(English)
I stayed in Ouagadougou.
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今日は、ガーナビザの受取日。ガーナビザは、書類を受領したとしても、「やっぱり発行できない」なんてことがありうるからな。受け取るまで、安心できないので、朝からドキドキ。
午前11時、指定された時間にガーナ大使館に到着。ビザ窓口にいくと、前回、書類を提出した時、圧迫質問をしてきたおじさんが、またも窓口に立っていた。
「パスポートを受け取りに来たんですけど」
と引換証を渡すと、「ちょっと待ってな」と言って、おじさんは、大使館の本館の方へ出かけていった。うむむ?パスポートはこちらには届いていないってことなのか?ということは、やっぱり大使が、「こいつのビザは発行できない」と、止めてしまっているのだろうか?
と待っている間、いろんな疑心暗鬼が、頭の中を巡る。そんなこんなで、15分くらい待ったら、おじさんが戻ってきた。で、オイラの顔をみるなり、
「You can't go to Ghana」
と言ってきた。聞き間違いだと思って、
「Can I go to Ghana? CAN?」
と聞き返したのだが、
「No, you CAN'T go to Ghana」
と、おじさん。ふおお、やっぱりダメだったんすか・・・いやぁ、すっかりガーナに行く気になっていただけに、ショックがデカイ。と、おじさんが返してくれたパスポートを開いてみたら・・・
なんと、ガーナビザのシールがちゃんと貼ってあるじゃないですか!
ニヤリと笑うおじさん。
おじさん、笑えないよ、そのジョーク。
「オレは、キミの理由に納得していないんだけどね。まぁ、大使は許可しちゃったからしょうがない」というおじさんだったが、とりあえず、オイラはガーナビザがもらえた嬉しさから、おじさんと固い握手。
いやぁ、なんでしょ。ただ、ビザをもらっただけなのに、このこみ上げてくる高揚感。人の心をもてあそぶってのは、結構簡単ってことなんですなぁ。落として落として、最後にちょっと持ち上げてやれば、普通のことをしても、めっちゃ喜んでもらえるってことなんですから。
さて、これで、ワガドゥグでのビザ取り作業は終了。いよいよ、移動できることになりまして。とりあえず、ワガドゥグを明日出発することに。で、お別れの挨拶にと、本間さんのところに、顔を出しに行ったら・・・なんと、本間さん、任期を終え本日の夜の飛行機便で、日本に戻るとのこと。おお、それはお勤めご苦労様でした。ぜひ、今度は日本で会いましょう、と、ここでも固い握手。
と、本間さんと別れた後、バスチケットを探しに。え?バス?ええ、バスなんです、ハイ。もともと、今回の西アフリカ旅、ヨーロッパの夏待ちを兼ねて、改めて音楽旅をしようと思って、戻ってきたんで。あんまりちゃんとチャリで走ろうとは思っていないんです。涼しくなってきたとはいえ、まだ晴れれば、暑いし。
ということで、ガーナの次の目的地タマレまでは、バス移動。で、とりあえず、ガーナ・タマレ行きのバスを探すべく、ワガドゥグ市内に散らばっている各バス会社の停留所に行ってみたのですが・・・どこも、ガーナ行きは取り扱っていない。どうやら、大手のバス会社は、ガーナには行かないみたいなんですよ。なんでか分からないんですが・・・
しょうがないので、小さなバス会社が寄り集まっているという<Gare Routiere>というターミナルへ行ってみることに。で、ここで、「ガーナ行きのバスを探しているんですけど」と訊きまくったら<NTI>という会社のバスのチケット売り場に案内された。お~、ちゃんとガーナ行きのバスあるじゃん。明日の朝8時半にここを出発する便があるらしい。とりあえず、オイラの次の目的地、タマレという町にも停まるみたいだし、よかった。タマレまで、8000CFAでバスチケットを購入。
ようし、これで、ようやく長かったワガドゥグ滞在生活ともオサラバだ。いや、しかし、待っている間は早く出たいと思っていたのに、いざ出るとなると、なんだか妙な寂しさがこみ上げてきて、出発を止めようとする。う~ん、旅心は複雑だ。
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