Ghana Music
ガーナ音楽

2013.6.21 / Ghana(Accra) 本日 自転車0km走行 : Total 45210km走行
天気:雨のち曇時々晴 ネット:1
朝飯→ジョロフ飯 昼飯→ジョロフ飯 夕飯→トウ / 宿→Data Hotel(シングル18セディ)

(English)
 I stayed in Accra.



 思っていた以上に楽しいガーナでの音楽旅。やっぱりこういうのは来てみないとわかんないな。ネットにいろいろ情報が載る時代にはなってきましたが、まだまだネットで調べるくらいじゃ見えてこない世界の面白さってやつはたくさんある。

 さて、アクラに来てからは、DVD-RAMドライブを買ったってのもあり、ガーナ音楽のCDを求めて街をブラブラ。アクラでは街角でDVDやらCDを並べて売っている人たちがたくさんいる。一枚5セディくらい(250円)。で、店のおじちゃんたちにお勧めCDを訊いていくつか購入したので、今日は買ったCDと絡めたガーナ音楽のまとめ日記。

 まず、ガーナには太鼓メインな伝統音楽ってものがありまして。もともとガーナには小さな王国がいくつもあって、それぞれの王国で、国王に捧げる音楽ってものがあったらしい。そして、王国ごとに、違った音楽スタイルを発展させていったようなので、細かく見ていくと、ガーナにはいくつもの伝統音楽スタイルがある。今回オイラは、タマレで一つのグループ、ココロビテで一つのグループの伝統音楽演奏を見ることができた。まぁ、太鼓メインの音楽が多いんで、一聴するぶんには、同じような音楽に聴こえるかもしれないが・・・使っている楽器が違ったし、リズムの作り方も、若干ではあったが違っている。ダンスは・・・オイラはあまりダンスの違いは分からないので、見た感じ、どちらのグループも同じような踊り方だった気がする。

 ちなみに、ガーナに来てから、ようやくキューバ音楽のカホリがしてきた。ここの人たちがキューバ音楽を作ったからなのか、それとも、キューバから逆輸入されたキューバ音楽が、ガーナ音楽に影響を与えたのか、どちらかなのかは分からないが、とにかく、興味深い。


<Kokrobite Dance Ensemble>
ステージを見た後CDを購入


<Wuldme>ベスト版
店のおじさんお勧めの伝統音楽グループ

 次に、ガーナのポピュラー音楽について。昔西アフリカではパームワイン音楽という音楽が流行っていたのだが、その音楽をガーナは独自に発展させ、<ハイライフ>という音楽スタイルを作り上げた。裏拍が強調されたバックビートが効いている陽気なダンスナンバーでガーナ人はこの音楽がかかると、必ず踊り始める。アクラの街でCDを試し聞かせさせてもらっている間も、通りがかったオバチャンが、流れているハイライフ音楽に合わせて踊り始めたりしてた。ちなみに、このハイライフ音楽、古くからある。昔のバンドの音源はそれはそれで味があっていいのだが、現代のバンドの音源の方が聞きやすい。

 ハイライフ音楽は、セネガルのンバラやマリのロキア・トラオレ的な衝撃的な出会いがなかったのが、ちと残念。イージーリスニングにはいい感じなんだけど・・・のめりこんで聴く音楽ではないかな、オイラにとっては。


<Ramblers Dance Band>ベスト版
店のおじちゃん一押しのオールデーズバンド


<Osibisa>ベスト版
世界的に知られているガーナバンドらしい


<Ofori Amponsah>ベスト版
現代ハイライフの人気アーティストらしい


<Live Band Hi-Life>
適当なライブ音源を収録したコンピレーション

 また、ハイライフに似た音楽ではあるのだが、地方ごとにオリジナル色のあるポピュラー音楽もあるとのこと。アクラ周辺に多く住んでいる<GA>族の人たちが好んで聴くという音楽CDも聞かせてもらった。これ、正直、オイラにはハイライフと同じに聞こえる。違いがよくわからない。


<Ga Collection>

 ハイライフは現在でも主流ではあるのだが、ハイライフにヒップホップをとりいれた<ヒップライフ>という音楽ジャンルも生み出されていて、こちらも、今のガーナ人に大人気らしい。というか、今のクラブシーンではヒップライフがメインみたい。


<Hitz Music 2013>
今年流行ったヒップライフ集

 また、ガーナではゴスペル音楽も一つの音楽ジャンルとして成立しており、日常的によく聴かれている。ネットカフェにいると、隣で大音量でゴスペル音楽をかけながら、歌っているお兄ちゃんと遭遇することがよくあった。ちなみに、このゴスペル音楽、聖歌隊がキレイに合唱しているものもあるのだが、バンド編成でビートの効いたものも多い。オイラ的には、後者の方が好み。映画<天使にラブソングを>のような音楽世界がここにはある。


<Live Band Gospel>
ゴスペルのライブ音源のコンピレーション

 そして、ココロビテでとにかく耳にしたのがレゲエ音楽。ガーナレゲエなるガーナ特有のレゲエもあるそうなのだが、オイラには違いがよく分からない。アフリカ人はホントレゲエ好き。そうそう、ゴスペル音楽にも、レゲエのビートを取り入れているものがあったりして、それはかなり興味深かった。ちなみに、レゲエは隣のコートジボアールが有名。Alpha Blondyという有名なレゲエアーティストを輩出している。


<Alpha Blondy>
セネガルで入手していたアルバム




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