロビーで、本間さんと初対面。いやぁ、旅途中で人と会うって、ちょっと手間だったり、大変だったりする。ま、こういうのも、オイラが携帯電話を持っていれば、簡単なんですけどね。しかし、あえて持たないながらも、なんとかすることで、会うまでの過程で、思わぬ優しさに出会うことがあるし、無事、会えた時の喜びは、格別なものだったりするのですよ。

 さて、本間さんに連れられて、ブルキナファソの政府機関、スポーツ省へ。ここでは、担当ごとに部屋が分けられ、職員の皆さんは、パソコンが置かれたデスクに向かってお仕事中。とりあえず、喉乾いたでしょ、ということで、まずは、建物脇にあるカフェコーナーへ連れていってもらって、コーラを飲みながら、モツ煮込みをつまみながら、それぞれ自己紹介話。

 本間さんは、もうすぐ任期の二年が満期になるらしく、二週間後には帰国とのこと。ここでは、広報の仕事をしていて、ビデオ機材の使い方とか、宣伝チラシの作り方とかをレクチャーしているらしい。ふむふむ、そういうノウハウを教えていくのも、協力隊のお仕事ってことになるのかぁ。

 本間さんはかなり面白い人で、話は、いつのまにやら、仕事の話を離れ、<体力とはなんぞや>というちょいと哲学チックなトークへと飛躍。うんうん、オイラ、そういう話は好きなんで、ついつい、乗ってしまい、すっかり話し込んじゃって。あ、そろそろ仕事に戻んないとやばいんじゃないんですか?本間さん。

 ということで、仕事場に戻った本間さんに仕事場仲間を紹介してもらいまして。二年間勤め、すっかり馴染んじゃっている本間さんは、もはや、ブルキナファソの政府関係者そのもの。

 いやぁ、仕事仲間は皆明るくフレンドリーなアフリカ人たちばかりで・・・仕事の効率とか考えると大変そうだけど、楽しく働くってことでいいんじゃね?と割り切って考えたら、毎日職場に行くのが楽しくなりそう、なんてことを感じちゃったりして。

 さてさて、あんまり、長居しちゃうと、お仕事の邪魔になっちゃうからと、適当なタイミングでお別れすることにしたオイラ。別れ際「ヨシさんは、協力隊とかやってみようとは思わないですか?」と本間さん。「ええ、実際にお仕事をしている姿を見せていただいて、協力隊に興味が今更ながら沸いてきましたよ。でも、青年海外協力隊は39才までなんですよね。もう年齢が・・・」と答えたところ「シニア海外ボランティアってのがありますから」

 うむむ、なるほど、シニア海外ボランティアか・・・

 











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