Fantastic Gamle Strynefjellsvegen!
今日のサンシャイン演出は完璧でした

2013.8.7 / Norway(Lunde付近~Geiranger手前) 本日 自転車76km走行 : Total 46981km走行
天気:曇のち快晴! 自転車折りたたみ:1
朝飯→自炊ご飯 昼飯→自炊弁当 夕飯→パン / 宿→野宿

(English)
 I run on Norway road



 朝になり、雨は止んだものの、相変わらず曇天。まぁ、ホント、こればっかりはしょうがない。

 さて、今日はいきなり上り坂。そして、坂の途中から長いトンネルとなる。が、ここの道には、トンネル道は嫌いはオイラ向けに、旧ストリネ山道というサイドルートがある。

 この旧ストリネ山道は、トンネルが出来る前まではメインロードとして使われていたらしい未舗装道。険しい山の中を切り開いて作った道で、道からの眺めが絶景続きらしい。トンネルが出来てからも、あまりにも、景色がいい道だというので、国定景勝道路になっていて、そのまま残されている。そして、トンネル嫌いなチャリダーはもちろん、この絶景道の景色をみたさに、近道のトンネルを通らず、わざわざ車で突入するドライバーも多いという。

 そんな道なので、楽しみにしていた、旧ストリネ山道走りだったのに、天気がビミョウなので、ガッカリ・・・

 が、今日は、オイラの強烈な想い(晴れパワー)が通じたのか、途中から雲がはれてきたんですよ。そして、青空と太陽が現れることで、景色がキラキラしてきまして。晴れれば世界一のノルウェー道、まさに、旧ストリネ山道は、絶景道に。

 いやぁ、ホント、素晴らしい道でした。今日のサンシャイン演出は完璧。途中一回、空が一面雲で覆われたりしたんだけど、頂上に上りきったところで、またその雲が晴れ、クリームブルーという不思議な色の氷河湖を見ながら走ることができまして。

 いやぁ、ホント、素晴らしい道でした。大事なことなので、もう一度言っておこう。

 いやぁ、ホント、素晴らしい道でした。

 この道の素晴らしさは、言葉にならないや。写真なら、この時の感動の1/10くらいは伝わるかも。ということで、とにかく写真で堪能してくだされ。

 さてさて、この道を走っていたら、なにやらデカイ業務用カメラを使って撮影をしている団体に遭遇。映画か何かのロケかな、そりゃね、こんな素晴らしい場所は、映画で使いたくもなりますわな、なんて思いながら、チャリ走りを停め、しばらく撮影風景を見ていたところ・・・

「アナタ、ニホンジンデスカ?」

 とカタコトの日本語で誰かに声をかけられた。振り返ってみると、そこには、アジア人顔の男性が。「ええ、そうです。あなたは?」と聞き返すと、「ワタシハ、ネパールね」と、またもや日本語でで返してくれた。このネパール人のクマールさん、どうやら撮影隊の補助として、働いているらしい。そんなクマールさんから、「撮影隊の人はもう食べないから」と、バナナやリンゴをいただいちゃいまして。さらに、「コレも持っていって」と言って渡されたのが、2Lのリンゴジュースパック。さすがに、2Lは重かったのだが・・・ま、2Lなんてあっという間に飲んでしまって、すぐなくなっちゃうだろうし。甘いものはホント、疲労回復に効くので、ありがたくいただくことに。

 実はノルウェー、走っていると、アジア系の人や黒人もたくさん見かける。移民が多いらしいのだ。確かにココで働くと、物価が高い分、破格の所得を得られるのだろう。黒人は環境が違いすぎるから生活は大変かもしれないけど、ネパールの人なんかは、環境が似ているだろうから、暮らしやすいのかも。

 と、そんな素敵な出会いもあり、心地よすぎる旧ストリネ山道。ココでもまた、心地よすぎるこの場所で、このままテントを張って、野宿してしまいたい願望にかられてしまったのだが・・・ここは明日を期待できないノルウェー。きっと明日になったら、一面雲が張ってしまい、微妙な風景に変わってしまうことだろう、と次第にノルウェーのことが分かってきたオイラの経験心が忠告する。それならば、ここは、気持ちよいまま通り抜け、「旧ストリネ山道は最高だったぜ」と、オイラの記憶の中で美化してしまったほうがいい、と思いまして。ということで、名残惜しいながら、旧ストリネ山道を走り抜けることに。

 パタゴニアのアウストラル街道を走りきった後と同様の爽快感と名残惜しさを伴って、走り終えた旧ストリネ山道。道が終わったところからは、もともと走っていた15号線に再び合流。そして、次に向かうはガイランゲル。ガイランゲル・・・ノルウェーに行ったら、ここは外せないと言われている絶景ポイントだ。

 と、ガイランゲルに向かって走っていたら・・・途中に、<Europe's highest fjordview from road>と書かれた看板を発見。どうやら、舗装道路で続く展望台としては一番高い場所にある展望台がココにあるらしい。

 わき道なので、行くとなると回り道になるのだが、せっかくだから、見に行こうか、と思ったのだが、ここからさらに1000mくらい上らねばならないみたい。距離的には5kmくらいなのだが・・・オイラの走りだと、たぶん1時間くらいかかってしまう。ちなみに、ただ今もう、20時半。日の入りが21時半くらいなので、あと1時間もすれば、日没となってしまう。上ったとしても、見えるのは日没後の風景となってしまうじゃん。うむむ、それだと、せっかく苦労して上るってのに、もったいない。

 じゃぁ、明日、上ってみることにするか、ということで、今日は展望台に続くわき道の近くで野宿することに。しかし、テントを張っていたら、猛烈な勢いで山に霧のようなものがかかり始めまして・・・

 ・・・ノルウェーでの格言<ノルウェーでは明日を期待しちゃいけない>って言葉が、オイラの頭の中でサイレンのように響きまくっているんですケド・・・

 う~む、果たして、明日の天気は?展望台からの眺めはいかに?














































































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