Tunnel
トンネル、怖い

2013.7.31 / Norway(Sand付近~Hildal) 本日 自転車89km走行 : Total 46448km走行
天気:雨時々曇時々晴
朝飯→パン 昼飯→パン 夕飯→自炊ご飯 / 宿→Hildal Camping(テント50ノルウェークローナ)

(English)
 I run on Norway road.



 さて、今日も朝から小雨が降る中、走り始める。

 ノルウェー、走っていると、よくトンネルがあるんですよ。自転車でトンネルを抜けるのって、実はあんまり心地よいものではない。電灯はついているものの、暗くて何も見えない中を走らなきゃいけないってのは、楽しくないし、走ってくる車の走行音が、トンネル内部で反響して、前から来ているのか後ろから来ているのかよく分からなくなるし、なにより、狭くて暗いから追突される危険性を秘めている。

 そんなトンネルなんですが、これまでの国ではそうそうトンネルなんて出てこなかったし、夜走るという習慣も無かったオイラのチャリには、ライトというものがついてなくて。一応、夜作業ように、ヘッドライトをもっているんで、トンネルに入る時には、そのヘッドライトを頭につけていたんですけど、光は弱いし、そもそも、リアライトはまったくないワケだから、後ろからだとオイラの姿は、あまり見えないような状態だったわけで。

 それでも、短いトンネルなら、まぁ、なんとかなっていたワケですよ。が、本日の午後、目の前に現れたのは、長さが5km弱あるという、超長いトンネルで。しかし、先に進むには、ここを通るしかない、と思ったオイラは、ヘッドライト一つでつっこむことに。

 が、さすがに、5kmのトンネルは長かった。いつまでたっても出口が見えない。そして、結構交通量があるトンネルだったので、多くの車がクラクションを鳴らしながら、オイラの横をすりぬけていく。

 ひええ~、怖えぇ~、早く出たい・・・

 と思いながら、とにかく、いつもよりいそぎ漕ぎで、前に進む。

 と、そこに、後ろから、でっかいクラクションを鳴らす車が。「分かってますよ、邪魔なのは・・・」と思いながら振り向くと、なんとパトカーだった。「とりあえず、コレ着て走って。出口で待っているから」と、渡されたのが、よく工事現場で目立つように着られている蛍光色のベスト。そういえば、オイラこれ、南米を走っていた時にもらったやつがあったんですけど・・・ま、とにかく、もらったやつを着て走ることに。いやぁ、しかし、やっぱりココ、自転車通行禁止だったのかな・・・そんな中を走ったってことで、罰金なのかな・・・う~ん、ノルウェー罰金高そうだな・・・なんてことを考えながら、やっとのことでトンネルを抜けた。

 で、トンネル抜けたところで、待っていたポリスの二人から、「ほぼ無灯火で走っている危険なサイクリストが居るっていう通報を受けてね。注意にしにきたんだよ」と言われた。ええ、たしかに、ヘッドライトは、電池が消耗していて、光が強くないし、リアライトもつけていない。「ヘッドライトと、リアライト、そして、この蛍光色のベストを着ないと、ここから先、トンネルを自転車で走るのは許可できないよ。ライトはこの先のガソリンスタンドとかで売っているから、この先も走るのなら、買ってからにしてね」と厳重注意。しかし、どうやら、注意だけですんだようだ。トンネルは進入禁止だったワケではないらしい。罰金もなさそうだ。「いやぁ、でもこのトンネルは怖かったですよ」と言ったら「だったら、無理してこの中を通らなくてもよかったのに。サイドロードがあるだぞ、ここ。しかも、サイドロードは景色抜群」

 ・・・でも、今大雨降っているから、サイドロードを走っても何も景色は見えないんですけど・・・

 とにかく、まぁ、ライトがないと、トンネルは怖いのは確か。これは、買っておいたほうがいいな、と次に見えたガソリンスタンドで、ライトを見てみたところ・・・めっちゃ高い。日本円で4000円くらいする。これは買えないよ~、ということで、買うのを躊躇。次に寄ったところで、安いのがあったら買うことにしようと決め、走り始めたのだが・・・どこへ寄っても安くない。結局、本日、ニューライトは買わずじまい・・・

 

























































最新日記に戻る