I have to go
興味を持ったら行かずにいられない性格のめんどくささ

2013.8.6 / Norway(Briksdalsbreen~Lunde付近) 本日 自転車66km走行 : Total 46905km走行
天気:曇のち雨
朝飯→パン 昼飯→パン 夕飯→自炊ご飯 / 宿→Holmevik Camping(テント泊100ノルウェークローネ)

(English)
 I run on Norway road.



 朝起きて、トンネルの入り口から外を覗いてみたら・・・相変わらずの曇天だった。せっかく、ヨーロッパ最大の氷河との対面なのに・・・まぁ、しょうがない。やっぱりノルウェーに天気のことで期待するのは間違い。曇か雨がディフォルトなのだ。晴れたら、それこそラッキーくらいの心構えでいないと、やってられない。

 まぁ、雨が止んだだけでも、儲けもんだ、ということで、氷河に向かって走り出す。で、目の前に見えていた氷河の付近まで行ってみたところ・・・目の前に見えていた氷河は、結構な山の上にあった。もっと近くまで行ってみたいケド、これは上っていくの大変そうだなぁ、と思っていたら、この目の前に見えた氷河とは別に、歩いていける氷河があるとのこと。山のふもとのところから40分くらいトレッキングしたら、氷河が目の前に見えるところに辿り着くらしい。

 氷河を見たくて、ここまで走ってきて、まぁ、一応見上げる形ではあるが、それなりに間近で氷河を見ることができたので、満足といえば満足なのだが・・・40分歩くだけで目の前に氷河が見れるところに辿り着くって聞いたら、やっぱり、行きたくなっちゃうじゃないですか。せっかくココまで来たのに、40分歩くのを惜しむってのもバカらしいし。

 ということで、山のふもとにあったお土産屋の横に荷物を装着したままのファニーバニーを置かせてもらい、水とカメラだけもって、氷河までトレッキング開始。

 昨日Oldenの町に来るまでは、ノルウェーでは氷河は見なくてもいいやなんて思っていたのに、トレッキングまですることになるとは・・・なんだかんだ言って、結局、最後まで行っちゃうんですよねぇ、こういうの。とりあえず、ちょっと行ってみるか、また気が変わったら戻ればいいや、なんて思いで行っても、行き始めちゃったら、途中で気が変わるなんてことはなく、最後まで行ってみないと気がすまない。我ながらメンドクサイ性格だと思う。長所でもあり、短所でもある。思い始めたら、途中でやめずに、最後までやり遂げる、といえば長所のようだが、思い始めたら、途中でやめられない、といえば短所にもなりうるのだ。猪突猛進、イノシシ年の宿命か。

 さて、トレッキングでは途中で水しぶきをもうもうと撒き散らしている滝などがあり、ずぶぬれに。ま、この後、雨が降り始めちゃったので、この際、滝でぬれてしまったことなど、どうでもよくなるのだが。

 このトレッキング道の途中には、<以前はここまで氷河がありました>という看板が一定間隔で立てられていた。なるほど・・・これを見ると、確実に氷河は後退していっている。地球温暖化の影響を実感できるな。

 そんな氷河に近づくにつれて、雨が強くなり、天気はどんどん悪くなっていった。せっかく目の前に氷河ってなところに辿り着いたのに、降りしきる雨が写真を撮るのを邪魔するし、全然テンションがあがらない・・・

 と、歩きながらは思っていたのだが、氷河が目の前にドーンと現れた時には、一気にテンションがあがっちゃった。まぁ、でも、やっぱり氷河ってのは目の前にすると、なんか感動するもんなんですよ。なんなんでしょうねぇ、この感動を誘う氷河の魅力って。奇岩マニアのマニア心をくすぐるのか、それとも、日本ではなかなか見ることができないものだから、珍しさに惹かれちゃうのかなぁ(調べてみたら、一応日本にも氷河と言われるものはあるんですな)。

 さて、氷河鑑賞を終え、土産屋まで戻り、ずぶぬれのファニーバニーにまたがって走り再開。チャリをこいで、Oldenの町に戻る。そこから、メインロードを走り始めたのだが・・・この時刻がほぼ昨日、内陸道を走り始めた時刻と一緒だった。結局、氷河寄り道に、まる1日を費やしたことになる。ま、いいさ。こういう寄り道を思いつき、その場の気分でできるってのが、チャリ旅の醍醐味なんすよ。

 さてさて、ここから先は、あちこちで<トロール>と呼ばれる、ノルウェーの伝承に登場する妖精をかたどった人形を見かけるようになった。正直言ってかわいいとは言いがたい<トロール>。妖精というより、どちらかというと悪霊に近いのかな。モノがなくなったりすると、「トロールのいたずらだ」と言ったりするらしい。

 一旦止んだ雨だったのに、トロール人形と戯れていたら、また降り始めた。ホント雨はめげる。今日は大して走ってもいないのだが、雨を避けるために、道端にあったキャンプ場に早々とチェックイン。といっても、雨の中テントを張ることになるから、実際には雨を避け切れてはないんだけど。

 それにしても、日が長いこの時期のノルウェーは、一日中走り続けて、距離をかせぎ、あっという間に抜けるぞ、って、当初は思っていたんだけど、実際に走り始めたら、ぜんぜんそんなことはできないや。朝はのんびりしちゃって出発遅いし、夕刻になったら雨だとか、疲れたから、と理由づけて、まだ明るいうちにさっさとキャンプ場にチェックインして走り終了。ノルウェーでは、むしろ、普段より走ってないかも・・・




































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