I can't say "This country is..." as one word
一くくりでは語れない国の多様性

2013.6.27 / Ghana(Accra~Ho) 本日 自転車6km走行 : Total 45216km走行
天気:曇時々晴 自転車折りたたみ:1
朝飯→ジョロフ飯 昼飯→バンク 夕飯→ぶっかけ飯 / 宿→OM Shinvaya(シングル20セディ)

(English)
 I left from Accra by bus.



 右足の親指の腫れは完全に引いた。で、腫れていた部分には、内出血のように血色の液体で満たされ、プニプニ状態になった。これは、針で穴をあけて、中の液体を出したほうがいいのかなぁと思ったりもしたのだが、変にやってしまい、またバイキンが入ってしまったら問題だ、と思い直し、結局ほおっておくことに。

 若干痛みはあるものの、もう大丈夫だろうと判断して、今日、移動してしまうことに。雨季で曇り空の天気が多く、さらに、海から涼しい風が吹いてくるため、暑すぎることなく、非常に快適に過ごせてたアクラ、居ようと思えば、いつまででも居られるのだが、そうそう甘えてもいられない。マジで夏の北欧に間に合わなくなっちゃう。

 ・・・っていっそのこと今期の北欧はあきらめて、西アフリカに沈没ってのもアリかな、なんて考えてみたりもしちゃったりして・・・なんてったって、ナイジェリアビザ、半年もらえているし。

 それでは、ホント、旅が終わらなくなっちゃう。いや、まぁ、終わらないなら終わらないでもいいじゃないか、なんて想いもしたりして、葛藤が頭の中をグルグル巡る。

 この葛藤が、長旅の旅心ってやつでして。

 葛藤の結果、とりあえず、次に移動することに。で、当初、アクラから先はチャリ走りをすることを考えていたのだが、足の状態を考えて、いきなり無理をするのはやめまして。次の目的地、<ホー>までは、バスで移動してしまうことに。

 ん?ここからは海岸沿いに移動していけば、トーゴのロメ、ベナンのコトヌー、そしてナイジェリアのラゴスと、素直に行けるのに、なぜ、内陸の<ホー>へと行くことにしたのか?と、この辺の地理に詳しい人なら、疑問に思われるところでしょうが・・・

 実は、トーゴ大好きフランス人のステファンから、トーゴのお勧めスポットとして<パリメ(Kpalime)>ってところを推されていたんですよ。その<パリメ>に行くには、ガーナから内陸に入って<ホー>を通過していくのが近道。ということで、まずは、ホーに移動。

 アクラのマルシェ近くにあるバスターミナルに行き、6セディのバスチケットを購入。で、荷物を載せようとしたところ・・・荷物代として10セディを要求された。「なんで人間より荷物代の方が高いねん」と文句を言ったら、「じゃぁ、あなたと同じ6セディでいいわ」と。

 さて、今回乗り込んだバスは、前回の快適なVVIPバスとは違って、ザッツ・アフリカなバスだった。シートはボロボロだし、冷房は効かないし、社内は人と荷物でギュウギュウ。ま、そんなに長い距離じゃないし、いいかと思っていたのだが・・・あとで、アクラからホーまでもVVIPバスの路線があったことが判明。うむむ、知っていればVVIPバスに乗ったのに・・・

 車体はボロだが、バスは順調に、ガーナの内陸部へと入っていく。それにつれ、車窓から見える風景はどんどん変わっていった。目に映るようになったのは、緑あふれる、亜熱帯のジャングルっぽい風景。ちょっと内陸に入るだけで、全然違う気候区になるようだ。当然人々の生活様式も変わるのだろう。よく、「あの国はこんな感じ」と一くくりにして語られることがあるのだが、実はそれは正しくその国のことを言い表していなかったりする。日本が沖縄と北海道ではまったく違うように、それぞれの国も、場所によって、雰囲気が全然ちがっていたりするものなのだ。

 で、到着したホーの町は、亜熱帯ジャングルの雰囲気漂う、なかなかいい感じの町だった。ちなみに、この辺はVolta Regionと呼ばれる地域で、サム師匠によると、ガーナコシュカシュの実はこの辺で取るらしい。ということで、コシュカシュの木を探してみたのだが、残念ながら、知識不足のオイラにはどれがコシュカシュの木なのか全然わからず・・・

 さてさて、そんなホーの町、安宿を見つけるのに一苦労。町外れまでチャリを走らせ、ようやくチェックインすることが出来た。さて、とりあえず腹が減っているので飯・・・と思ったのだが、ここは町外れで周囲には何もない。しょうがない歩いて町へいくか、と、歩くとなると、まだまだ痛む足をひきずりながら、飯を食いに、町中へ。この町では特にすることはなかったのだが・・・ぶらぶらと食べ歩きしたり、CD屋を見つけて、ガーナ音楽CDをまた入手したりして過ごしていたら、あっという間に日が暮れてしまった。

 あ~、もうこれで、ガーナは終わりかぁ・・・明日はいよいよガーナを出国してトーゴ。う~ん、ガーナは思っていた以上に素敵な国だったな。やっぱり、もうちょっとこの国に居てもいいかも、という想いを抱きながら、ピカチュウの描かれたシーツのベッドに横たわり、ウトウトと眠りに落ちていくガーナ最後の夜であった。


























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