Odorna Clinic
この旅初の病院診断

2013.6.23 / Ghana(Accra) 本日 自転車0km走行 : Total 45210km走行
天気:曇のち晴 ネット:1
朝飯→ジョロフ飯 昼飯→白飯セット 夕飯→白飯セット / 宿→Data Hotel(シングル18セディ)

(English)
 I stayed in Accra.



 昨日は、宿でおとなしく過ごし、ほぼ歩かないで足に負担をかけないように過ごしたオイラ。一日静養したら少しはよくなっているだろうと期待していたのだが、朝起きたら、昨日より更にひどくなっていた。腫れは昨日より大きくなっているし、昨日より痛い。

 う~む、これは楽観視してていい傷じゃないんじゃないの?かなりヤバイ傷じゃないの?

 と思いつつ・・・さてさて、本日日曜日。日曜日といえば、朝から、教会でミサが行われる日。ゴスペル音楽が有名なガーナに、日曜日に居るというのに、ミサを見ないってのは、無しでしょ、と思い、痛い足をひきずりつつ、教会巡りを始めたオイラ。足の痛みよりも音楽を・・・見たいものがそこにあるのならば、少々無茶でも行動しないと気がすまないのがオイラの性格の面倒なところ。

 よかったですよ、ガーナのミサ。でも、オイラ的には、ブルキナのカテドラルで見てきたゴスペル音楽の方が、心にグッときた。まぁ、あの時は、何度も聴くチャンスがあったし。チャンスが多かったぶん、いいライブの日ってのに出くわすことができたからだと思う。

 3つくらいミサをやっていた教会を巡った後、足の痛みが更に増してきた。もう、びっこをひきながらしか歩けないような状態になってしまいまして。これ以上のミサ巡りはもう無理、ということで、宿に戻ることに。で、足を引きずりながら戻ってきたオイラの姿を見て、宿の人たちが、

 「どうした?」

 と声をかけてきてくれたんですよ。ガーナ人はこれまでの国々の人たちとは違って、あまり積極的にこちらに絡んできてはくれない人たちだったんですが・・・何かあると、親切に接してくれる人たちなんですな、やっぱり。すごく心配してくれたので、実はちょっと前に転んで傷を作ってしまい、その傷が痛むようになってきちゃったんです、と、傷口を見せながら説明したところ・・・

 「病院に行ったほうがいい。この通りをまっすぐ行ったところの突き当たりにある病院は日曜日もやっているから、今日行って来い」

 とのこと。月曜日までは自然治療でとか思っていたオイラだったが、さすがに今日の痛さを考えると、もうそれどころではないということはわかってきまして。これは、自分で治す傷ではない、病院に行ったほうがいい、と。

 まぁ、海外保険も入っていることですし。病院に行くのを拒む理由なんて特にないんです。なんとなく、病院が嫌いなだけであって。ということで、今回は頑固になることなく、宿のおじさんたちのお勧めする病院へ行くことに。

 ちなみに、病院診療は、5年近くにもなる旅で初。いや、注射とかで病院を訪れたことは何度かあったんですけど、診療目的で病院に来るのは初めて。

 で、訪れた<Odorna Clinic>。病院っていうと、人がごった返していて、順番待ちに延々待たされるイメージだったのだが、日曜日だからか、人がほとんどいなかった。というか、一応あいていたのだが、受付の人もいなかった。しばらく受付で待っていたところ、一人の看護婦さんが通りかかったので、事情を話したところ「ドクターが午後にならないと来ないから、14時過ぎにもう一度来て」と。

 ということで、一旦宿に戻る。そして、午後、14時過ぎに再び<Odorna Clinic>へ。午後になっても相変わらず人がいないこの病院。診療受付費として30セディ(1500円)まず支払い、受付登録。その後、体温やら、脈拍やら、体重やらを測定させられた後、ドクターのいるコンサルティングルームなるところに通され、すぐに、足の診療が始まった。

 いやぁ、それにしても、英語の通じるガーナでよかった。英語だったら、ドクターとなんとかちゃんとコミュニケーションがはかれますから。フランス語だったら、果たしてどうなっていたことやら・・・一応、ジガンショールで、ピートゥー先生には、「何かあったときのために」ということで、お医者さんとのやり取りのフランス語会話例も、勉強しておいたのですが・・・使わないからすっかり忘れちゃってるもんな。

 さてさて、診療といっても、ドクターはオイラの傷口を目視しただけ。いつ怪我したのか?とか、痛みはどれほどだ?とかそういう質問はしてくれたけど、それだけ。「この紙に、必要な薬を書いておいたから、裏の薬局に行って、この処方どおりの薬を買って飲んどいて」と、言われ、本日の診察終了。

 うむむ?その程度の診察なのかい?オイラは、ひょっとしたら、「傷が化膿してますね。手遅れです、指、切りましょう」と言われるくらいの覚悟で来たのに・・・かなり拍子抜け。

 傷口からバイキンが入ってしまい、炎症を起こしているだけみたいだから・・・とりあえず、薬を飲んで様子を見ることらしい。次の火曜日にもう一度来て、その時の状況でまた判断しましょう、とのこと。

 で、病院裏の薬局へ行き、薬を購入。薬代は40セディ(2000円)。出してくれた薬は、アンチ・バイキン薬と痛み止めのカプセル飲み薬、二種類。いやぁ、しかし、足の先の傷を飲み薬で治すってのは、なんか変な感じだな。直感的には、塗り薬の方が効きそうなのだが・・・

 が、金曜日に薬局で買ってきた塗り薬を塗ってもまったく引くことがなかった痛みが、この薬を飲むことで、やわらいできた。うむむ、すげえな、抗生物質の効果って。痛みと戦っていたこの二日間はなんだったのか・・・ああ、金曜日の時点で早めに病院に行っておけばよかったよ。




















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