Dr.Noguchi and Chocolate
ガーナといえば野口英世とチョコレート

2013.6.19 / Ghana(Accra) 本日 自転車6km走行 : Total 45180km走行
天気:大雨のち曇時々晴 ネット:1
朝飯→オムレツサンド 昼飯→ジョロフ飯 夕飯→ジョロフ飯+チキン / 宿→Data Hotel(シングル18セディ)

(English)
 I stayed in Accra.



 ガーナといえば、すぐに思い出すのが、ガーナチョコレートなんですが、実は日本人ならではのゆかりがある国でもある。そう、あの野口英世先生が、死ぬ間際まで黄熱病の研究に取り組んでいたのが、ここガーナなのです。

 と言うものの、チョコレートには興味シンシンなのだが、野口英世に関しては、小さい頃日本の偉人伝を読んで「スゴイ人だなぁ」という感想をもった程度の知識しかない。あ、あと、お金のデザインにもなっていたから、顔はよく存じ上げているくらい。

 そんなオイラが、ここアクラのコレブ病院という病院の一画に野口英世博士展示室なるものがあるという情報を聞いてまして。アクラでは特にこれと言って見るべき観光地もないし・・・せっかくなんで見に行くか、と消極的なノリで行ってみることに。

 コレブ病院の位置は、ロンプラの地図に掲載されていて、街の中心からちょっと離れてはいるものの、自転車で行けない距離ではなさそう。ということで、チャリで、コレブ病院へ。

 で、到着したコレブ病院。入り口で、「野口博士の場所はどこですか?」と訊ね、教えてもらった方向に走っていくと、看板を発見。その先にあった建物で、「野口博士の記念館を見たいのですが」とお願いしてみると、守衛のおじさんが、「そこの受付で5セディ払って。その後はオレが案内するから」と。

 で、5セディ払って、守衛のおじさんに連れて行ってもらった<Dr. Hideyo Noguchi's Museum>。普段は鍵がかかっている部屋のドアを開けてもらって中に入ると・・・

 プ~ンと、かび臭いような臭いが鼻についた。

 この臭いをかいだ途端、突然、それまでお札の人であった野口英世が、一気に近しい人のように感じられる感覚に襲われた。

 不思議な感覚だった。

 部屋の臭いがオイラを一気に野口英世の世界へといざなってくれたようだった。それまでは、<せっかく来たんだから見ておかないとなんだしな>程度の興味しかなかったのだが、それが、一気に<来てよかった、いや、ここはぜひとも来るべきだったのだ>と思ってきちゃったのだ。

 部屋は当時のクラスルームをそのまま残してある状態だった。オイラたちの感覚で言うと、小学生の時の理科の実験室のような雰囲気。そして、壁や奥の部屋には、野口英世先生に関する絵やら写真が飾られ、当時の様子を回想できるようになっている。

 ガーナに来て、この地で野口英世先生の足跡を感じるってことが、心を打つ。

 今でもそして、楽しみのためにアフリカを旅するのですら大変なのに、あの当時、ここで働いていたということが、どれだけ大変なことだったか・・・そして、自ら、自分がやっつけようとしていた、黄熱病にやられて、死に至る人生を送るとは・・・

 いやぁ、野口英世記念館、思っていた以上によかった。っていうか、全然期待しないで行ったから逆に心を動かされちゃったのかも。

 さて、コレブ病院を出るところにあった、売店に入ったところ・・・チョコレートとココアのパウダーを発見。せっかくガーナですから。チョコ太郎なオイラが、ガーナでチョコレートを食べないままでいられるわけがない。ということで、もちろん買って食ったガーナチョコ・・・いやぁ、やっぱり、アフリカのほかの国のチョコとは一味違いますな。日本だったら、このレベルのチョコは普通なんだけど、アフリカでこのレベルのチョコはなかなか食えない。




































最新日記に戻る